脚・足のむくみを取りたい!鍼灸師に聞く、脚のむくみの原因やセルフケア、プロによる施術法とは?

脚・足のむくみを取りたい!鍼灸師に聞く、脚のむくみの原因やセルフケア、プロによる施術法とは?

夕方になると脚がパンパンになる、なんだか重だるい・・・。そんな脚のむくみに悩んでいる人必見! 脚のむくみの原因や予防方法、セルフケア、プロによる効果的な施術方法などを「アロマはりきゅう YUTORICH」の鍼灸師・本間文恵さんに聞きました。自分でできる足裏ツボ押しやプロの手によるリフレクソロジー、鍼灸など、今すぐ取り入れたいケア方法とは? 脚のむくみをすっきりさせて、軽やかな毎日に。

更新日:2021/06/03

【Pickup】ゴッドハンドガイド

一生通い続けたいくなる足のむくみ解消の“神の手”に会いに行こう

パンパンにはったふくらはぎに、いつもはいている靴が窮屈になるなど、不快に感じつつも放置してしまいがちな脚のむくみ。頑固な悩みの解消は、プロに身を委ねてみて。原因はさまざまだが、今回は足の老廃物はもちろん、内臓や心の疲れまでとってくれる3人のゴットハンドをご紹介。老廃物を脱ぎ捨てて、すっきり軽い体を手に入れよう。

脚・足のむくみについて

脚・足のむくみとは?

脚を指で押して離したときに、押したところが凹んだままになるなら、脚がむくんでいる状態。夕方になると靴がきつくなったり、脚が重だるくなったりという症状に覚えがある人は、脚のむくみがあると言える。

脚の中でも特にむくみやすい部位は、足裏・足首・ふくらはぎだけれど、右足だけなど一部分にむくみを感じる場合は病気の可能性があるので、病院を受診することがおすすめ。

脚・足がむくむ原因

むくみとはリンパ液が滞っている状態のこと。脚の筋肉を動かしていないとそのリンパ液が滞り、脚がむくむ原因に。というのも、筋肉は動くことでポンプ役となり、リンパ液の流れを作っているもの。しかし、デスクワークでじっとしたままだとポンプの働きをしないためリンパ液が滞り、だんだんと脚がむくんでしまう。さらに、脚が冷えると血液も巡りにくくなるので、いっそうむくみやすくなっていく。また、生理前にむくみやすくなるのは女性ならでは。女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンの分泌が多くなり、体の余計な水分をため込みやすくなるため、むくみに繋がる。

脚・足のむくみのセルフケア

ヨガのポーズでセルフケアをする

脚のむくみが気になるときは、ヨガの「三日月のポーズ」で股関節を緩めてあげよう。「三日月のポーズ」はまず、四つん這いになってから片足を大きく前に出す。そして、もう片方の足を後ろへ伸ばし膝を床へつける。そして上体を起こし、両手を天に向かって伸ばす。このポーズを取ることで、リンパ液の流れや血液循環がよくなり、むくみに効果が期待できる。

【動画】足のむくみ解消!ツボ押し&マッサージ

座ってできる簡単ツボ押し&マッサージ。立ち仕事の人はもちろん、座割りっぱなしで足がだるい人や、冷えによるむくみにもおすすめ。

監修:Forest Fol セラピスト 柴田智枝子さん

【動画】むくみ対策 骨盤エクササイズ

骨盤をゆっくり動かすエクササイズ。バタバタ動かす・グルグル回す・ゆっくり曲げるの簡単エクササイズなので、体がかたい人やエクササイズ初心者でもOK。

監修:Forest Fol セラピスト 柴田智枝子さん

【動画】伸ばす・ほぐす!足首・ふくらはぎストレッチ

伸ばすだけ、ほぐすだけの簡単ストレッチ。仕事中や家事の合間、おうちでのリラックスタイムにぜひ取り入れて。

監修:Forest Fol セラピスト 柴田智枝子さん

本気で対策するなら!プロの力で脚・足のむくみのケア・治療法

着衣マッサージを受ける

整体やもみほぐしなどプロによる着衣マッサージも、脚のむくみのケアに効果的。鍼灸院での着衣マッサージでは、膝の後ろにあるツボ「委中(いちゅう)」や、脚の付け根にあるツボ「衝門(しょうもん)」を刺激することも。この2つのツボを押すことで、リンパ液が流れやすくなる。着衣マッサージは鍼灸院やマッサージ店で受けられるため、自分に合ったお店を見つけてメンテナンスをしよう。

オイルトリートメントを受ける

脚のむくみには、鍼灸院やマッサージ店などで受けられるプロによるオイルトリートメントもおすすめ。リンパ液がスムーズに流れていくよう、通り道となるリンパ節に働きかける。脚のリンパ節は、鼠蹊部や膝の裏、足のくるぶしなど、関節の近くにあるので、ツボや筋肉へアプローチをしながら、リンパ液が流れやすくなる環境を作っていく。

アロマトリートメントでは、使用する精油の種類はさまざまだけれど、なかでも体の中の余分な水分を排出してくれる作用があるジュニパーベリーをブレンドしたものが効果的。

セルフ足ツボ押し&リフレクソロジーを受ける

脚のむくみには、足裏にある「湧泉(ゆうせん)」というツボを押すのが効果的。足でグーを作ったとき、足裏でいちばん凹んでいるところなので見つけやすい。気になったときに自分で押せば、水分排泄をしやすくなり、足も軽やかに感じられるはず。

また、鍼灸院やマッサージ店で受けられるリフレクソロジーの場合は、腎臓・尿管・膀胱の反射区を刺激する。尿によって体の余分な水分の排出を促し、脚のむくみをすっきりさせていく。

鍼灸を受ける

日本で古くから伝えられてきた東洋医学に基づく鍼灸を使った施術。エネルギーのルートとも言われる経絡の流れに沿って点在するツボに鍼やお灸を施術するのが特徴的。

脚のむくみで悩むほとんどの人が冷えを伴っているので、まずは冷えの有無をチェックする。その後、お灸でツボを温めながら施術すると、施術後には重だるさが気にならなくなり、翌朝には脚のむくみがすっきり。また、脚のむくみは、水分排泄がうまくできていない状態なので、1日の水分量や尿の状態をヒアリングしながら施術を進めていくことが多い。

脚・足のむくみの予防

“歩く”を習慣にする

脚のむくみ予防には、歩くことがおすすめ。筋肉がしっかりと動くことでポンプ役となり、リンパ液が流れやすくなるので、むくみの原因であるリンパ液の滞りの解消をめざせる。特に、デスクワークが多い人は1日10分歩くことから始めよう。

脚・足のむくみにまつわるQ&A

脚・足のむくみはセルフケアで治せますか?

セルフケアをする場合は、足裏にある「湧泉(ゆうせん)」というツボを押すのが効果的です。足でグーを作ったとき、足裏でいちばん凹んでいるところなので見つけやすいですよ。気になったときに押せば、水分排泄をしやすくなり、足も軽やかに感じられるでしょう。

生理前に脚・足がむくみやすいのはなぜですか?

生理前になると、女性ホルモンのひとつである黄体ホルモンの分泌が多くなります。この黄体ホルモンは、身体の余計な水分をため込みやすくなるため、足がむくみやすくなるのです。

お話をお伺いしたのは、鍼灸師・本間文恵さん

東洋医学に基づいた鍼灸とアロマを融合させた施術が受けられる「アロマはりきゅう YUTORICH」の鍼灸師・本間文恵さん。気持ちがよくて結果を出す施術を得意とし、がんばる女性の心と体をサポートする。

WRITING/NOZOMI SUZUKI

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※記事は2021年6月3日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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