ニキビ跡はスキンケアで改善できる?ニキビを防ぐケア方法と合わせてチェック
ニキビが治った後も、肌にしぶとく残り続けるニキビ跡。どうケアすればよいかわからず、困っている人も多いのでは?そこで今回はニキビ跡のケア方法について、日本メイクアップ技術検定協会の芦田貴子さんに教えていただきました。ニキビを防ぐためのお手入れ方法もおさらいして、健やかな肌をめざそう。
更新日:2022/08/24
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ニキビの悩みを対策しよう!読者871人が選ぶ【おすすめのニキビ化粧水】を紹介
肌の悩みで挙げられることも多いニキビ。そんなニキビの悩みを対策して健康肌を保ちたい人も多いはず。そこでこちらの記事では、オズモール読者871人が本気で選んだニキビに悩む人におすすめの14アイテムをご紹介。日本メイクアップ技術検定協会の芦田貴子さん、戸田愛里沙さんに、ニキビケアのコツや自分に合ったニキビ化粧水の選び方も聞いてきたので、気になる人はぜひチェックしてみて。
今回お話を聞いたのは・・・日本メイクアップ技術検定協会 芦田貴子さん
美容学校や美容関連企業にて、数多くのメイクアップ教育に従事。美容師としてサロンワークの他、各種撮影等を担当するなど幅広く活動している。日本メイクアップ技術検定協会では、理事として検定試験、教育運営の他、資格取得者の就業支援やメイクアップ関連企業の採用サポートを担当している。
1.ニキビ跡とは?スキンケアで改善できる?
ニキビ跡とは、ニキビが治った後、赤みやクレーター、茶色や紫色っぽい色素沈着などが残ってしまう状態。主に以下のような状態がよく見られる。
・クレーター(凹凸):炎症がひどく毛穴が破壊されることでできる
・赤み:血管にダメージが加わることで見られる
・茶・紫などの色素沈着:炎症によって発生したメラニンが蓄積することで現れる
一度できてしまったら化粧品や医薬部外品などのスキンケアで解決するのは難しい。どうしても改善したい場合は、皮膚科などを受診するのが一般的。さまざまなメニューがあるため、よく相談して納得のいくケア方法を選んで。
2.ニキビ跡ができてしまったときの対策、ニキビ跡を作らないためのポイント
自分で治すことはできないので、できてしまったら専門機関へ行くしかない。ただ、できてしまったときに注意したいことはある。そもそもニキビ跡を作らないようにするためのポイントと共通しているので、確認してみて。
2-1.元になるニキビを防ぐ
まずは肌を健やかな状態に導くことが第一。きちんと落とし、適切な潤いを与える基本のケアを徹底しよう。
■クレンジングや洗顔できちんと落とす
汚れや過剰な皮脂はニキビのもとになるので、クレンジング・洗顔できちんと汚れを落とすことが大切。ただし、摩擦が起きないように注意して。
■スキンケアで十分に保湿する
また、べたつくからと保湿を怠るのはご法度。乾燥するとバリア機能が乱れ、ニキビができても治りにくい・・・という悪循環になる可能性も。
油性成分はアクネ菌のエサになるので、オイルフリーかつ水溶性の保湿成分が豊富なものを選ぶとよい。おすすめの保湿成分としては、「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」、植物エキス類などがあげられる。(セラミドは脂質だが、油分ではないのでOK)
ほかに、ニキビを防ぐ有効成分が入っているもの、ノンコメンドジェニック製品にも着目してみて。ニキビを防ぐ有効成分は、「ビタミンC誘導体」「グリチルリチン酸ジカリウム」「アラントイン」。べたつきが苦手な場合も、水分が多くさっぱりしたテクスチャーのものを使ってみて。
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「オルビスクリア」シリーズがリニューアル!くり返しニキビ(※1)と毛穴詰まりケア(※2)をダブルでかなえる
繰り返すニキビを防ぎたいと悩む大人の肌には、新しくなった「オルビスクリアフル」がおすすめ。肌のバリア機能に着目し、繰り返しニキビや肌荒れを防ぐ。
有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム(甘草由来)」がニキビを防ぎ、保湿成分「ハトムギエキス」が潤いを与え、整肌成分「紫根エキス」がなめらかな肌に。3つの和漢植物由来成分で、肌荒れを防いで健やかな肌に導く。洗顔料、化粧水、保湿液にふわふわの抗菌タオルがついた「ニキビ・毛穴対策スターターセット」でニキビケアを体感してみて。
※1 ニキビ・肌荒れを防ぐ
※2 洗顔料によって毛穴の詰まりを除去すること
2-2.ニキビができてしまっても刺激を与えない
摩擦は角質を厚くし、毛穴をふさいでニキビの発生を助長してしまう。どんなケアをするときも、こすらないことを意識しよう。
洗顔はたっぷりの泡で洗う、スキンケアは適量をきちんと使うことも大切。量が少ないと摩擦が起きやすい。
またニキビができそうな部位、できた部位を触らないのも鉄則。部位によっては髪がかからないようにして、フェイスラインの場合は頬杖、マフラーやストールにも注意して。もちろんニキビ跡として残りやすくなるので、できてしまっても絶対に潰さないこと。
2-3.普段の生活の中で意識したいポイント
ニキビができやすいときは、生活習慣が乱れていることも少なくない。日常生活を振り返り、できることから改善してみて。
■栄養バランスの取れた食事を意識。特にビタミン類を積極的に
栄養バランスがとれていることが第一。そのうえで、脂質の代謝を促すビタミンB群、ターンオーバーを促し皮脂や粘膜の潤いを保つビタミンA、抗酸化作用があるビタミンCなどをとるとよい。
■質のよい睡眠をとる
成長ホルモンの分泌を促し、全身を快復させるために重要な睡眠。時間よりも質を重視して、熟睡感を得られるように工夫しよう。
■適度な運動で血行を促進
無理のない範囲で、適度に体を動かすことも大切。血行がよくなるのはもちろん、自律神経やホルモンバランスも整いやすくなる。
■寝具を清潔に保つ
雑菌の繁殖を防ぐため、シーツやカバー類などの寝具は清潔に。とくに枕カバーは毎日替えよう。
気を付けるべき食生活や睡眠について、睡眠セラピストや栄養士の方が詳しく解説。より詳細に知りたい人は参考にして
▶気を付けるべき食生活や睡眠方法について
2-4.紫外線対策を万全に
紫外線は肌を乾燥させるので、潤いを補おうとして必要以上に皮脂が出ることも。さらにそれを酸化させるため、よりニキビができやすくなる。季節に関係なく、紫外線対策を抜かりなく行おう。
治った後も万全の対策を。紫外線を浴びるとメラニンの生成が促進されるため、ニキビ跡がより色素沈着しやすくなってしまう。
3.編集部おすすめのニキビケアアイテム
オルビス
クリアフル ニキビ(※1)・毛穴対策(※2)スターターセット
980(初回購入)円
水分と油分のバランスが不安定な肌に。独自に厳選した「漢植物エキス」でニキビのできにくい肌へ
オルビス最先端の肌科学に基づいた「オルビスクリア」シリーズがリニューアル。くり返しニキビと毛穴詰まりをケアし、清潔感あふれるみずみずしい肌に導く。
シリーズ共通で、5種の和漢植物由来成分を配合。従来配合されていた「紫根エキス(整肌)」「グリチルリチン酸ジカリウム(有効成分、整肌)」「ハトムギエキス(保湿)」に加え、新たに「ヨモギエキス」「アロエエキス」「保水型コラーゲン」(すべて保湿)を追加した。
肌をいたわりながらバリア機能をサポートし、肌を保護。くり返しできてしまうニキビや肌荒れを防ぎ、健やかで美しい肌に導く。洗顔料、化粧水、保湿液にふわふわの抗菌タオルがついた「ニキビ・毛穴対策スターターセット」で、たっぷり2週間体感してみて。
※1 ニキビ・肌荒れを防ぐ
※2 洗顔料によって毛穴の詰まりを除去すること
資生堂
dプログラム アクネケア セット
1100円
なめらかで厚みのあるテクスチャー。クレンジングによる肌の乾燥が気になる人におすすめ
ニキビを防ぎながら、うるおいに満ちた明るい印象のある肌に導く化粧水。角層まで浸透するため、毛穴も目立ちにくくなり、肌のキメも整う。
メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ。また、パラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色のフリー処方で、敏感肌でも使いやすいアイテム。
乳液もセットになっている7日間のトライアルセットなので、まずは気軽にdプログラムのスキンケアを体感してみて。
ファンケル
薬用ニキビ10日間トライアルキット
1000(初回価格)円
有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」が肌荒れを予防し、潤いを守りながら汚れを取り去る
皮膚科学研究から誕生したニキビケア化粧水。原料はすべて無添加にこだわり、バリア機能の崩壊、毛穴づまり、乾燥から肌を守る。
3つの「漢植物エキス」によって毛穴、角栓詰まりを予防し、ニキビを繰り返さない肌へ。
殺菌剤、防腐剤などをとことん排除し、肌をやさしくケアしてくれる。
つるんとなめらかな肌に整えてくれるので、ダメージ跡が気になる人にもおすすめ。
「乳液」「洗顔クリーム」「美容液」も付属しているので、ファンケルのスキンケアを手頃な価格で試せる。
4.ニキビ跡にまつわるQ&A
ニキビ跡と毛穴、どちらも気になる場合の注意はある?
摩擦を避け、基本のスキンケアを徹底するに尽きます。
摩擦は角質を硬くし、キメの乱れにつながります。汚れが落ちていないと黒ずみ毛穴や角栓が目立ち、潤い不足だと乾燥毛穴やたるみ毛穴が目立ちやすくなることも。そもそもニキビができないように、皮脂対策をすることも大切です。
男性のニキビ跡ケアで注意したほうがいいことは?
男性でも、ここまでにご紹介してきたケア方法で問題ありません。ただし、男性の方が皮脂が多く水分が少ない傾向にあります。ニキビができやすいため、丁寧な洗顔を心がけましょう。
また男性は、ひげ剃りによって雑菌が入り、ニキビを誘発させている可能性もあります。カミソリ自体に雑菌が付着していることも多いので、清潔に管理しましょう。休日や人に会わない日はひげ剃りを控えるのも手です。
今回お話を聞いたのは・・・日本メイクアップ技術検定協会 芦田貴子さん
美容学校や美容関連企業にて、数多くのメイクアップ教育に従事。美容師としてサロンワークの他、各種撮影等を担当するなど幅広く活動している。日本メイクアップ技術検定協会では、理事として検定試験、教育運営の他、資格取得者の就業支援やメイクアップ関連企業の採用サポートを担当している。