人気の完全栄養食(完全食)おすすめ13選!粉末を溶かすドリンクタイプも

人気の完全栄養食(完全食)おすすめ13選!粉末を溶かすドリンクタイプも

1食あたりに必要な栄養素を手軽に摂れると話題の、完全栄養食。しかし、「コスパは?」「ダイエットになる?」という疑問がある人や、ドリンクやおにぎりなどさまざまなタイプがあり、どれを選べばよいか迷う人も多いはず。そこで今回は、編集部が選んだおすすめの完全栄養食13選と、選び方や注意点を解説する。購入を悩んでいる人は参考にしてみて。

更新日:2025/05/27

1.完全栄養食とは?栄養補助食品とはどう違う?

完全栄養食とは、厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準」に基づき、1食あたりに必要な栄養素を摂取できる食品のこと。なお、必要な栄養素のうち、過剰摂取されやすい栄養素(脂質、炭水化物、飽和脂肪酸、食塩相当量(ナトリウム)など)は除外して設計されていることが多い。

必要な量の栄養素を含んだメニュー作りは、専門知識がないとなかなか難しいもの。完全栄養食は、それひとつで必要な量の栄養素をバランスよく手軽に摂れるのが魅力。仕事などで忙しくてゆっくり食事を摂る時間がないけれど、栄養には配慮したいと考えている人に向いている。

同じく栄養素を補う食品として「栄養補助食品」や「バランス栄養食」と呼ばれるものもあるが、完全栄養食とは目的が異なる。完全栄養食が健康維持に必要な栄養素をバランスよく含むのに対し、栄養補助食品は特定の栄養素を補いたいときに役立つ。
完全栄養食が食事の置き換えに適している一方、栄養補助食品は置き換えには向かず、あくまで食事のサポートとして使うのが一般的。

2.完全栄養食だけで生活してもいい?

栄養バランスがよいからと言って、毎日の食事を完全栄養食だけで済ませるのはおすすめしない。

完全栄養食には低カロリーな商品が多く、エネルギー不足になる心配も。必要な栄養素の量は性別や年齢、体脂肪率、体重などによって異なり、毎回の食事を完全栄養食に置き換えると、人によっては十分に栄養を摂取できないおそれもある。
また、完全栄養食では配慮されていない、必須ではないが健康によい栄養素を摂取できないことも懸念点。

さらに、食事には単なる栄養素の摂取にとどまらず、心の健康をはぐくむ役割もある。バリエーション豊かな食事を楽しむことで心身ともに満足感が得られ、人と食事をすればコミュニケーションも円滑になりやすい。
どうしても忙しい日だけ置き換えたり、朝ご飯のみ置き換えたりと、上手に完全栄養食を活用して。

3.完全栄養食の選び方

完全栄養食にはさまざまなタイプがあり、どれを選ぼうか迷ってしまうのでは。ここでは完全栄養食を選ぶときに注目したい4つのポイントを紹介。自分にぴったりの完全栄養食を見つける参考にしてみて。

食事?ドリンク?用途に適したタイプを選ぶ

完全栄養食には、大きく分けて「食事」「間食」「ドリンク」の3つのタイプがある。それぞれに適した用途があるので、自分がどう使いたいかをふまえて選ぼう。

食事タイプ:1食を置き換えたいときに

1食すべてを完全栄養食に置き換えたいなら、食事タイプがおすすめ。ボリュームが多くて満足感を得やすく、腹持ちのよさが期待できる。

ご飯系、麺、パンなどの種類があり、バリエーションが豊富で飽きにくいのも魅力のひとつ。普段の食事と変わらない満足感を求めるなら、カレーやパスタ、うどんなどが適している。作業しながら食べられるものがよいなら、パンタイプを選んでみて。

間食タイプ:おやつのカロリーが気になる人に

ダイエット中などでお菓子代わりに取り入れたいなら、間食タイプの完全栄養食に注目してみて。一般的なスナック菓子などに比べてタンパク質や食物繊維が豊富で、空腹感を抑えやすくおやつの食べすぎを防げる。

コンパクトなので持ち歩きやすく、お腹が空いたときに手軽に食べられるのも嬉しいポイント。

ドリンク(粉末)タイプ:食事の時間を短縮したい人に

粉末を溶かして作るドリンクタイプは、食事の時間をできるだけ短縮したい人に向いている。咀嚼の必要がないため、隙間時間で済ませられるのが特徴。

ただし、食事系に比べると腹持ちのよさが劣り、主食代わりとしては満足できない可能性も。作るのにシェイカーが必要な点や、後片付けの手間がかかる点もデメリット。より手軽さを求めるなら、飲みきりサイズの液体タイプをチョイスするのもあり。

栄養素のバランスが自分に合っているかチェック

同じ完全栄養食でも、含まれている栄養素の種類や量は異なる。自分に足りない栄養素や積極的に摂りたい栄養素がある場合、それらが含まれるものを選ぼう。

エネルギーの源となる栄養素をまんべんなく摂りたいなら、タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素がバランスよく含まれているか確認して。五大栄養素に含まれるビタミンやミネラルもほどよく摂れるものなら、さらにおすすめ。

体作りを意識している人は、タンパク質の含有量が多めのものをチェックしてみて。ダイエット中なら、糖質量や脂質量を抑えたものに注目。なかには、必要な栄養に加えてポリフェノールや乳酸菌が配合された商品もある。

継続的に取り入れるなら、コスパのよさも確認

完全栄養食を取り入れる機会が多いなら、無理なく続けられる価格かどうかもチェックしておこう。完全栄養食の値段は一般的な食品よりも高いことが多く、頻繁に購入すると負担になりやすい。

食費にかけられる予算を把握したうえで、続けやすいものを選んで。ネット通販でまとめ買いしたり、キャンペーンの割引を利用したりすれば、コストを抑えられることも。

おいしいかどうかは口コミを参考に

完全栄養食は栄養バランスにこだわって作られている分、「味はおいしいの?」と疑問に思う人も多いはず。おいしさが気になるときは、SNSや通販サイトなどの口コミをチェックしてみよう。

ただし、味や腹持ちのよさの感じ方には個人差がある。口コミを参考にして気になる商品を見つけたら、まずは少量から購入し、自分で試してみるのがおすすめ。

4.【編集部おすすめ】人気の完全栄養食13選

ベースフード

BASE BREAD(R) チョコレート

栄養も満足感も妥協しない、BASE BREAD(R)チョコレート

毎日の食事に取り入れやすい、33種類の栄養素を詰め込んだ完全栄養パン(※1)。1食で1日に必要な栄養素の1/3以上をカバーしながら、糖質は控えめに抑えた設計。食事バランスが気になる方やダイエット中の方でも、しっかりと満足感を得られる。手軽に食べられるので、忙しい朝の時間や小腹が空いたときにぴったり。

小麦全粒粉、大豆粉、昆布粉末など10種類以上の食材をブレンドし、満足感だけでなくかむほどにうまみが広がる。生地に練り込まれたチョコレートが自然な甘さと深みを添え、しっとりとしたやわもち食感がクセになる。

1袋1個入りで、通勤バッグにもすっと収まるサイズ感。価格は1袋204円(※2)からで、メープル、ミルクなどの豊富な味のバリエーションがあるため、飽きずに続けられる。

※1 1食分(BASE BREADは2袋、BASE Cookiesは4袋、BASE YAKISOBAは2個、BASE FOOD Deliは1袋、BASE Pancake Mixは1袋と卵Mサイズ1つ、牛乳(成分無調整)100mlを使用して調理した場合)で、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウム以外のすべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
※2 継続コース初回20%オフ適用チョコレート1袋の価格。

ベースフード

BASE Cookies(R)

甘さ控えめ、栄養しっかり。罪悪感ゼロの主役級クッキー

1食分の4袋で、ビタミン・ミネラルを含む33種類の栄養素をバランスよく摂取。糖質を抑えながらも1日必要量の1/3以上を満たすので、忙しい朝食や栄養が偏りがちな間食にぴったり。袋を開けてすぐ食べられる手軽さで、毎日の継続をサポートする。

フレーバーは、ココア、アールグレイ、抹茶、ココナッツ、ペッパー、チーズの全6種。なかでも人気のココア味は、サクサクとした食感と落ち着いた香ばしさが特徴的な"大人のクッキー"として評判。スナック感覚で楽しみながら、必要な栄養素をしっかり補える。

160円(※1)から気軽に試せて、継続コースなら初回20%オフの特典付き。子供のおやつからボディメイク中の間食まで幅広いシーンで活躍する。定期購入は解約の縛りなく、ライフスタイルに合わせて柔軟に利用可能。

※1 継続コース初回20%オフ適用チョコレート1袋の価格。

KOREDAKE

KOREDAKE

自分らしく、無理なく満たす。女性のための完全栄養プロテイン

タンパク質や食物繊維、26種類のビタミン&ミネラルを含む全33種の栄養素を、1食で手軽に補給。厚生労働省の食事摂取基準に基づき、1日に必要な栄養の1/3を網羅している。不足しがちな栄養をまとめて摂取できるから、忙しい朝の1食の置き換えや美容習慣にもぴったり。

低糖質ながら飲みやすさを追求し、羅漢果とエリスリトールによるカロリーゼロの天然甘味料などから引き出した自然な甘さが楽しめるフレーバーを採用。厳選素材の風味を活かした仕上がり。砂糖と人工甘味料を使用せず糖質を抑えている点も、食事管理に取り組む人には嬉しい。

「わたしは、わたしらしく。」をコンセプトに、心と身体の調和を大切にした商品設計。LINEでいつでも相談できるサポート体制も整っており、初めての人でも始めやすい。毎日のルーティンに自然に溶け込み、長く続けられる。

COMP

Powder TB Plain v.6.0

カスタマイズ自在、栄養も価格もスマートに満たす1食

1食400kcalでタンパク質・脂質・炭水化物に加え、ビタミンやミネラルもバランスよく配合。トータルバランスド設計により、必要な栄養素をまんべんなく摂取できる点が魅力。価格も1食357円と、毎日の食事の置き換えにも経済的な負担が少ない。

最新のv.6.0は無香料・無味のプレーン仕様を採用。好みの食材やドリンクと自由に組み合わせられるため、味や香りに敏感な人も続けやすく、シンプルで飲みやすい特長が習慣化をサポート。

国内製造による徹底した品質管理で安心感も抜群。シェイカーやアイスクリームなどの関連製品も揃い、さまざまなシーンでの活用が可能。定期配送やポイント制度も用意され、長く続けるほどお得になる仕組みも魅力的。

uFit(R)

uFit(R) 完全栄養食 抹茶味

栄養も味も妥協しない抹茶風味の完全栄養ドリンク

1杯で1食分の栄養を手軽に補給できる、厚生労働省の栄養食事摂取基準に基づいて開発されたuFit(R)の完全栄養食。合成添加物を一切使わず、自然な甘みにこだわった製法で、毎日の習慣に無理なく取り入れられる。抹茶を含む全4フレーバー展開で、飽きずに継続できるのも魅力。

人工甘味料や保存料などの添加物不使用にこだわり、抹茶の豊かな香りとまろやかな風味が口いっぱいに広がる本格的な味わい。栄養補給はもちろん、食事の置き換えとしても便利で、忙しい朝やトレーニング後の補給にも活躍する。

180日間の返金・交換保証付きで初めての人も試しやすいうえ、購入後はわかりやすい使用方法の動画やサポート体制も充実。公式オンラインストアから、いつでも手軽に購入できる。

ALLUP

CPIプロテイン完全栄養食 アップル味

爽快な飲み心地で、運動後をクリアに整える完全栄養プロテイン

独自開発の「CPIプロテイン(コラーゲンペプチドアイソレート)」を主成分に採用し、高タンパクと高吸収を両立。トレーニング後の身体に素早く栄養を届け、負荷をかけた筋肉のコンディション維持をサポートする。従来のプロテインが重く感じる人にも最適な、甘さを抑えたクリアな飲み口が特長。

ホエイやソイでは実現できない軽やかさとのど越しを追求し、飲みやすさにとことんこだわった製法。りんごのフルーティな香りが広がるアップル味は、水に溶かすだけで爽快なフレーバーを楽しめる。

長年の研究で磨きあげた味わいは、単なる補助食品を超えた「続けたくなる1杯」として開発。密閉できるジッパー付きパッケージで保存性も確保されている。

MISOVATION

MISOVATION

からだ整う、具だくさんの完全栄養みそスープ

1食で31種類の栄養素を含む、味噌鍋風の完全栄養スープ。15種類の野菜を中心とした具材と、国産煮干しや発酵食品から取った本格だしが絶妙に調和し、200kcal以下ながら驚くほどの満足感を実現。置き換え食としても重宝する。

瞬間冷凍製法によって実現した"できたて感"あふれる味わいが最大の特徴。保存料や化学調味料などの添加物を一切使わず、素材本来のおいしさと栄養価をそのまま閉じ込めている。電子レンジで6分ほど温めるだけで手軽に楽しめ、水はもちろん豆乳や牛乳を加えたアレンジも可能。

全国各地の味噌蔵と提携し、毎月違う味噌汁を届ける定期便「MISOBOX」も展開中。継続しやすい仕組みも整い、健康を気づかう人へのギフトとしても好評。伝統的な味噌の可能性を現代的にアップデートした、新世代の完全栄養食。

完全食TOKYO

完全食TOKYO

味も栄養も妥協しない、選べるプロテイン完全食

1食約30種類の栄養素を含んだ、ソイプロテイン主体の総合栄養食品。チョコレート、ピーチ、バナナ、抹茶など豊富なフレーバーで飽きずに継続でき、コストパフォーマンスと飲みやすさでリピーターから高い支持を獲得している。

植物性タンパク質が充実したソイタイプと、ホエイプロテイン(乳由来)から好みで選べるラインナップを展開。水に溶けやすくダマになりにくい製法で、爽やかな口当たりを実現。減量中の食事管理や、日々の栄養バランス改善にも活躍する。

ソイタイプは約765gで最大34食分、ホエイは900gの大容量パッケージ。LINEを通じて購入前後の質問や相談ができるサポート体制も整い、初心者でも始めやすい。味わい・栄養価・持続性を求める人におすすめ。

ベースフード

BASE YAKISOBA

手軽さと栄養を両立した完全栄養カップ焼きそば

1食(2個)で33種類の栄養素が摂れる即席麺。香ばしいソースの香りと、全粒粉を使ったつるもち食感の麺が絶妙にからみ合い、味と栄養の両立を実現。「栄養を考える手間なし」で食べられる、罪悪感の少ない選択肢として支持を集めている。

全粒粉を独自配合した麺は、なめらかさと弾力のバランスに優れ、満足感のある食べ応え。コク深いソースがしっかりからむことで、即席とは思えない味わいに仕上がっている。お湯を注ぐだけの手軽さで、忙しい日のランチや夕食にもぴったり。

味は3種類あり、定番のソース焼きそばに加え、旨辛まぜそばや塩焼きそばも選べる。自宅でも外出先でも楽しめるうえ、継続コースなら初回20%オフとリーズナブルに。SNSでも話題になっており、現代人の新しい主食として注目を集めている。

日清食品

完全メシ ハヤシメシ デミグラス

栄養も味も妥協なし、コク深い完全ハヤシライス

1食で33種類の栄養素を摂取できながらも本格的な味わいにこだわった逸品。炒めたたまねぎの香ばしさと自然な甘みに、トマトの酸味、ビーフのうまみが層を成し、深みのある味わいを実現。濃厚さがありつつもしつこさはなく、最後のひと口まで飽きずに楽しめる。

デミグラスソースのまろやかさを引き立てる絶妙な味付けにより、手軽なインスタント食品とは思えない満足感。お湯をかけて5分待つだけで、ハヤシライスの香りが漂い、食欲をそそる。栄養とおいしさを両立した、日々の生活を支える頼もしい味方に。

各自のライフスタイルに合わせて選びやすく、栄養バランスと本格的な味わいを求める人におすすめ。

日清食品

完全メシ カレーメシ 欧風カレー 中辛

濃厚スパイス香る、栄養満点の欧風カレーライス

お湯を注ぐだけで本格的な味わいが広がる即席カレー。濃厚なビーフとたまねぎのうまみにバターの芳醇なコクが調和し、満足感と栄養価の高さを両立。1食で33種類もの栄養素を摂取できる設計で、忙しい毎日の健康管理を支える。

コリアンダーやカルダモンといった香り高いスパイスをふんだんに使用し、中辛の奥深い味わいが後を引くおいしさ。バターの風味がやさしく広がることで、レトルト食品の域を超えた豊かな食体験に。リニューアルを経て、さらに洗練された味わいへと進化している。

「完全メシ」シリーズの一環として、品質への信頼も厚い。栄養価の高い即席カレーを求める人におすすめ。

グロング

完全栄養プロテイン チョコレート風味

毎日の栄養を効率よく支えるチョコ風味の完全栄養プロテイン

1食分の栄養素をバランスよく配合した総合的な栄養補給製品。タンパク質はもちろん、ビタミンやミネラルまで幅広く含み、日々の健康管理からワークアウト後の回復まで多目的に活用可能。控えめな甘さのチョコ風味で飲みやすく、長期継続しても飽きのこない味わいに仕上げている。

水や牛乳に簡単に溶けるパウダー状で、忙しい朝や運動後もサッと摂取できる。750gの大容量パックでコスパにも優れ、日常使いのプロテインとして経済的。栄養機能とおいしさを両立させた実力派サプリメント。

定期便で注文したい人は、15%オフになる公式オンラインショップからの購入がおすすめ。継続的にアミノ酸製品やトレーニングギアなどを展開する信頼のスポーツブランドが製造しており、品質面も信頼できる。

Huel(R)

完全栄養プロテイン

植物性でサステナブル、毎日にフィットする完全栄養プロテイン

26種の栄養素を配合した、ヴィーガン仕様のプロテインパウダー。玄米、ファバ(空豆)、エンドウ豆などの植物性タンパク質をブレンドし、1杯で必要な栄養バランスを効率よく摂取できる。食事代わりにも最適で、忙しい日常の栄養管理をスマートにサポートする。

すべての必須アミノ酸を含みながらも動物性原料は一切不使用。グルテンフリー製法により、食物アレルギーや特定の食事制限がある人でも利用しやすい。おいしさと機能性を兼ね備え、植物由来ながら本格的な身体づくりに役立つ。

Huel公式サイト限定販売では、定期購入なら20%割引と送料無料の特典付き。学生割引も利用でき、よりお得に始められるメリットも。製品すべてが環境に配慮した持続可能な製法で作られており、身体の健康と地球環境への配慮を同時にかなえたい人にぴったり。

5.完全栄養食にはデメリットもある?注意点を解説

完全栄養食にはさまざまなメリットがある反面、デメリットも存在する。取り入れるうえで注意すべきポイントを把握しておこう。

食べすぎると栄養素の過剰摂取になることがある

完全栄養食にはさまざまな栄養が配合されているため、食べすぎると栄養素の摂りすぎにつながる。「ビタミンA」や「ナトリウム」のように、過剰摂取することで身体の負担になるビタミンやミネラルもある。

また、カロリーが控えめの完全栄養食でも、たくさん食べればもちろんカロリーオーバーに。「完全栄養食1袋では満腹にならないので2~3袋食べたい」と思っても、食べすぎるのは気を付けて。

食事の楽しみが減ったり、味に飽きたりしやすい

最近、完全栄養食の種類が増えているとは言え、一般的な食品に比べるとバリエーションは少なく、味に飽きてしまうことも。食事は栄養を摂ることだけでなく、食べるのを楽しんで心身の満足感を得ることも目的のひとつ。完全栄養食ばかり食べていて食事に飽きると楽しみが減り、生活の中での満足度が低下しやすいので注意して。

飽きにくくするためには、パン、パスタ、ラーメンなど、さまざまなタイプをバランスよく取り入れるのがよさそう。

咀嚼の減少による顎の筋力低下も起こり得る

完全栄養食には時間をかけずに飲み込めるものが多いため、咀嚼回数が減る可能性があるのがデメリット。その結果、唾液が減少して口腔内トラブルを起こしたり、口回りの筋肉が衰えたりする場合がある。特にゼリーやドリンクタイプばかり摂取していると、咀嚼回数が減りやすいので要注意。

また、食べ物をよくかんでゆっくり食べることは、脳の満腹中枢を刺激して満足感を得るためにも欠かせない。特にダイエット中は、腹持ちが悪いと食べすぎを招くことになるため、固形の食品も取り入れるようにして。

6.完全栄養食に関するQ&A

Q.完全栄養食は非常食にもなる?

A.常温保存が可能で、賞味期限が1年程度あるものなら、非常用のストックとしても使用は可能です。ただし、お湯や温めが必要なものは、非常食として向かない場合があります。また、非常食として販売されている商品に比べると賞味期限は短いため、期限を過ぎないうちに食べ切りましょう。

Q.子供にも食べさせていい?

A.食べる量ややわらかさを調節すれば、離乳後の子供に食べさせられるものもあります。ただし、1歳未満の乳児は消化機能が未発達なため、大人と同じ完全栄養食を与えるのは避けてください。

食育の観点では、いろいろな食材や味に触れさせることが大切です。子供の場合、できるだけ一般的な食品から栄養を摂るようにしましょう。

Q.完全栄養食への置き換えはダイエットに効果的?

A.脂質量や糖質量が抑えられた商品も多いため、ダイエット中の食事の置き換えには適しています。
ただし、すべての食事を完全栄養食に置き換えるのは、健康を維持するうえで推奨できません。置き換えの頻度を調整しつつ、適度な運動も取り入れるようにしてください。

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※記事は2025年5月27日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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