安い宅配弁当・宅食おすすめ4選!宅配食の選び方や費用を抑えるコツも紹介

食材の買い出しや調理の手間を省ける宅配弁当・宅食サービス。1人暮らしの人や高齢者向け、ダイエット用の宅食サービスも登場している。自炊の負担を減らせて便利ではあるものの、価格をネックに感じている人もいるのでは? そこで今回は、管理栄養士の神原李奈さんに聞いた選び方のポイントや、比較的安い価格で利用できる編集部おすすめの宅食4選をご紹介。費用を抑えるコツも解説するので、迷っている人は参考にして。

更新日:2024/10/24

今回お話を聞いたのは・・・管理栄養士 神原 李奈さん

株式会社Luce・健康検定協会所属。大学卒業後、日系航空会社の客室乗務員として働く中で、不規則な食生活から健康と食の強い結びつきを実感、食の世界に興味を持つ。退職後、大手料理教室の講師の経験を経て、得意だったパン作りの経験と技術を活かし、自宅パン教室を開く。食についてより深く学び、仕事の幅を広げたいと思い、栄養士養成専門学校へ入学。その後、管理栄養士免許を取得。

現在は、外資系航空会社で客室乗務員をしながら、管理栄養士として、さまざまなメディアで健康や美容・食に関する情報発信や、栄養指導などを行っている。

1.宅配弁当の魅力は?コスパのよいものもある?

宅配弁当の大きな魅力は、栄養バランスの考えられた食事を手軽に摂れること。管理栄養士がメニューを監修しているケースが多く、自分で献立を考える手間を省ける。温めるだけで1食分の食事を用意できるため、買い出しや調理に時間を割けないときに便利。

しかし一方で、自炊に比べてコストがかかってしまう面も。外食よりは費用を抑えやすいものの、利用頻度が高いと出費がかさむこともある。

とはいえ、なかには比較的利用しやすい価格のものや、割引制度が充実しているものもあるので、コストが気になる人もぜひ一度検討してみて。

2.安い宅配弁当を選ぶときの3つのポイント

安い宅配弁当を選ぶときに注目したい、3つのポイントをご紹介。しっかり吟味して、予算に合う宅配弁当を見つけよう。

なお、一般的な宅食の選び方については以下の記事も参考にして。

人気の宅食サービスおすすめ23選!1人暮らしの人や高齢者にも

料金は、送料を含めた1食あたりの価格で比較

1食にかかる費用をサービス同士で比較するときは、必ず送料も含めた料金を確認しよう。宅配弁当の1食あたりの価格は、400円程度のものから800円~1000円のものまで幅広い。

ただし、弁当の価格が安くても、送料が高いとトータルのコストがかさんでしまう。住んでいるエリアによっても送料は変わることが多い。送料込みの価格を提示しているところや、送料無料を謳うところもあるので、安く利用したい人は要チェック。

まとめ注文や定期利用の割引があるかチェック

宅配弁当サービスのなかには、まとめて数食分購入すると割引が適用されるところも。コスパよく利用できるうえ、いつでも食べられるようにストックしておけるので便利。

また、継続利用するなら定期コースを選ぶのもひとつの手。通常価格より割引されたり、送料が安くなったりすることがある。

安さだけでなく、味や量などのクオリティも重視しよう

価格だけで選んでしまうと、味が好みに合わない、ボリュームが足りないなどの理由で満足できない可能性がある。特に、家族や子どもに食べさせたい人は、安さだけでなく、内容や量に満足できるかもきちんと確認したい。コスパのよい宅配弁当なら、食事が楽しみになり、継続利用しやすいはず。

3.【編集部おすすめ】人気の安い宅配弁当4選

ワタミ

ワタミの宅食ダイレクト

1食あたり 385円~(定期初回限定)

おいしさと健康を両立した毎日の頼れる味方

総菜をはじめ、丼の具・麺類・スイーツなど100種類以上の豊富な総菜から選べる、ワタミの宅食ダイレクト。ダイエットや塩分ケアに向けた総菜なども用意されていて、塩分・カロリー・品目数に配慮して管理栄養士が設計。ワタミの宅食の実績と経験が生かされた、おいしいメニューを味わえる。

メニューは、総菜2種類入りで軽食にぴったりな「いつでも二菜」、塩分やカロリーに配慮した「いつでも三菜」、バラエティ豊かな「いつでも五菜」から選べる。1食あたり360円からと手ごろで、毎日の生活に取り入れやすい。好みに合わせた柔軟な注文が可能で、忙しくてなかなか自炊ができない人や食事制限が必要な人など、幅広いライフスタイルに適した選択肢を提供している。

レンジで温めたときにいちばんおいしくなるように工夫されているので、冷凍宅配食をおいしさで選びたい人にもぴったり。ユーザーの声をもとに商品の改善に取り組むなど、味・バランス・組み合わせにもこだわっている。

特徴

・スイーツや麺類など、選べる総菜は100種類以上
・1食あたり360円からと手ごろなプライス
・レンジで温めたとき、いちばんおいしくなるこだわりが魅力

ナッシュ

nosh

1食あたり 499円~(初回限定)

ヘルシーでおいしい。手ごろな価格で健康をサポート

糖質と塩分に配慮した、忙しい現代人のための宅配食サービス。全メニューが糖質30g以下、塩分2.5g以下と健康を意識した設計で、専属の管理栄養士が栄養価を管理している。食べたいときに電子レンジで温めるだけで手軽に楽しめる。

幅広いジャンルから自由に選べるメニューは、60種類以上と豊富。和洋中でそれぞれ専属のシェフがメニューを開発しているため、味にも自信あり。糖質を抑えたデザートまでそろっている。毎週3品の新メニューが登場するので、マンネリ化しにくいのも続けやすいポイント。容器は環境に配慮したパルプモールドという紙素材でできていて、燃えるごみとして捨てられるのも嬉しい。

定期配送サービスだが、必要のない週は注文をスキップすることも可能。購入プランが充実していて、ライフスタイルに合わせたプランを選べる。買えば買うほどお得になるnosh club会員制度も用意されているので、継続利用するなら1食あたりがもっと手ごろな価格になる。

特徴

・糖質30g以下、塩分2.5g以下で、ダイエット中や栄養管理中の人におすすめ
・選べるメニューは60種以上!毎週新メニューが登場するので飽きにくい
・低糖質でもおいしい、ドーナツやガトーショコラなどのスイーツも選べる

シルバーライフ

まごころケア食

1食あたり 190円~

手軽な健康管理をかなえる、家計にやさしい選択肢

おいしくてバランスの取れた食事がしたい人・塩分を気にしている人・カロリー制限している人など、ニースに合わせて選べるコースを7種類用意。管理栄養士が監修した冷凍宅配食サービスなので、食事制限が必要な人でも気軽に利用できる。主菜1品と副菜3品がセットになっており、彩り豊かで満足度も高まる。

おかずがもう1品欲しい人には、プロ料理人と管理栄養士が監修したおまかせ小鉢がおすすめ。小分けパックなので使い切りやすく、手軽に1品追加できる。また咀嚼や嚥下が困難な人に向けた、食べやすいムース食プランも用意され、介護が必要な人・介護している人の両方をサポートするのも嬉しい。

数食分まとめて注文するお得便なら、定価より20%オフになる割引制度もあり。続けて利用を検討している人は、ぜひチェックしておこう。

特徴

・塩分やカロリーなど、気になるポイントに合わせた7つのコースから選べる
・年配の人や介護が必要な人に向けた、食べやすいムース食も用意
・まとめ買いで20%割引になるお得便が使える

日清医療食品

食宅便

1食あたり 596円~

医療食の専門家が提供するおいしく健康的な宅配弁当

長年の病院食の提供で培った技術を活かし、栄養バランスとおいしさを両立した宅配食を味わえるサービス。健康ニーズに合わせたコースがそろっていて、管理栄養士と熟練シェフが監修した自慢のメニューを提供する。各コースの栄養価が明確なので栄養管理もしやすい。

56種の豊富なメニューで飽きない「おまかせコース」を中心に、糖質10g以下の「低糖質セレクト」・たんぱく質10.2g目安の「たんぱくケア」・塩分とカロリーに配慮した「塩分&カロリーケア」をラインナップ。歯茎でつぶせるメニューがそろった「やわらかい食事」もある。

電子レンジで加熱するだけだから調理も簡単。おかずが移動したり、加熱時にムラが出たりするのを防ぐために、容器は深型を採用しているのも嬉しい。ほしい時に都度購入する通常便と、毎回注文する手間が省けて料金もお得になる定期便から、好きな注文方法を選ぼう。

特徴

・病院食の技術を活かした、日清医療食品ならではのおいしく健康的な宅配食
・目的に応じた5つのコースから選べる
・おかずの移動や加熱ムラを防止する容器で、おいしく食べられる

4.宅配弁当サービスを安く利用するコツは?

宅配弁当をより安く利用するための、3つのコツを解説。

格安のお試しセットを活用する

宅配弁当サービスでは、お試しセットを用意している場合が多い。格安料金でお試しができるため、費用を抑えつつ味を確かめたいならおすすめ。気になる弁当をいくつか試してみて、好みに合うところを見つけよう。

まとめ買いしやすい冷凍弁当をチョイスする

まとめ買いによる割引を利用したいなら、冷凍タイプの弁当を選ぼう。比較的長く保存がきくため、数食分を一気に受け取れる。ただし、数が多いと広い保管スペースが必要になるので、あらかじめ冷凍庫の空きを設けておくように注意して。

ご飯がないおかずのみの商品を選ぶ

宅食サービスの商品には、ご飯が付いたタイプと、ご飯のないおかずのみのタイプがある。ご飯が付いていないタイプが多いが、少しでも費用を抑えたい人は、おかずのみの惣菜タイプを検討してみて。自分でご飯だけ炊いておいたり、別の主食を用意したりとアレンジがきくのもメリット。

5.安い宅配弁当に関するQ&A

Q.1食あたりいくらぐらいなら安い宅配弁当だといえる?

A.宅配弁当の価格はサービスによってさまざまですが、編集部で人気のサービスを比較した結果、1食あたり400円弱~1000円程度の幅が見られました。送料も含めた1食当たりの価格が400円~500円ほどであれば、比較的安いといえるでしょう。

Q.安い宅配弁当にデメリットはある?

A.ボリュームが少なく、ほかに買い足しが必要な場合、結果的に1食あたりのコストが高くなる可能性があります。節約のために安い宅配弁当を探すなら、それだけで満足できるボリュームかチェックしましょう。

Q.安い宅配弁当に味のよさは期待できない?

A.価格が安くても、味にこだわっている宅配弁当はたくさんあります。食材やボリュームによってではなく、物流コストや食品ロスの削減といった企業努力によって価格を抑えている可能性も。安いからといって味が劣るとは決めつけずに、さまざまなサービスの弁当を食べ比べて好みに合うものを選んでください。

また、宅配弁当にはおまかせでメニューが決められるものと、自分で好きなおかずを組み合わせられるものがあります。自由度が高いと価格も高くなる傾向があり、安さの理由は必ずしも味やボリュームによるものとは限りません。

Q.安い宅食サービスだと、配達時の対応のよさには期待できない?

A.例えば、1食あたり400円以下の安いサービスでも、配達日時指定や再配達が可能なところはあります。サービス内容が劣るとは言い切れないので、総合的にチェックしたうえで選びましょう。

Q.送料が無料になることもある?

A.サービスによっては、定期便を選んだり、一定の金額以上注文したりすることで送料が無料になります。そのほか送料が半額になる場合もあるので、よりコスパよく利用したい人はチェックしてみましょう。

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※記事は2024年10月24日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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