ニキビができる場所ごとに原因はある?部位別の原因、対策を知ってニキビを防ごう

いつも同じ場所にできるニキビ、何か特定の原因があるの?と悩んでいる人も多いのでは。そこで今回は、ニキビができる場所ごとに考えられる原因を「はなふさ皮膚科」の理事長、花房火月先生に教えていただきました。部位別のお手入れ方法も紹介するので、ぜひチェックしてみて。

更新日:2022/08/24

ニキビの悩みを対策しよう!読者871人が選ぶ【おすすめのニキビ化粧水】を紹介

肌の悩みで挙げられることも多いニキビ。そんなニキビの悩みを対策して健康肌を保ちたい人も多いはず。そこでこちらの記事では、オズモール読者871人が本気で選んだニキビに悩む人におすすめの14アイテムをご紹介。日本メイクアップ技術検定協会の芦田貴子さん、戸田愛里沙さんに、ニキビケアのコツや自分に合ったニキビ化粧水の選び方も聞いてきたので、気になる人はぜひチェックしてみて。

今回お話を聞いたのは・・・ はなふさ皮膚科 花房火月さん

医療法人社団 清優会 理事長 東京大学医学部卒業後、癌研究会有明病院、東京大学医学部附属病院皮膚科、NTT東日本関東病院皮膚科を経てはなふさ皮膚科を開設。The Japan Times紙の『アジアの次世代を担うリーダー100人(100 Next-Era Leaders in Asia 2015-2016)』に選出。
はなふさ皮膚科 三鷹院、新座院、国分寺院、久我山院、志木院の5院を開設し、皮膚腫瘍を中心に皮膚疾患を幅広く受け入れているクリニック。皮膚腫瘍の治療のため全国から患者が訪れており、保険診療だけでなく美容診療も行っている。

1.ニキビができる場所ごとに原因はある?同じ場所に繰り返しできるのはなぜ?

ニキビと一口に言っても、思春期にできるものと大人になってからできるものでは原因が別々。大人ニキビができる原因は、主にストレスや不規則な生活、間違ったスキンケアなど、毎日の生活習慣が原因になることが多い。また、ニキビができる部位によっても原因は異なるもの。

繰り返しニキビができるなら、根本的な原因が解決できていないということ。食べ過ぎやストレス、ヘアスタイルやマスクなどそれぞれ原因は異なるので、以下で紹介する部位ごとの原因とケア方法をチェックしてみて。

また、下記記事ではニキビの原因について詳しく解説。専門家のアドバイスも掲載しているので、より詳しく知りたい人は是非チェックして。

2.鼻や鼻の下のニキビ【できる場所別の原因&ケア方法】

2-1.鼻や鼻の下のニキビの原因

鼻は皮脂分泌が多い部位なので、そもそもニキビができやすい。思春期に多いが、大人になってからできる場合は、ホルモンバランスが乱れて皮脂分泌を促す男性ホルモンが多くなるほか、さまざまなパターンが考えられる。

花粉症などで鼻をかむ回数が多かったり、ひげやうぶ毛を剃ったりすることが原因になるケースも。

加えて、マスクの着用による影響も見過ごせない。生地が擦れたり、呼気だけでなく飛沫がこもったり、飲食後にマスクをし直したり、女性ならベースメイクや口紅が雑菌繁殖の一因になることもあるだろう。

2-2.鼻や鼻の下のニキビのケア方法

過剰な皮脂分泌が原因になっていることが多いので、ホルモンバランスの乱れを整えることが大切。脂っこい食事、脂質や糖質の過剰摂取も控えたほうがよい。

またマスクや飲食物、鼻水などで汚れやすい部位でもあるので、できるだけ清潔に保つように気を遣おう。

3.眉間や額(おでこ)のニキビ【できる場所別の原因&ケア方法】

3-1.眉間や額(おでこ)のニキビの原因

眉間や額は鼻と同様に皮脂分泌が多いため、ニキビができやすい。特に思春期にできやすく、ホルモンバランスの乱れが関係することも共通している。

大人の場合だと、前髪がおでこにかかって刺激になることや、メイクが落としきれておらず汚れが詰まっていることも。

ヘアスタイルを工夫することに加え、泡立てた洗顔料で優しく、かつすみずみまで洗って汚れをしっかり落とすことを意識して。

3-2.眉間や額(おでこ)のニキビのケア方法

鼻と同様、過剰な皮脂分泌が原因になっていることが多いので、ホルモンバランスの乱れを整えつつ、清潔に保つことを心がけて。

栄養バランスの取れた食事を意識し、脂質や糖質の摂り過ぎには気をつけよう。毎日洗顔でメイク汚れを落とし、化粧水や乳液で保湿することも忘れず行うこと。

できれば前髪を上げるヘアスタイルにし、髪が肌に触れないように工夫してみて。

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4.生え際ニキビ【できる場所別の原因&ケア方法】

4-1.生え際ニキビの原因

おでこのなかでも生え際にのみ発生する場合、顔のすみずみまできちんと洗えていない可能性がある。洗えていても、クレンジング・洗顔料がすすげていないと肌に残ってしまうことも。

ほか、帽子を頻繁にかぶる人も注意。蒸れやすく摩擦も増えるので、ニキビにつながってしまう可能性がある。

4-2.生え際ニキビのケア方法

髪の生え際のニキビは、泡立てた洗顔料で優しく洗い、すすぎ残しがないようにぬるま湯でしっかりと洗い流すことが重要。

また、洗顔をする順番は必ず一番最後にして。洗顔をした後にシャンプーやトリートメントをしてしまうと、せっかく綺麗に洗った顔にまた汚れや泡がついてしまうことに。仮に綺麗にすすいだとしても、毛穴に汚れが入ってしまう可能性があるので、必ず洗顔は一番最後に行うようにしよう。

帽子を日常的にかぶる人は、こまめに外すなどの工夫を。洗ったり除菌スプレーを使ったり、帽子自体のメンテナンスも行おう。

5.口周りのニキビ【できる場所別の原因&ケア方法】

5-1.口周りのニキビの原因

口周りのニキビは、他の部位と同様にホルモンバランスの乱れや、マスクによる擦れ、ひげ剃りによる刺激などが原因に。

東洋医学では、胃腸が弱っているとき、疲れやストレスが溜まっているときにできやすいと言われている。腸の悪玉菌が増えると肌が荒れやすくなるのは事実なので、不摂生やストレスを感じることが続くと、口周りのニキビができやすくなる。

5-2.口周りのニキビのケア方法

ホルモンバランスを整え、胃腸を気遣った食事を意識して。消化機能に負担のかかる食べ物を避ける、暴飲暴食をしない、薬による荒れの可能性がある場合は医師に相談するなど。

ひげ剃りが原因と思われる場合は、シェービングフォームを必ず使い、丁寧なお手入れを。かみそり自体に雑菌が繁殖していることもあるので、使い終わったらきちんときれいにする、こまめに替える、使い捨てにするなどの工夫を取り入れよう。

ひげ剃り後には、アフターシェーブローションなどでケアするのも忘れずに。思い切って、休日はひげ剃りをしないと決めるのもおすすめ。

先述の通りマスクも関係するので、状況によっては外したりこまめに替えたりしよう。

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6.頬やフェイスライン(Uゾーン)ニキビ【できる場所別の原因&ケア方法】

6-1.頬やフェイスライン(Uゾーン)ニキビの原因

頬やフェイスラインのニキビは、他の部位と同様にホルモンバランスの乱れや乾燥が原因になることもあるが、普段の習慣が関係していることが多い。

よく頬杖をつく人や、頬に髪が触れるヘアスタイルの人、肌に合わないファンデーションや雑菌の溜まったメイク用品を使用している人、寝具をあまり洗わない人など、心当たりのある行動はないかチェックしてみて。

また、生え際と同様にすすぎ残しが原因になることも。男性の場合は、ひげ剃りが原因になっている可能性も視野に入れて。

6-2.頬やフェイスライン(Uゾーン)ニキビのケア方法

生え際と同様にきちんとすすぐことを意識。男性はひげ剃りの習慣も見直そう。健康的な生活習慣を心がけ、ホルモンバランスを整えることも大切。

乾燥が原因ならきちんと保湿を心がけ、化粧水だけでなく乳液・クリーム等の油分を含むアイテムもきちんと使おう。

ニキビだけでなく肌荒れが起きてしまう場合は、肌に合わない成分が含まれていることも考えられる。スキンケアやベースメイクのアイテムの見直しも視野に入れて。

ほか、顔に触れるものを清潔に保つことも重要。枕カバーは毎日替え、パフやスポンジなどのメイク用品はこまめに洗って。髪が頬にかからないヘアスタイルを試して、頬杖をつくのは控えよう。マスクもこまめに取り替えるのがおすすめ。

7.背中ニキビ【できる場所別の原因&ケア方法】

7-1.背中ニキビの原因

皮脂腺は体の中心に多く集まっているので、Tゾーンと同様、皮脂の分泌が多い部位。ホルモンバランスが乱れると、さらに皮脂が過剰に分泌されることがある。また汗腺も多いので、衣類や下着で擦れ、蒸れなどが起きやすい。

ほか、手が届きにくくきちんと洗えていない可能性もある。シャンプーやボディソープ、トリートメントの洗い残しも起きやすいので、きちんとすすいでいるか振り返ってみて。とくに女性は髪が長いぶん、要注意。

また、リュックを常用していると、蒸れや擦れ、圧迫につながることもあるので気を付けて。

7-2.背中ニキビのケア方法

たくさん運動をした日などは、背中まできちんと洗ってすすぐことを心がけよう。過剰な皮脂分泌の対策としては、ホルモンバランスの乱れを整えることが大切。脂っこい食事、脂質や糖質の過剰摂取も控えて。

衣類、とくに肌着は通気性がいいものを。汗をかいたらシャワーを浴びる、こまめに着替えるなどして対策を。

ほかの部位でも触れたように、最後にシャンプー&トリートメントをする人も注意。最後に体を洗うようにしてみて。

なお、顔にできるニキビには「アクネ菌」が関係しているが、体は「マラセチア菌」が原因の場合も。真菌(カビ)の一種で、衣類でおおわれている体のほうが繁殖しやすいという特徴がある。状況によっては専門機関への相談を検討しよう。

8.編集部おすすめのニキビケアアイテム

オルビス

薬用クリア トライアルセット

980(初回購入)円

100%オイルカットでベタつきにくい。外部ダメージから肌を保護して、潤いのあるすこやかな肌に

ゆらぎ肌で吹き出物ができやすい肌を整えてくれる化粧水。

100%オイルカットでさっぱり使えるため、脂性肌にも使いやすい。ベタつきのない、さらさらの肌へと仕上げる。

「浸透型コラーゲン」を配合し、角層にうるおいを与えて、しっとりとした肌に。また、「紫根エキス」が肌の保護機能を高めて、すこやかな状態に整える。

「洗顔料」「保湿液」も入っている3週間分のセットなので、手頃な価格でニキビケア(※)を体感してみて。

※ニキビを防ぐ

資生堂

dプログラム アクネケア セット

1100円

角質層までしっかり浸透し、潤いを与えてキメを整える

ニキビを防ぎながら、うるおいに満ちた明るい印象のある肌に導く化粧水。角層まで浸透するため、毛穴も目立ちにくくなり、肌のキメも整う。

メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ。また、パラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色のフリー処方で、敏感肌でも使いやすいアイテム。

乳液もセットになっている7日間のトライアルセットなので、まずは気軽にdプログラムのスキンケアを体感してみて。

ファンケル

薬用ニキビ10日間トライアルキット

1000(初回価格)円

水分と油分のバランスが不安定な肌に。独自に厳選した「漢植物エキス」でニキビのできにくい肌へ

皮膚科学研究から誕生したニキビケア化粧水。原料はすべて無添加にこだわり、バリア機能の崩壊、毛穴づまり、乾燥から肌を守る。

3つの「漢植物エキス」によって毛穴、角栓詰まりを予防し、ニキビを繰り返さない肌へ。

殺菌剤、防腐剤などをとことん排除し、肌をやさしくケアしてくれる。
つるんとなめらかな肌に整えてくれるので、ダメージ跡が気になる人にもおすすめ。

「乳液」「洗顔クリーム」「美容液」も付属しているので、ファンケルのスキンケアを手頃な価格で試せる。

9.ニキビにまつわるQ&A

ニキビ予防のために摂ったほうがいい食べ物、栄養素はある?

まずは栄養バランスのとれた食事が第一です。そのうえで、不足しがちなビタミンB群やビタミンA、ビタミンCなどをよく摂るといいでしょう。ビタミンやミネラルを摂れて、食物繊維による整腸作用が見込める野菜や海藻類もおすすめです。

また、ジャンクフードや添加物の多い食事、甘いものや刺激物の摂取もなるべく控えたほうがベターです。たまになら問題ありませんが、普段の生活では栄養バランスを意識してください。

ホルモンバランスを整えるために意識したほうがいいことは?

基本の生活習慣を整え、ストレスをためないように心がけましょう。

また、血糖値を急上昇させるものを食べると、インスリンが放出されてホルモンバランスが乱れると言われています。ジャンクフードや刺激物などがニキビによくないと言われる理由も、これが少なからず関係しています。先の回答とも重なりますが、健康的な食事を心がけましょう。

今回お話を聞いたのは・・・ はなふさ皮膚科 花房火月さん

医療法人社団 清優会 理事長 東京大学医学部卒業後、癌研究会有明病院、東京大学医学部附属病院皮膚科、NTT東日本関東病院皮膚科を経てはなふさ皮膚科を開設。The Japan Times紙の『アジアの次世代を担うリーダー100人(100 Next-Era Leaders in Asia 2015-2016)』に選出。
はなふさ皮膚科 三鷹院、新座院、国分寺院、久我山院、志木院の5院を開設し、皮膚腫瘍を中心に皮膚疾患を幅広く受け入れているクリニック。皮膚腫瘍の治療のため全国から患者が訪れており、保険診療だけでなく美容診療も行っている。

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※記事は2022年8月24日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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