人気のハイドロキノン化粧水おすすめ4選。市販のアイテムや正しい使い方も解説

肌を健やかに保つ効果が期待できる、ハイドロキノン。スキンケアに取り入れたいけれど、ハイドロキノンが配合された化粧品にもさまざまなものがあり、どれを選べばいいか迷っている人も多いのでは? そこで今回は、ハイドロキノン化粧水の中から、人気のおすすめ4選をご紹介。東京医薬看護専門学校の小谷純さんに聞いた選び方も参考に、自分に合う製品を見つけて。

更新日:2024/10/31

今回お話を聞いたのは・・・

東京医薬看護専門学校 スキンケアアドバイザー科 担任 小谷純

化粧品の処方開発、製造、企画を学ぶ専門学校卒業後、外資系スキンケアブランドの美容部員として6年間勤務。現在は東京医薬看護専門学校 スキンケアアドバイザー科 専任教員として、1人ひとりにあったスキンケア方法・化粧品選びなどの正しいアドバイスや提案を行うスキンケアのスペシャリストを養成している。

1.ハイドロキノンとは?

ハイドロキノンは、天然に存在する成分のひとつ。メラニンを合成する酵素「チロシナーゼ」の活性を阻害する働きがある。

日本では2001年の規制緩和以降、濃度2%以下の製品に限り、化粧品への配合が可能になった。しかし、一部の人では、使用時に刺激を感じることもあるので、短期間での使用がおすすめ。異常が出た場合はすぐに使用を中止し、医師の診察を受けよう。

また、ハイドロキノンを使用する際は、紫外線対策も重要。肌を健やかに保つハイドロキノンの効果を活かせるよう、日常における肌ダメージをできるだけ抑えて。

2.ハイドロキノン化粧水の選び方

ハイドロキノン化粧水を選ぶときに注目したい、3つのポイントを紹介。自分に合うアイテム選びの参考にして。

使用感が肌質に合っているか

毎日のように使う化粧水は、使用感が好みに合うかが重要なポイント。自分の肌質もふまえ、理想がかなうものや好みで選ぶのがおすすめ。

毎日使うものなので、口コミやテスター、サンプルから試すのがおすすめ。例えばオイリー肌の人には、べたつきを感じないさっぱりした使用感のものがマッチしやすい。

ハイドロキノン以外の配合成分が自分の肌悩みに合うか

肌悩みへ効果的にアプローチするために、ハイドロキノン以外の配合成分もチェック。たとえば、乾燥が気になる人には、「ヒアルロン酸」や「セラミド」などの保湿成分を豊富に含むものがおすすめ。

肌を整えたいときには、「グリチルリチン酸2K」などの整肌成分が配合されているか確認しよう。

敏感肌には、シンプルな成分構成の化粧水がおすすめ

敏感肌の人や、肌へのやさしさを重視する人は、シンプルな成分構成の化粧水を選ぶのがおすすめ。成分の合う、合わないには個人差があり、特定の成分が無添加だからといって、肌にやさしいとは限らない。

また、植物アレルギーを持つ人は、自然由来の成分にも注意。必ず事前にパッチテストを行い、調子が悪いなら使用を控えよう。

3.【編集部おすすめ】人気のハイドロキノン化粧水4選

KISO CARE

ホワイトローション VC

120ml 3870円

さっぱりとしたテクスチャーで、肌をしっかり保湿

整肌成分「安定型ビタミンC誘導体(アスコルビルリン酸Na)」を3%配合した化粧水。肌に潤いを与えてキメを整える。

さらに、保湿成分として4つのヒアルロン酸「加水分解ヒアルロン酸Na」「アセチルヒアルロン酸Na」「ヒアルロン酸Na」「ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na]。をプラス。

さっぱりとしたテクスチャーで、角質層まで浸透。ベタつかない快適な使用感で、しっとりとした肌に仕上げる。

内容量
120ml
保湿成分
アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマー-2-Na、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na
アレルギーテスト済(※1)

※1 すべての人にアレルギーが起きないわけではありません

アンプルール

ラグジュアリーホワイト ローションAO II

120ml 通常価格5500円

肌なじみのよい、とろみ系ローション

整肌成分「高浸透(※1)ホワイトハイドロキノン」を配合。角質層の隅々まで浸透し、肌に潤いとハリを与える。 

成分を120μmにナノ化したカプセルに閉じ込める独自技術を採用。さらに「プラセンタエキス(保湿)」「グリチルリチン酸2K(整肌)」なども加え、肌の乾燥を防いで健やかに保つ。

肌なじみのよいとろみのあるテクスチャーで、春夏はもちろん、乾燥しやすい秋冬でも使いやすい。清潔感のあるホワイトフローラルの香りで、心地よいスキンケアタイムを演出する。

※1 角質層まで

内容量
120ml
保湿成分
加水分解コラーゲン、プラセンタエキス、セラミドNP、セラミドAP
アレルギーテスト済
-

ドクターセレスキン

キノンローション

120ml 5500円

朝晩のスキンケアで肌に潤いを与えて整える

調剤薬局・仁川薬局から生まれたドクターズコスメブランド、ドクターセレスキンの化粧水。

全成分は水、BG、プラセンタ、ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、グリセリン、ハイドロキノン、フェノキシエタノールのみ。厳選された成分を配合し、肌を整えて健やかに保つ。メラニンの生成を抑制するハイドロキノンを配合しているため、美白ケアをしたい人におすすめ。

朝晩の洗顔後に適量(約1ml)を手のひらに取り、顔全体をやさしくパッティング。その後、再度適量を手に取り5秒間押さえ込んで。

内容量
120ml
保湿成分
皮膚吸収コラーゲン、水溶性プラセンタ、ヒアルロン酸
アレルギーテスト済
-

EXFOLE

EXFOLE HD-5 ローション

150ml 4980円

乾燥によるくすみにアプローチ。マッサージにも

「PCA-Na」「クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体」「シアノコバラミン(ビタミンB12)」といった保湿成分を配合。

ほどよくとろみのあるテクスチャーだから、マッサージ時に使うこともできる。顔の中心から外側に向けて、軽くマッサージするように塗布してみて。

乾燥によるくすみが気になる人におすすめ。同シリーズのクリームとのライン使いもお試しあれ。

内容量
150ml
保湿成分
PCA-Na、クラドシホンノバエカレドニアエ多糖体、シアノコバラミン(ビタミンB12)
アレルギーテスト済
-

4.ハイドロキノン化粧水を使う順番は?正しい使い方を解説

使用前にパッチテストを行う

新しいスキンケアアイテムを使用する前は、パッチテストが欠かせないステップ。特に敏感肌の人は、外部の刺激に反応しやすいので、ハイドロキノン化粧水を使う前には必ずパッチテストをしよう。

手の甲や内肘などに少量を塗り、一定時間経過後に肌の反応を確認する。肌に異常が見られた場合は使用を中止し、必要に応じて医師の診察を受けて。

洗顔後の清潔な肌に使用する

ハイドロキノン化粧水を使うタイミングは、基本的に洗顔の直後。不要な皮脂や汚れが取り除かれた状態なので、化粧水の成分が肌になじみやすい。

乳液やクリームを併用する場合は、化粧水を塗った後に蓋をするようにして使おう。水分が多いアイテムから使うことで、潤いをしっかり閉じ込められる。

5.ハイドロキノン化粧水を使う際の注意点

初めて使用する場合は、使用前にパッチテストを行う

ハイドロキノン製品を初めて使うときは、パッチテストを行おう。特に敏感肌の人は、外部の刺激に対して反応しやすいため、事前のテストが欠かせない。自然由来の成分であっても、アレルギー反応を示すことがあるので注意して。

使用中は紫外線対策を徹底する

ハイドロキノン製品を使用する際、紫外線には注意が必要。防御機能も持つメラニンの生成を抑制する働きがあるので、紫外線の影響を強く受ける恐れがある。日中に外出する際は必ず日焼け止めを塗り、日傘を差すなど、十分な紫外線対策を心がけよう。

冷暗所で保管して早めに使い切る

ハイドロキノンは酸化しやすい特徴を持つため、適切に保管することが重要。直射日光や高温多湿の場所は避け、冷暗所で保管しよう。

品質の低下を防ぐためには、開封後にできるだけ早く使い切ることも大切。クリームの変色が見られた場合は、使用しないように注意して。

肌に異常が出た場合は使用を中止し、医師に相談する

使用中に肌の異常が見られたときは、直ちに使用を中止し、必要に応じて医師の診察を受けて。使用方法や適量を守ってもトラブルが生じる場合は、個人の肌質が原因として考えられる。肌の状態を気にかけ、異常を感じたら迅速に対応しよう。

6.ハイドロキノン化粧水に関するQ&A

ハイドロキノン化粧水は敏感肌にも使える?

市販のハイドロキノン化粧水は比較的低濃度なので、敏感肌にも使いやすい製品はあります。初めて使用する場合は濃度の低い製品からはじめ、使う前には必ずパッチテストを行ってください。

ヒリヒリするような感覚がある場合、使い続けていい?

ヒリヒリとした刺激を感じる場合は、使用頻度を減らしましょう。それでも違和感が見られる場合は使用を中止し、医師に相談してください。

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※記事は2024年10月31日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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