ニキビやニキビ跡治療ができるおすすめ美容クリニック7選。治療方法やクリニックの選び方も解説
美肌の大敵ともいえるのがニキビ。繰り返しできる大人ニキビに悩んでいる人や、昔できた凸凹のあるニキビ跡が気になっているという人も多いのでは? そこで今回は、「やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院」の宇井千穂先生に教えてもらったニキビについての基礎知識や治療方法について解説。編集部おすすめの美容皮膚科もご紹介するので、コンプレックスのないキレイな素肌をめざそう。
更新日:2024/06/25
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お話を聞いたのは・・・
やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 宇井千穂先生
<プロフィール>
1969年生まれ。1990年準ミス日本受賞。全日空客室乗務員を経て、北里大学医学部を卒業し、現在、皮膚科医、美容皮膚科医として、秋葉原駅近くにある「やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院」の院長を勤めている。 シミ治療をはじめとしたアンチエイジングを得意とする医療を提供。皮膚科医としては、本(薬に頼らずアトピーを治す方法)を出版するなど、アトピー性皮膚炎やニキビなどを中心とした皮膚疾患を診察している。娘を先天性異常である18トリソミーで亡くしていることから、ダウン症などの患者さんを取り巻く環境も考え、偏見をもたれやすい疾患に対しての活動も行う。web雑誌での連載やサプリメント、化粧品の監修など、多方面で活躍中。
<クリニック>
やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院
<著書>
「薬に頼らずアトピーを治す方法」(アチーブメント出版)2021/4/1
「18トリソミー はるの」(かもがわ出版)2014/9/23
<SNS>
Instagram:@yasashiibiyouhifuka
Twitter:@yasasii58255899
1.そもそもニキビやニキビ跡とはなに?なぜできるの?
ニキビは毛穴が詰まり炎症を起こした状態のこと。ニキビの炎症がひどくなり跡を残してしまうのがニキビ跡。
【ニキビとは】
そもそもニキビとは毛穴の病気のひとつで、毛穴が詰まり炎症を起こしている状態のこと。おでこや頬、口の周り、下あごなどにできることが多く、主に皮脂の分泌量が多い思春期から青年期にかけてよくみられる。
初期のニキビ(白ニキビ・黒ニキビ)は、毛穴に詰まった皮脂や老廃物が毛穴の内側から盛り上がって発生する。皮脂のたまった部分にアクネ菌が増殖すると炎症を起こし、炎症性ニキビ(赤ニキビ)へと進行。さらに炎症がひどくなると膿んでふくれあがり、痛みや熱を持つこともある。
【ニキビ跡とは】
一方、ニキビ跡は、重症化して炎症がひどくなったニキビが跡を残してしまう状態のこと。ひと言でニキビ跡といっても症状はさまざまで、赤みや色素沈着のようなもの、毛穴の周辺に瘢痕(はんこん)があって毛穴が開いたような状態のもの、毛穴の周辺まで広がったクレーター状のものなどがある。ニキビ跡の治療は時間が経つほど治りにくくなるので、ニキビができた段階で適切な処置をすることが大切。
2.ニキビやニキビ跡治療の種類と効果
ニキビやニキビ跡の治療にはどんなものがあるの? 代表的な治療方法をご紹介するので参考にして。
内服薬治療(栄養剤)
ビタミンCやビタミンB群など、一人ひとりの肌の状態に合わせてターンオーバー活性化させるための栄養剤を処方。クリニックによっては「ニキビセット」など栄養剤のメニューを用意していることも。
ピーリング
肌に薬剤を塗り、古い角質を除去してターンオーバーを活性化させる治療のこと。角質をはがすときに、毛穴に詰まった皮脂汚れを取り除くもので、毛穴の開きや黒ずみが気になる場合や、ニキビやニキビ跡が治らない場合などに行われる。肌荒れや肌の色ムラやくすみ、色素沈着の改善にも効果が期待できる。
レーザー・光治療
色素沈着型のニキビ跡治療に効果があるとされている治療で、レーザーで皮膚に微細な穴を開けることで肌の再生を促進する。短期間での改善効果が期待できるほか、ダウンタイムが短いというメリットもある。
光治療は、特殊な光を当てて、ニキビ跡の原因となるヘモグロビンやメラニン色素に直接アプローチする方法で、火傷のリスクが少なく安心して受けられるのがメリット。ニキビ跡だけでなく、シミやそばかすも一緒に治療して美肌を目指したい人におすすめ。
ダーマペン
クレーター型のニキビ跡治療によく用いられる施術。髪の毛よりさらに細い超極細針を使用したペン型の美容機器「ダーマペン」で肌表面に一時的に小さな穴をつくり、肌の自然治癒力を向上させる。コラーゲンが増え、新陳代謝が促進されることで、色素沈着によるニキビ跡の改善が期待できる。ただし、市販の類似品はかえって肌を傷めたり、色素沈着の原因になることもあるため、ダーマペンの治療を受ける際は美容皮膚科を受診しよう。
3.ニキビやニキビ跡治療では、皮膚科と美容皮膚科どちらへ行けばいい?
皮膚科と美容皮膚科の違いとは?
皮膚科が治癒を目的としているのに対して、美容皮膚科は症状の改善だけでなく美しくなることを目的にしているのが最も大きな違い。
皮膚科では皮膚疾患の治療を行うため健康保険が適用され、保険の範囲内での施術が行われる。一方、肌を美しくすることが目的の美容皮膚科では保険は適用されず、基本的には自由診療となるため、費用次第で希望する治療を受けることが可能。肌悩みに対してさまざまなアプローチを行い、美容の観点から美肌やアンチエイジングをめざせる。
ニキビやニキビ跡治療にはどちらがよい?
一概にどちらが優れているかとはいえず、自分の肌の状態や求める効果などによって選ぶのがベスト。判断基準としては「治療が目的であれば一般の皮膚科、美容が目的であれば美容皮膚科」が目安に。例えば、炎症がひどいニキビを治すだけであれば皮膚科の保険診療で十分な治療を受けられるケースも。ニキビができないように予防したり、できてしまったニキビ跡をきれいにしたい場合には美容皮膚科へ。
繰り返しできるニキビに悩んでいる人は、皮膚科と美容皮膚科を併設しているクリニックを受診して肌の状態について相談してみて。
4.自分に合った美容皮膚科の選び方
相談しやすく、カウンセリングが丁寧なクリニック
行きたい美容皮膚科が決まったら、まずはカウンセリングの予約を。カウンセリングでは、自分の肌の状態に合わせ、具体的な治療内容や価格、治療回数などの提案が行われる。このとき、気になることがあれば納得できるまで確認をしよう。医師がしっかり話を聞いてくれているか、自分に合った治療法を考えてくれているかをチェックしてみて。不安や疑問に対して丁寧に答えてくれるクリニックなら、通い始めてから後悔することも少ないはず。
料金体系もチェックして、予算を考えて選ぼう
治療が終わるまでには数カ月単位で継続して通院することが多いため、ある程度予算を立てておく必要がある。基本の施術代以外に、様々なオプション料金がかかることもあるので、契約する際には、費用や料金体系が明確でしっかりと説明してくれるクリニックを選ぼう。カウンセリング時に自分の予算を伝え、その中でできるベストなプランを提案してほしいと伝えることで、トラブルにならず、無理なく続けられるはず。
アフターケアがあると安心
ニキビやニキビ跡治療は、肌への負担がかかるもの。クリニックを選ぶ際には、治療後のアフターケアがあるかや、万が一トラブルが起きた場合に対応をしてくれるかどうかも確認しよう。
通いやすさも重要なポイント
治療は複数回に及ぶので、自宅や職場の近く、通勤経路にあるクリニックなど、通いやすいクリニックを選ぼう。人気があるクリニックは予約が取りにくい場合もあるのであわせて確認しておこう。忙しい人には、電話やメールだけでなく、専用アプリなどで予約や予約の変更ができるクリニックが便利。
5.読者が選んだニキビやニキビ跡治療のクリニック7選
ニキビやニキビ跡治療経験者88人のアンケート調査からわかった、人気のニキビやニキビ跡治療クリニック7選をご紹介。以下の5項目から評価が高かったクリニックをピックアップしたので、料金プランなども参考に自分にあったニキビやニキビ跡治療クリニックを見つけよう。
・料金の満足度
・施術の満足度
・接客の満足度
・雰囲気の満足度
・予約の取りやすさ
OZmall調べ:2022/6/7~2022/6/28、回答数884人
湘南美容外科クリニック
ニキビの原因や肌の状態に合わせて治療を行い、美肌作りをサポート
毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌、アクネ菌の増加など、ニキビができる原因に合わせて適切な治療を実施。肌の状態によってニキビの予防や治療、跡のケアを行い、美肌作りをサポートする。
アクネライト治療では最新機種を導入しており、ニキビの原因であるアクネ菌にアプローチ。ニキビ跡や毛穴の開きといった肌トラブルを改善し、なめらかな肌に導くダーマペン4も取り扱っている。
東京を中心に全国展開しているため、通いやすいのもメリット。繰り返すニキビを治したい人や、さまざまな種類のニキビで悩んでいる人は、ぜひチェックしてみて。
予約方法 | WEB、電話 |
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クリニック数 | 94院 |
来院頻度 | ‐ |
無料カウンセリング | - |
オンライン診療 | - |
クリニックフォア
保険診療と自由診療を組み合わせられる。オンライン診療にも対応
「クリニックフォア」の特徴は、漢方やビタミン剤、ケナコルト局注などの保険診療と、ケミカルピーリング、ダーマペン、水光注射といった自由診療を組み合わせられること。
ニキビの症状や部位、ライフスタイルに合わせて提案を行っており、クリニックでの施術だけでなく、トレチノインやハイドロキノンなどのホームケアによる治療も行っている。
平日はもちろん、土日も診療を行っているため通いやすいのも強み。東京都内を中心にクリニックを展開しており、対面診療のほかオンライン診療にも対応している。
予約方法 | WEB |
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クリニック数 | 9院 |
来院頻度 | ‐ |
無料カウンセリング | - |
オンライン診療 | あり |
品川美容外科
ピーリングやレーザーなど治療方法が充実。さまざまなニキビに対応できる
白ニキビや赤ニキビだけでなく、ニキビ跡の治療も行っている「品川美容外科」。予算やダウンタイムの有無など、要望に合わせて選べるように幅広い治療方法に対応している。
とくに人気なのが、古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促すケミカルピーリング。ほかにも、ダーマペン4やフラクショナルCO2レーザーなどを扱っている。
医師が丁寧なカウンセリングを行い、ライフスタイルや肌質に合わせて提案してくれるのも特徴。診察や投薬はもちろん、施術後のケアも無料なので、初めての人でも受けやすそう。
予約方法 | WEB、電話 |
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クリニック数 | 17院 |
来院頻度 | ‐ |
無料カウンセリング | あり |
オンライン診療 | - |
品川スキンクリニック
繰り返すニキビやニキビ跡を改善。当日メイクOKの治療方法も
レーザー治療、光治療、ピーリング治療など幅広い治療方法に対応している「品川スキンクリニック」。ニキビの症状やできた部位に合わせて最適な方法を提案し、肌トラブルの改善に導く。
人気のケミカルピーリングのほか、光照射によってシミやくすみ、ニキビ跡を治療するフォトシルクプラスも用意。肌への負担が少なく、ダウンタイムもほとんどないため、施術後すぐにメイクができる。
さらに、ニキビの状態に合わせて、内服薬や化粧品、サプリの提案を行っているのも特徴。クリニックの治療と並行して、日常的なケアをしたい人にも向いている。
予約方法 | WEB、電話 |
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クリニック数 | 14院 |
来院頻度 | ‐ |
無料カウンセリング | - |
オンライン診療 | - |
オザキクリニック
毛穴や肌質の改善を行い、ニキビができにくい健やかな肌へと導く
「オザキクリニック」では、白ニキビや赤ニキビ、化膿ニキビなどさまざまな症状に対応。ニキビの治療はもちろん、毛穴や肌質を改善することで、ニキビができにくい肌へと導く。
ニキビを効果的に治すために、複合治療を取り入れているのもポイント。健やかな肌に整えることで、肌トラブルの早期改善を助け、ニキビの発生を抑制する。
正しいケア方法についてもアドバイスを行っており、クリニックの治療だけでなく、自宅でのお手入れもサポート。お得な学割が用意されているので、学生の人でも気軽に受けられる。
予約方法 | WEB、電話 |
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クリニック数 | 3院 |
来院頻度 | ‐ |
無料カウンセリング | あり |
オンライン診療 | - |
東京美容外科
赤ニキビや繰り返すニキビを根本から改善。アフターサービス制度もあり
ニキビ発生のカギを握る皮脂腺にアプローチする、アグネス治療を行っているのが特徴。症状が出ているニキビの改善だけでなく、繰り返すニキビの再発防止にも効果が期待できる。
施術時間は約5〜30分と短く、日帰りで治療を受けられる点もメリット。また、アフターサービス制度を設けており、術後のさまざまなトラブルに対応している。
アグネス治療が可能な銀座、新宿、梅田、福山、沖縄を含め、全国各地にクリニックを展開。炎症性の赤ニキビが気になる人や、ニキビが繰り返しできる人は、ぜひ検討してみて。
予約方法 | WEB、電話、LINE |
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クリニック数 | 19院 |
来院頻度 | ‐ |
無料カウンセリング | - |
オンライン診療 | - |
TCB東京中央美容外科
4種類の内服薬を処方。全国に72院を展開していて通いやすい
「TCB東京中央美容外科」では、超極細の針で肌に穴を開けるダーマペン4や、水流によってピーリングを行うハイドラフェイシャルを用意。悩みに合わせて適切な治療を提案している。
内服療法によるケアが充実しているのも魅力的。定番のビタミンCや抗生剤のみにとどまらず、豊富な経験に基づいて4種類の内服薬を処方している。
ニキビ内服セットは税込4590円とお手頃価格なので、ニキビ治療が初めての人でも試しやすそう。また、全国に72院を展開しているため、アクセスがよく通院しやすい。
予約方法 | WEB、電話、LINE |
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クリニック数 | 90院 |
来院頻度 | ‐ |
無料カウンセリング | - |
オンライン診療 | - |
6.オズモールで予約ができるニキビやニキビ跡治療クリニック
東京駅、銀座駅周辺エリアのクリニック
日比谷ヒフ科クリニック(有楽町)
一般皮膚科から美容皮膚科まで診療しているので、肌悩みに幅広く対応できる。施術スペースには、点滴を受けられるリクライニング席も。平日19時半まで診察が可能なので、忙しい人や働く女性にもぴったり。高性能な新型フォトフェイシャルプランにも注目。
【平日入店時間限定】輝く水光肌へ導く 新型フォトフェイシャル ステラM22(全顔)/11000円
やさしい美容皮膚科・皮フ科秋葉原院(秋葉原)
1人ひとりの肌状態から適切な治療方法を提案してくれるこちらのクリニック。担当医師は、皮膚科医、美容皮膚科医として活躍しているので、肌が敏感な人も安心して相談できるところが魅力。ピーリングとイオン導入ダブルの施術で、肌が生まれ変わるのを体感して。
【初回限定】ニキビ・くすみ・黒ずみにケミカルピーリング+イオン導入(トラネキサム酸orビタミンC)/9000円
やえす日本橋ヒフ科(東京)
OZmall年間アワードの予約数部門で2位に輝いた、人気の美容クリニック。その理由は東京駅から徒歩2分という通いやすい立地と、経験豊富な医師の安定した施術。素肌をなめらかに整えてくれる注目の美容法「ダーマペン」も取り扱うので、ニキビ跡を諦めてしまっている人にも。
肌の再生力でニキビ跡や毛穴の開きなどを改善へ導く ダーマペン4(鼻&両頬)/18400円
7.ニキビやニキビ跡治療の一般的な治療の流れ
治療をはじめると決めたら、カウンセリングは念入りに!
治療を始めると決めたら、まずはカウンセリングを受けよう。忙しい人はオンライン相談を実施しているクリニックもあるのでチェックしてみて。
カウンセリングでは、肌の状態や悩みを確認し、医師のアドバイスを受けながら適切な治療方法を決めていく。
カウンセリング後、治療の方向性が固まったらいよいよ施術の予約。施術時間は肌の状態や方法によっても異なるため、カウンセリング時に確認しておくと安心。また、施術日の服装や持ち物などの指示があることもあるのでこちらも確認しておこう。
施術後はクリニックでのアフターケアやホームケアによるアフターケアが必要なことも。日焼け止めの使用なども含め、クリニックから提示された内容に従ったケアを行おう。
8.ニキビやニキビ跡の防止や改善のための生活習慣
治療効果を高めきれいな肌を手に入れるには、毎日の生活習慣を整えることも大切。以下のようなポイントに気を付けてバランスのよい毎日を送って。
バランスのよい食事を摂る
適切な食事は、内側からのニキビケアにつながる。規則正しい食事を心がけ、バランスよく栄養を摂取しよう。とくに積極的に摂りたいのは、肌の材料となるタンパク質、新陳代謝を促し皮脂量をコントロールするビタミンB2・ビタミンB6、肌荒れの解消を助けるビタミンE、腸内環境を整える食物繊維など。
以前はチョコレートなどの甘い食べ物や脂っこい食べ物を摂るとニキビができやすいと言われたが、その後の研究によりこれらが、必ずしもニキビに悪影響を与えるとは言えないことが分かってきている。
十分な睡眠をとる
荒れた肌をすこやかに生まれ変わらせるには、十分な睡眠が不可欠。とくに大切なのは、眠りに落ちて最初の3時間の間に訪れる深い眠り(ノンレム睡眠)で、このときに成長ホルモンが十分に分泌されることで、肌の再生活動が盛んに。深くぐっすりと眠るためにも、毎日決まった時間に自然と入眠できるようなライフスタイルを心がけよう。また、寝る直前の飲食や、テレビ・スマホなど光を発する機器の使用は控え、午前0時までには寝る習慣をつけたい。
紫外線を防止する
紫外線を浴びると、肌の乾燥が進んで角層が厚くなったり、紫外線で皮脂が酸化し、ニキビを悪化させたりすることもしばしば。帽子や日傘、UVカット加工のストールなどとともに、日焼け止めを上手に活用しよう。また、日焼け止めを選ぶときは、「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」設計で肌になめらかにのびるもの、落とすときも普通の洗顔料や石けんで、刺激なく落とせるものを選んで。
メイクでは、油分の多いクリームタイプのファンデーションを塗り重ねると、毛穴をふさいでニキビができやすい肌には負担になる場合もあるため、パウダータイプのファンデーションを薄くつける程度にとどめよう。
正しい洗顔や保湿を心がける
洗顔は刺激の少ない洗顔料をたっぷりと泡立て、泡をクッションにしてやさしく洗う。すすぎはぬるめのお湯で、髪の生え際まできちんと洗い流し、清潔なタオルでやさしく水気を拭き取る。また、メイクをした日はクレンジング剤でメイクの汚れをきちんと落とし、その後、洗顔料で肌に残ったクレンジング剤を落とすこと。
洗顔後は、スキンケア化粧品ですみやかに保湿することも重要。ニキビ肌のスキンケアには、低刺激で油分が少ないものをチョイス。「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記された化粧品は、ニキビのもとになりにくい処方設計になっているので参考にしてみて。
ストレスを溜めないようにする
ストレスを受けるとホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの一種であるアンドロゲンが大量に分泌される。アンドロゲンによって皮脂が過剰に分泌されるほか、角質の硬化を促進するため、毛穴の詰まりを誘発する作用も。ニキビ予防のためにもストレスを溜め込まず、上手に発散するようにしたい。
8.ニキビやニキビ跡治療に関するQ&A
ニキビ治療・ニキビ跡治療に公的保険は適用される?
一般皮膚科で行われる薬剤の塗布や内服薬の処方などの治療には健康保険が適用されますが、美容皮膚科での施術は原則としては自由診療となり保険は適用されません。
ニキビ治療は男性が受けても恥ずかしくないですか?
ニキビに悩んでいる男性は多く、美容皮膚科を受診する男性も増えています。恥ずかしがる必要は全くありません。それでも周りの目が気になる人は、メンズ専門クリニックもあるので、探してみるとよいでしょう。
ニキビ治療は何回くらいで効果が出ますか?
肌の状態により個人差があるので一概には言えませんが、ある程度継続することが必要だと思っておきましょう。私がお伝えしている目安は半年。定期的にケアを続けることで、ニキビの予防や改善につながることも少なくありません。
ニキビ跡は自力では治せないものですか?
ニキビ跡を自力で治すのは難しく、下手をすれば悪化させる原因にもなってしまいかねません。クリニックで治療を受けることが適切と言えるでしょう。
ニキビ跡治療に痛みはありますか?
個人差もありますが、一般にケミカルピーリングなどの治療方法では、ほとんど痛みを感じることはありません。レーザー照射をする場合はやや痛みを感じることがあります。その場合は、麻酔クリームによって痛みを和らげることができるので、痛みが苦手な人は医師に相談してみるといいでしょう。
昔からのクレーターのようなニキビ跡でもきれいになりますか?
クレーターのように凸凹のあるニキビ跡には、レーザー治療、ダーマペンなどの治療法があります。昔からのニキビ跡も含め、それぞれの肌状態に合った適切な治療を提案してもらえるので、医師に相談してみましょう。
WRITING/MINORI KASAI