VIO用電気シェーバーのおすすめ7選!チクチクしない剃り方も解説
デリケートなVI0の自己処理にぴったりな電気シェーバー。しかし、さまざまなメーカーの商品があり、全身に使えるもの、VIO専用のものなど種類も豊富なので、どれを選べばいいのか悩んでいる女性も多いのでは? そこで今回は、編集部が厳選したVIO用電気シェーバーのおすすめ7選や、商品の選び方をご紹介。自己処理でつるつるに剃るためのコツにも触れるので、ぜひ参考にしてみて。
更新日:2023/04/21
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今回お話を聞いたのは・・・フェミークリニック総院⻑ 北山 英美子
東邦大学医学部卒業。1999年に同大学形成学科に入局し、2003年に渋谷フェミークリニックを開院、06年にフェミークリニックの総院長に就任。現在東京に4院、大阪に2院を構える。女性としての感性を大切に、悩みに寄り添う丁寧なカウンセリングや技術に定評。
フェミークリニック
1.VIOを電気シェーバーで処理するメリット・デメリットとは?
メリット
カミソリに比べて肌を傷つけにくい
VIOを自己処理しようとしても、自分ではなかなか見えにくいもの。とくにIライン、Oラインのセルフケアは難しく、カミソリで処理すると肌を傷つけてしまうことがある。
電気シェーバーは刃が肌に直接当たらない仕組みなので、Vラインはもちろん、見えにくいI、Oラインもお手入れしやすい。カミソリに比べて肌当たりがやさしく、デリケートな肌の人でもトラブルを抑えられる。
毛が埋没しにくく、脱毛施術の前処理にも向いている
カミソリや毛抜きで処理をすると、毛が皮膚に埋まってポツポツができる「埋没毛」の原因に。一度埋没してしまった毛は、サロンやクリニックでの脱毛施術が難しくなることもある。
電気シェーバーは表面に出ている毛だけをカットするため、埋没毛になるリスクが低い。脱毛を検討しているなら、前処理用に持っておくのがおすすめ。
自己処理の負担が減るため、こまめなお手入れができる
デリケートゾーンは、いつも清潔にしておきたいもの。電気シェーバーは力をかけずに剃れるため手が疲れにくく、こまめなケアを行いやすい。
さらに刃を取り外して洗ったり、付け替えられたりすることで、シェーバー自体もきれいに保てる。VIOの自己処理にハードルの高さを感じているなら、ぜひ試してみて。
デメリット
剃った跡がチクチクすることも
通常、アンダーヘアは根元から毛先にかけて細くなっていくため、触ってもチクチクしにくい。電気シェーバーで剃ると切断面が鋭くなり、伸びたときに毛先がチクチクして不快に感じてしまうこともある。
しかし、VIOの部位によってシェーバーを使い分けたり、剃る前に工夫を加えたりすることで、チクチク感は軽減できる。毛の断面を丸くしながら焼き切るヒートカッターを併用するのもひとつの手。
すぐ生えてくるから、頻繁に処理が必要
電気シェーバーでVIOを剃った直後はつるつるの状態になるものの、脱毛効果はないのでしばらくすると元通りに。こまめなケアが必要になるため、続けるのが面倒に感じることも。
自己処理の頻度をなるべく減らしたい場合は、サロンやクリニックでの脱毛と組み合わせるのもおすすめ。脱毛に通いVIOのムダ毛を減らしていけば、徐々にセルフケアが楽になるはず。
2.VIOの自己処理に適した電気シェーバーの選び方
数あるVIO用電気シェーバーの中から自分に合うものを選ぶには、どうすればいいのか? 具体的なチェックポイントを確認してみよう。
刃のタイプで選ぶ
電気シェーバーの刃には、大きく分けて「トリマー刃」と「ネット刃」の2種類がある。
「トリマー刃」は鋭いエッジがあるため、Vラインのような太くて長い毛を剃ったり、毛の長さを調節したりするのにぴったり。一方の「ネット刃」は網目構造になっていて、短い毛にもアプローチしやすいのが特徴。I、Oラインのようなつるつるに仕上げたい部位の使用におすすめ。
なかには剃る部位に応じて刃を付け替えられる、マルチな電気シェーバーも。汎用性の高い電気シェーバーがほしいなら、チェックしてみて。
処理したい部位に合うヘッドタイプで選ぶ
Vライン用
Vラインは、広範囲のムダ毛処理が必要な部位。とくに自己処理を始めたばかりで毛量が多いときは、広範囲を一気に剃れる、大きめヘッドの電気シェーバーを選ぼう。形を整えるなど細かいケアをする際は、ヘッドが細いカミソリタイプが便利。
I、Oライン用
IラインとOラインは剃る範囲が狭いので、ヘッドが小さく小回りの利くタイプがおすすめ。ヘッド部分がカーブしたものだと、さらにフィット感がアップする。Vラインに比べて皮膚が薄くデリケートなため、刃先にガードがついているかもチェックしよう。
お手入れのしやすさで選ぶ
替刃交換ができる電気シェーバーを選ぶと、刃の清潔さを保った状態で長く使える。さらに専用の掃除ブラシが付属したものなら、毎回のお手入れもしやすい。
シャワー中に自己処理をする場合は、お風呂場でも使える防水タイプを選ぼう。使ったらそのまま丸洗いできるうえ、水洗いしても刃が傷みにくく、清潔に使い続けられる。
軽さや持ちやすさで選ぶ
頻繁に自己処理をするなら、使い心地がよいものを選ぶことが大切。持ちやすさ、軽さといったポイントをチェックし、ストレスフリーに使える電気シェーバーを探そう。
持ち手がウェーブ状になっているなど、手にフィットする形状のものは扱いやすいのでおすすめ。IラインとOラインの自己処理に苦手意識のある人は、鏡やLED付きのモデルも検討してみて。
自宅以外でも使うなら、持ち運びやすさに注目
使う場所や目的を考慮し、適したタイプを選ぶことも重要。外出先でも使うなら、ポーチに入るくらいのコンパクトなシェーバーがあると便利。かさばらないうえ、使いたいときにサッと出してスマートに使える。
また充電式の場合は、バッテリーの持ちがよいかどうかもチェックしておこう。とくに長期旅行のときは何度か自己処理が必要になるので、できるだけ充電の手間を省けるものがおすすめ。
3.【編集部おすすめ】VIO用の電気シェーバー7選
VIO用の電気シェーバーのなかから、編集部がおすすめする商品を7つご紹介。機能性や使い勝手を比較しながら、気になるもの見つけてみて。
コイズミ
USB充電式 VIOシェーバー KLC-0260
3630円
トリマー刃とネット刃で、VIOの仕上がりを自在に調整できる
トリマー刃、ネット刃、カバーコームがついたVIO専用の電気シェーバー。トリマー刃とネット刃を使い分けることで、毛を短くカットしたりツルツルにしたりと仕上がりを調整できる。
ドライ剃りに対応しているので、気になったときにサッと剃れるのがメリット。アタッチメントは水洗いが可能で、使用後のメンテナンスに手間がかからない。
さらに、持ち歩きに便利なポーチや、お手入れ用のブラシが付属。USB充電式なので電池の交換がいらず、旅行先や出張先でも使いやすい。
シック
ハイドロシルク V.I.Oダブルシェーバー
2480(Amazon)円
刃が直接触れないから、デリケートな部分のお手入れがしやすい
刃が肌に直接触れないように設計されており、デリケートな部分をやさしくケアできる。IラインやOラインなど、自分からは見えにくい部位のお手入れに便利。
トリマーアタッチメントは4段階に長さ調節が可能で、自分好みにトリミングができる。本体が軽くコンパクトに作られていて、シェービング中に疲れにくいのも魅力。
トリマー、ネット刃はもちろん、本体にも防水加工が施されているので、使用後は丸ごと洗うことが可能。メンテナンスが簡単で、いつでも清潔な状態を保てる。
パナソニック
レディシェーバー サラシェ ES-WL50
1998(Amazon)円
アンダーヘアの毛量を調整できるビキニコーム付き
トリマー刃とネット刃で肌への負担を抑えながら、全身をすばやくシェービングできる。ウェット使いとドライ使いの両方に対応しているため、お風呂場でも使えて便利。
腕や脚、ワキのムダ毛処理はもちろん、付属のビキニコームを使えばアンダーヘアの毛量調整もできる。防水モデルなので、使用後は水でサッと洗い流すだけでお手入れが完了。
乾電池式で持ち運びやすいうえ、スイッチはロックボタン付きで誤操作を防げる。脱毛前の処理用に電気シェーバーを探している人は、ぜひチェックしてみて。
パナソニック
ボディフェリエ ES-WR61
4000(Amazon)円
溝幅の広い刃で、Vラインの太い毛をしっかりカット
厚さ約0.12mmの刃で、ムダ毛を根元からカット。刃の溝幅が広く作られているため、Vラインなどの太い毛もしっかり剃れる。刃先が丸く、肌を傷つけにくいのも嬉しいポイント。
従来品に比べて約3倍のパワフルモーターを搭載しており、腕、脚、ワキ、Vラインなど全身に使える。脱毛サロンに行く前や、光美容器を使用する前のお手入れで重宝しそう。
IPX7の防水設計なので、お風呂場でも使えるうえ、使用後は丸ごと洗える。泡剃りとドライ剃りの両方に対応しているため、肌のコンディションや部位に合わせて柔軟に使えるはず。
パナソニック
VIOフェリエ ES-WV61
3555(Amazon)円
肌へのやさしさとカット性能を両立。毛を巻き込まずスムーズに切れる
二重構造のトリマー刃により、肌へのやさしさとカット性能を両立。エッジの鋭い可動刃が、アンダー部分の太い毛をスパッとカットするため、毛が巻き込まれず快適に剃れる。
肌に直接触れる固定刃は、刃先が丸いので強く押し当てても食い込みにくい。剃った毛の断面が水平になる設計なので、処理後のチクチク感を押さえたい人にもぴったり。
防水仕様でお風呂場でも使えるほか、剃毛後は丸ごと水洗いができる。スキンガードやボリュームダウンコームなど、アタッチメントが充実しているのも魅力。
マクセル
アンジェリーク Iラインシェーバー MXIS-100
4378円
コンパクトなヘッドで、細かい部分までアプローチが可能
スリムなボディとコンパクトなヘッドを採用した、Iライン専用のシェーバー。セルフケアがしにくいIラインのシェービングが簡単にできる。
ヘッドが小さく設計されているので、ビキニラインや下着のキワなど、細かいところまでアプローチが可能。デリケートゾーン専用刃を使用し、肌を傷つけにくいよう配慮されている。
USB充電式で持ち運びやすく、電池交換が必要ないのもメリット。1回の充電で最大約90分使用できるため、丁寧にお手入れをしたいときでもバッテリー残量が気になりにくい。
貝印
FEMINICARE BPMT-2B 音波振動カミソリ デリケートゾーン用
1650円
音波振動で肌への負担を軽減。生活防水で水洗いができる
音波振動により、滑らかな使い心地をかなえたデリケートゾーン専用のシェーバー。肌へのやさしさにこだわっているため、敏感肌の人でも使いやすい。
小さなヘッドで扱いやすく、VラインのキワやIラインといった細かい場所の処理もスムーズ。カミソリの刃はフィルムガード付きで、安全性に配慮されている。
生活防水機能が備わっており、水洗いができるのも特徴。使用後はサッと毛を洗い流せるので、お手入れに手間がかからず、いつでも衛生的に使える。
4.チクチクしにくい、電気シェーバーを使ったVIOの自己処理方法
VIOを自己処理したときに気になるのが、かゆみの原因にもなるチクチク感。電気シェーバーを使ったVIOケアのコツを部位別に紹介するので、処理する際に意識してみて。
Vライン:長い毛は事前にカットしてから、毛並みに沿って剃る
まずはデリケート専用のソープなどを使ってデリケートゾーンを洗い、清潔な状態にしよう。処理前に蒸しタオルを当てておくと、毛が柔らかくなって剃りやすさがアップする。
長すぎる毛は刃に絡まりやすいので、ハサミで事前にカットしておくのがおすすめ。ある程度短くしたら、毛並みに沿って動かしながら電気シェーバーで剃る。毛流れに逆らったほうが効率はよいものの、肌にかかる負担が増えるので注意。
チクチク感を抑えたいなら、毛の断面をできるだけ水平にしながら剃れるシェーバーを使ってみて。毛を残す部分には、毛先を丸く焼き切るヒートカッターを使うと、さらにチクチク感を抑えられる。
Iライン:鏡を見ながら少しずつ剃ろう
Iラインは自分からは見えにくいので、下に鏡を置き、肌を引っ張って見えるようにしながら剃るのがコツ。Vラインと同様、毛流れに逆らわず毛並みに沿ってやさしくシェーバーを動かそう。
Iラインの場合、デリケートゾーンの清潔さを保つためにつるつるに剃るのがおすすめ。VラインとIラインの境目を少しずつぼかすようにカットすると、ナチュラルな仕上がりをめざせる。
Oライン:肌を傷つけないよう慎重に。剃った後には保湿も忘れず
自分では目視できないOラインは、お尻を浮かせて鏡に映しながら剃る。体勢が辛いと感じたら、椅子を使うなど工夫して。皮膚が薄く色素沈着しやすい部位なので、なるべく肌を傷つけないよう、毛流れに沿ってやさしく剃ろう。
Oラインの毛も、排せつ物などが付着しないようつるつるに剃ると、より衛生的。お手入れ後は全体にVIO専用の保湿クリームを塗り、肌の不快感やチクチク感を和らげて。
5.VIO用電気シェーバーに関するQ&A
VIOの自己処理で、カミソリや毛抜きを使うのはNG?
カミソリや毛抜きでの自己処理は、肌への負担が大きいので避けましょう。体のなかでもとくにデリケートな部分なので、比較的肌への負担が少ない電気シェーバーの使用がおすすめです。
カミソリを使うと、出血やカミソリ負け、色素沈着の原因になります。毛抜きの使用は、埋没毛や毛周期の狂いが生じるほか、脱毛施術の効果が落ちることもあるので注意してください。
VIO用の電気シェーバーは全身にも使える?
モデルによってはほかの部分にも使えますが、デリケートゾーンにはVIO専用の電気シェーバーを使うのがおすすめです。Vラインのような太い毛にも強く、小回りが利くうえに肌を傷つけにくいというメリットがあります。
部位ごとに揃えるのが面倒な場合は、刃を付け替えることでボディ用と兼用できるタイプを選ぶと便利です。
プチプラの電気シェーバーで自己処理しても大丈夫?
近年では低価格の電気シェーバーが続々と登場しており、なかにはVIOに使えると謳った商品もあります。しかし刃のタイプを選べないものが多く、VIOのような太い毛は処理しにくいこともあるので注意が必要です。
VIOはどのくらいの頻度で自己処理するべき?
比較的手軽にお手入れできるVラインは、毛の伸びが気になったタイミングで処理しましょう。伸びるスピードには個人差がありますが、だいたい1~2週間に1回ほどが目安です。
皮膚が薄いIライン、Oラインは、自己処理による色素沈着のリスクがあるため、Vラインよりも頻度を抑えるのが無難。1カ月に1回程度を目安に、肌の状態を見ながら処理してください。