肌がザラザラする原因は？正しいスキンケアでなめらかな肌をめざそう
肌のザラザラが気になる、対処法が知りたいと悩んでいる人も多いのでは。そこで今回は肌のざらつきの原因や対策について、日本メイクアップ技術検定協会の芦田貴子さんに教えていただきました。お手入れの注意点などもチェックして、ザラザラが気にならないなめらかな肌をめざして。
更新日：2021/12/23
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今回お話を聞いたのは・・・日本メイクアップ技術検定協会 芦田貴子さん
美容学校や美容関連企業にて、数多くのメイクアップ教育に従事。美容師としてサロンワークの他、各種撮影等を担当するなど幅広く活動している。日本メイクアップ技術検定協会では、理事として検定試験、教育運営の他、資格取得者の就業支援やメイクアップ関連企業の採用サポートを担当している。
1．肌がザラザラに…原因は何？
気になる肌のザラザラについて、日本メイクアップ技術検定協会の芦田貴子さんに聞いた原因を紹介。肌のザラつきに悩んでいる人はぜひ参考にしてみて。
1-1．乾燥による角質の硬化
さまざまな要因によって肌が乾燥すると、バリア機能が低下して角質がめくれ上がりやすくなるため、ザラザラ肌を引き起こしてしまう。
正常な肌は、セラミドやコレステロール、天然保湿因子が乾燥を防ぐ役割をしている。
間違ったスキンケアやエアコンのつけすぎ、洗い過ぎ、加齢、栄養・睡眠不足など、さまざまな要因によって正常なバランスが崩れて乾燥することで、バリア機能を低下させてしまう。
1-2．皮脂が詰まってできた角栓
ホルモンバランスの影響や、汚れの洗い残し、乾燥などが原因によって過剰な皮脂が毛穴に詰まると、角栓ができてしまう。
角栓は毛穴に皮脂が詰まって飛び出ているため、たくさんできると手触りがザラザラすることも。
また、目に見えない状態の角栓をコメドと呼び、これはニキビの初期段階でもあるため、放置するとニキビになってしまうことがある。
コメドは目に見えないものの、毛穴が盛り上がってしまうため、ザラザラに感じてしまう要因になりうる。
2．肌のザラザラはどう対処すれば？正しくスキンケアを行って乾燥や皮脂詰まりを防ごう
自分の肌に合ったアイテムを正しく使用し、スキンケアを正しく行うことがザラザラを防ぐ上で重要なポイント。やり方に迷っている人は、以下を参考にしてみて。
2-1．メイクをしたら必ずクレンジングでオフ
メイクをした日は、必ずクレンジングでオフすること。洗顔だけで落とせる記載がない限り、クレンジングではないとメイク汚れは落ちない。
ただし、しっかり落とそうとするあまりゴシゴシと肌を擦るのは絶対NG。肌に触れるか触れないかくらいのやさしさで、なでるように使用すること。
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汚れのみを見極め、必要な潤いは残す洗浄成分「セレクトクレンジング成分」を配合。さらに「セラミドネットワーク成分（※1）」「ヒアルロン酸Na」「ブレンドハーブ成分（※2）」などの保湿成分も多彩に配合し、潤いをキープするからオフ後も肌がつっぱりにくい。
肌だけでなく、心もほぐれるような使い心地にうっとり。初めての人限定でセットになっている「オルビスユー」のスキンケアとセットで使えば、さらにみずみずしい肌に。落とすだけの役割だけにとどまらない新感覚ケアを、あなたの肌でも体感してみて。
※1 肌表面に潤いを抱え込む膜をつくる保湿成分
※2 植物性保湿成分
2-2．洗顔はしっかり泡立ててやさしく洗う
洗顔料は、必ず事前にしっかりと泡立てて使って。泡立ちが足りないと、摩擦が生じて肌を傷める原因に。
たっぷりの泡を手にのせて、手で洗うというより泡で洗う感覚でやさしく行うことがポイント。すすぎ残しにも注意しよう。
2-3．化粧水で水分を補給してキメを整える
まずは化粧水をつけ、肌に水分を補給。角質層のすみずみまで水分が行き届くことにより、キメが整いやすくなる。
角質層を柔らかくする効果もあるので、次に使うスキンケアアイテムがなじみやすくなるのもポイント。
ただし、化粧水だけで終えてしまうと水分が蒸発して乾燥の原因になるため、必ず乳液までつけることが重要。
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繰り返すニキビを防ぎたいと悩む大人の肌には、オイルカット＆ノンコメドジェニック処方（※）の「オルビスクリア」がおすすめ。肌のバリア機能に着目し、肌を潤しつつもさっぱり使えるテクスチャーを実現している。
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※1 すべての人にコメド＝ニキビのもとができないというわけではありません
※2 ニキビを防ぐ
2-4．乳液で蓋をして潤いを閉じ込める
最後は潤いを逃さないよう、乳液で蓋を。乳液をすることで水分を閉じ込め、油分で潤すことができる。
乳液かクリームかはどちらでもOK。あまり重くない使用感が好きなら乳液、こっくりとした使用感が好きならクリームを選ぶといい。
2-5．メイク時には日焼け止めを！紫外線は乾燥の原因に
紫外線は美肌の大敵。日焼けによってシミやそばかすなど、さまざまなトラブルが起こることはもちろん、乾燥を招いてザラザラを引き起こすことも。
日差しの強い夏場や晴れた日だけでなく、紫外線対策は年中必要。日焼け止めを使用したり、日焼け止め効果のある下地を使うなどして、対策をしっかり行おう。
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潤いとハリに満ちた、明るい印象のやわらかな素肌に。「オルビスユー ドット」
「オルビスユー ドット」は、肌のエネルギーのめぐりに着目。オルビス内最高峰の保湿力で、明るい印象のやわらかなハリ肌をめざせる。
「スイカズラエキス」「メマツヨイグサエキス」を複合した独自成分「GLルートブースター」が、水分と油分を角層内に行きわたらせて健やかな状態に。さらに美白有効成分「トラネキサム酸」もプラスし、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ。シワ改善美容液とふわふわ抗菌タオルがついてくる、オルビスが初めての人限定の7日間体験セットで、イキイキとした表情を手に入れよう。
3．編集部おすすめのスキンケアアイテム
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オフクリーム オルビスユートライアルセット入り
2530（初回購入）円
なめらかで厚みのあるテクスチャー。クレンジングによる肌の乾燥が気になる人におすすめ
「モイストリカバリー処方」を採用し、肌の潤いを保ちながら、メイク汚れになじんで落とすクレンジングクリームがメインのセット。
保湿成分「ヒアルロン酸Na」「セラミドネットワーク成分（※）」を配合しているため、肌の潤いを逃さず、後のスキンケアアイテムが角質層まで浸透しやすい肌に整える。みずみずしい肌が目指せるスキンケアラインもセットに。お得なセットで贅沢な体験をゲットしてみて。
※肌表面に潤いを抱え込む膜をつくる保湿成分
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エリクシール ホワイト トライアルセット
1210円
エイジングケア（※1）と美白ケア（※2）を両立し、頬に輝く「つや玉」を演出
・エイジングケア（※1）と美白ケア（※2）を両立
・「コラーゲンGL」が肌に「つや玉」を演出
・美白有効成分を配合し、明るい印象のハリ肌に
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さらに美白有効成分として、化粧水と乳液には「4MSK」を、朝用の乳液には「m-トラネキサム酸」を配合。メラニンの生成を防いでシミ・そばかすを防ぎ、澄みわたる印象のハリ肌をめざせる。
※1 年齢に応じた潤いケア
※2 メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ
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とろみのあるテクスチャーが心地いい！2つのコラーゲンで肌にハリと弾力をプラス
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化粧液と乳液には独自成分の「適応型コラーゲンα」を配合し、ハリに必要なV型コラーゲンでピンと張った肌へ。とろみのあるテクスチャーで、しっとりとした肌に導く。
伸びがよいので、バシャバシャ使わずとも充実の潤い感を得られる。手頃な価格で、丁寧なスキンケアを試してみて。
4．生活習慣を整えて内側から肌を健康に保とう
ザラザラを防ぎ、美しく整った肌にするためには、何よりも生活習慣が重要。生活習慣が乱れていると、どれだけスキンケアを念入りに行っても効果が出ないこともあるので、チェックしてみて。
4-1．栄養バランスのとれた食事を。脂や糖質、塩分の摂り過ぎには注意
食事は栄養バランスを意識しよう。とくに、糖質や脂質を取りすぎると皮脂分泌をさかんにしてしまうため、注意が必要。コンビニ弁当やファストフードには、脂質や糖質、塩分が過剰に含まれていることが多いので、食べすぎは控えて。
タンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく摂取することを心がけよう。積極的に取り入れるといいのは、ビタミンB2やビタミンB6、ビタミンAなど。緑黄色野菜に含まれるβカロテンも重要。
レバーやバナナ、豆類、ササミ、にんじん、鮭、玄米、牛乳などに豊富に含まれているので、積極的に摂取してみて。バナナや納豆、牛乳など、朝食に手軽に取り入れられるものから始めてみるのがおすすめ。
4-2．適度な運動を取り入れて代謝を上げよう
適度な運動も美肌には重要な要素。とくに有酸素運動は、血流をよくして代謝を上げる。血行がよくなると、肌のターンオーバーを整える効果も。
まとまった時間が取れなくても、以下のような簡単な運動をこまめに取り入れてみて。
・1駅分歩いてみる
・階段を積極的に使う
・少し遠いスーパーへ足を運ぶ
・休みの日にウォーキングをする
4-3．できればシャワーで済ませず入浴も取り入れて
忙しいとついシャワーで済ませがちだが、入浴にはさまざまな美容効果があるので、ぜひ取り入れてみて。
入浴することで血流がよくなり、皮膚に必要な栄養素や酸素が届きやすくなる。また、良質な睡眠につながり、新陳代謝のアップにもつながるので、できるだけ取り入れてみよう。
入浴する時には、38～40度のお湯にし、10～15分程度の入浴にすることがポイント。熱すぎるお湯や、入浴のしすぎは肌を乾燥させる原因になるので注意して。
忙しい場合は週に数回でもいいので、入浴することを意識してみるのがおすすめ。
4-4．夜は質のよい睡眠を。寝る前のスマホやテレビは控えて
質のよい睡眠は、美肌に欠かせない要素。睡眠中に分泌される成長ホルモンや睡眠ホルモンは、美肌につながる。
質のよい睡眠をとるためには、日中に太陽を浴びること、適度な運動をすることなどが重要。また、寝る前の1時間以内にはスマホやテレビを控え、激しい運動なども3時間前までに済ませよう。
食事も就寝の2～3時間前までに済ませ、カフェインやニコチンも控えて。
4-5．タバコはできれば禁煙を。アルコールの接種もほどほどに
タバコは百害あって一利なし。肌に必要な栄養素や酸素が行き届かなくなるので、できれば禁煙をおすすめする。
適度な飲酒は健康によいが、もちろん飲みすぎはNG。ビールであれば500mLのロング缶1本、ワインならグラス2本、チューハイなら350mLの缶1本など、適量にとどめることを意識して。
5．ザラザラ肌に関するQ&A
急に顔がザラザラしてかゆい！どうすればいい？
急にザラザラになってしまうのは、以下のような原因が考えられる。
・日中紫外線を浴びたことによる乾燥
・マスクの蒸れによる角栓詰まり
・スキンケア用品や化粧品を変えたことによる肌荒れ
・体調不良
ただし、かゆい場合は炎症や食物などによるアレルギーの可能性もあるので、早めに医療機関に相談するのが一般的。
角栓（コメド）でザラザラしている場合は押し出していい？
指やピンセットなどで無理矢理角栓を押し出そうとすると、毛穴に負担がかかってしまう。炎症が起きてしまったり、角質が分厚くなってしまい、さらに皮脂詰まりを加速させてしまうこともある。
また、指や手には雑菌がたくさんついているので、菌の繁殖にもなりかねない。
無理矢理押し出して角栓が取れたとしても、根本的な原因が解決できなければすぐにまた角栓はできてしまう。無理に押し出してよいことはないので、絶対にやめよう。
紫外線の強い夏や花粉が多い春、季節の変わり目などザラザラになりやすい季節はある？
ザラザラの原因である乾燥は年中さまざまな要因によって起きやすい。また、人によってアレルギーや肌質・体質も異なるので、一概にどの季節がザラザラになりやすいかは断言できない。
季節的な要因が元になり、乾燥や皮脂つまりを起こすことはもちろんあるので、個々で原因を見極めて適切な対策をすることが重要。
ピーリングやスクラブでザラザラ対策をしてもいい？
自分の肌に合っているもので、使用方法や頻度を守って使用する分には問題ない。ただし、使用後は必ず肌を保湿すること。
肌に合わないものは使わないようにすることはもちろん、ザラザラをなくしたいからと言って頻度を守らず過剰に使用するのはNG。
また、かゆみや炎症が伴っている場合は負担になってしまうので、控えたほうがいい。
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美容学校や美容関連企業にて、数多くのメイクアップ教育に従事。美容師としてサロンワークの他、各種撮影等を担当するなど幅広く活動している。日本メイクアップ技術検定協会では、理事として検定試験、教育運営の他、資格取得者の就業支援やメイクアップ関連企業の採用サポートを担当している。
