人気の紫シャンプーおすすめ14選【黄ばみを抑えた美しい髪に】
せっかくサロンに行って満足なカラーに染まっても、すぐに黄色くなったり、色が落ちてしまったり。こんな悩みを持っている人も多いのでは。アッシュ系カラーやミルクティーカラーなどの外国人風ヘアカラーを維持するには、紫シャンプーがおすすめ。そこで今回は、人気の紫シャンプー14選をピックアップしてご紹介。池袋のヘアサロンAnellの川村正人さんに聞いた、紫シャンプーの選び方もチェックしてみて。
更新日:2024/09/29
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1.紫シャンプーの特徴
紫シャンプーとは、紫の色素が配合されたカラーシャンプーのことで、ヘアカラーの色持ちを長くするために使われている。とくに、ブリーチした髪やアッシュ系カラー、ミルクティーカラー、外国人風ヘアカラーをした際に、時間の経過による「黄ばみ」を打ち消す効果があるのが最大のポイント。カラーリング直後のきれいな髪色を、できるだけ長くキープするためのケアが、毎日の洗髪でできるお役立ちアイテム。
■紫シャンプーのメリット
紫シャンプーを使うメリットは次の通り。
・カラーリング直後の髪色をキープ
・退色しても黄色味が強い金髪を回避、黄色味を打ち消す
・アッシュ系カラー、ホワイトカラー、ミルクティーカラーをきれいに保つ
日本人の髪がアッシュ系カラーやミルクティーカラーの維持が難しいのは、黄色や赤の色素が強く、カラーをしても退色しやすいから。そのため、紫シャンプーで黄色味を打ち消すことで、柔らかな色合いをつくることができる。
■紫シャンプーのデメリット
紫シャンプーには次のようなデメリットがある。
・お風呂場や手、爪などに色がつく場合がある
・泡立ちがよくない、きしみがあるなど使用感がよくない
商品によっては、かなり濃度の高い色素が配合されているため、使用時にお風呂場の床や壁、手や爪に色素がついてしまうことも。気になったら、レビューや商品説明に「簡単に洗い流せる」と記載がある商品を選んだり、使用時にビニール手袋をはめたりなど対策をしてみて。
また、色持ちの効果は高くても、あまり香りや泡立ちがよくないなど、使用感が好みでない場合もあるみたい。
2.紫シャンプーで髪の黄ばみを抑えられる理由
紫シャンプーを使うことで髪の黄ばみを抑えられるメカニズムは、「補色」の原理。
色を光の波長の違いによって、連続的に捉えて表した色相環図で、正反対の位置にあるのがその色の「補色」。この補色同士は相性がよく、混ぜ合わせると「白」に近づくのだそう。
色相環図で見ると、黄色の反対つまり補色は紫色。そのため、黄ばみが出ている髪に紫の色素を入れることで、「白に近づき黄ばみが解消される効果が働く」というのが、紫シャンプーの作用。
日本人の黒髪はメラニン色素が多く、ブリーチを繰り返しても黄色味が残ってしまうことも。そこで、この補色の原理を利用した紫シャンプーを使って、髪色をコントロールすることはとても有効な方法といえそう。
3.紫シャンプーの選び方
「色の濃さ」「髪の状態・悩み」「配合プロダクト」の3つのポイントから、紫シャンプーの選び方をご紹介。
3-1.色の濃さで選ぶ
紫シャンプーで色の入りがいいのは、当然ながら色素が濃い商品。
紫の色素となる成分の中でも安全性が高く、多くのカラーシャンプーに採用されている「HC染料」は分子が小さく毛髪内部まで浸透して、着色する効果に優れている。
その反面、色素が落ちやすいため、「塩基性染料」と併用されていることが多いそう。商品に記載される成分表では「塩基性青」「塩基性赤」「HC青」「HC黄」などと表記されている。
ただし、成分表だけでは色素の濃さを知ることはできないので、色の入り方に関するレビューや口コミを参考にして選ぼう。
3-2.髪の状態・悩みで選ぶ
紫シャンプーは、カラーをキープする効果以外にも、ヘアケアアイテムとしての役割も重要。紫色の染料成分のほかに、髪のお悩み別に取り入れたい主な有効成分をご紹介。
髪や地肌の乾燥が気になる人には【リピジュア】
頭皮への負担が少なく、ヒアルロン酸の2倍の保湿力を持つ保湿成分。キューティクルを保護するので、髪のダメージをケアし、ツヤやハリを与えてくれる効果にも期待。
ブリーチやカラーを繰り返して傷んだ元気のない髪には【コラーゲン】
美肌成分の代表でもあるコラーゲンは、美髪にも欠かせない成分。なめらかな髪に整え、すこやかな状態に。
ダメージや髪質を整えたい人には【CMADK】
正式名称は「S‐カルボキシメチルアラニルジスルフィド.ラチンタンパク質」で、傷んだ髪を補修する成分。
シャンプーやドライヤーなどを繰り返しても、従来の成分よりも髪にとどまりやすく、髪のダメージを抑制する効果が期待できるのが特徴。
パサつく髪、広がりやすくまとまらない髪の人には【マカダミアオイル】
髪への浸透力が高く、乾燥しがちな髪にうるおいを与え、まとまりやすくなる効果が期待できる。
オイル成分が髪のキューティクルを保護してくれるから、紫外線やドライヤーの熱、エアコンの風などによるダメージ予防も。
パサついてツヤのない髪、うねりやすい髪には【ココナツオイル(ヤシ油)】
保湿効果があり、しっとりとした仕上がりに整える成分。
髪の脂質構造に似ていて浸透しやすい。定期的に使用することで髪のダメージを防ぎ、指通りのよいツヤのある髪に。
4.人気の紫シャンプーおすすめ15選
紫シャンプーの選び方を理解したところで、人気の紫シャンプーのなかから、編集部が厳選したおすすめの14アイテムをご紹介。
&PURPLE
ムラサキシャンプー
250ml 2200(Amazon)円
おすすめポイント
・ハイブリーチ/ハイトーンカラー向け
・ブリーチ後の黄ばみを抑え、ホワイトカラーに
・ダメージ、パサつきを抑え傷んだ髪のケアに
人気サロンPRIZE(プライズ)のオリジナル紫シャンプー。保湿性、保水性に優れた9種類のオーガニックハーブエキス配合。
頭皮と髪にやさしく、しっとり洗い上げるので、パサついたダメージヘアにも。
ブリーチ後の黄ばみを抑え、自然なアッシュ系やミルクティーカラーの色持ちをキープしつつ、ホワイトに近づけてくれます。
ロイド
カラーシャンプー
300ml 1540円
おすすめポイント
・アッシュ系カラー向け
・髪のダメージを抑える
・コスパがいい
11種類のアミノ酸が配合され、うるおいを保ちながら髪の黄ばみを予防し、アッシュ系カラーをキープするカラーシャンプー。
カラースタイリストと香りのスペシャリストが共同開発したシャンプーで、爽やかな香りも人気のポイント。
ヘアケアもできるサロン品質のアイテムで、思い通りのきれいな髪色をキープできる。泡立ちがよく、髪のきしみを抑えてくれるため、ダメージが気になる人でも使いやすい。
紫シャンプーの中ではコスパが高く、使いやすいアイテム。
アレスカラー
ムラサキシャンプー
200ml 1980円
おすすめポイント
・ホワイトカラー / ハイライト / メッシュを入れたヘアカラー向け
・髪の傷みやパサつきを抑える
・サラサラな仕上がり
ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つ「ポリクオタニウム-61」配合で、ブリーチで傷んだ髪をしなやかに洗い上げる紫シャンプー。
シャンプーで色素を補給して黄ばみを解消した後、同じシリーズのトリートメントで着色コーティングするとより持ちがいいみたい。
また、さらさらに仕上がるところも人気のポイント。黄ばみを整える効果が高いので、ホワイトカラーやハイライト、メッシュの維持にも最適。
CALATAS
カラタスシャンプーPr
250ml 1617(楽天)円
おすすめポイント
・ホワイト系カラー / マット系カラー向け
・敏感肌 / 乾燥肌向け
・きしみや切れ毛を抑える
植物だけが長い年月をかけて生み出せる物質「フルボ酸」をはじめ、きしみや切れ毛を抑える8種類のうるおい成分を配合。
退色の原因となる洗髪時に、補色することで色落ちを防ぐ。ブリーチ後の黄ばみを抑えて、ホワイト系やマット系カラーの持続に効果的な紫シャンプー。
ノンシリコン、パラベンフリー、動物性由来原料は使っていない。天然植物性成分配合で、地肌が弱く髪の傷みが気になる人も、使いやすい点が嬉しい。
保湿成分が地肌と髪にうるおいを与え、ヘアケア効果も期待できる。
シュワルツコフ
グッバイイエローカラーシャンプー
310ml 1250(Amazon)円
おすすめポイント
・ハイブリーチカラー向け
・ブリーチ後の黄味を抑える
・週3回の使用でカラーをしっかりキープ
酸性染料とHC染料の色素をバランスよく配合。「グッバイイエロー」という商品名の通り、ブリーチ後の黄ばみを整える。
ヤシ油由来の天然系洗浄成分がメインなので、髪や地肌にやさしい洗い上がりも嬉しいポイント。
pH4.5に調整された処方で色素の定着をサポートしながら、アッシュ系などの絶妙カラーをキープ。
髪の黄ばみに特化した処方なため、ブリーチやハイカラ―後すぐに黄色味が出やすい人におすすめ。
ナプラ エヌドット
カラーシャンプー Pu
320ml 2640円
おすすめポイント
・ハイトーンカラー向け
・傷んだ髪のケアに
・きしみやパサつきを抑える
サロン系ブランドとして有名な「ナプラ」の紫シャンプー。シアバター、ブロッコリーオイル、加水分解シルクなどの天然由来の保湿成分を配合。
髪をコーティングして退色を防ぐティントロックポリマーを採用。ヘアカラー後のきしみやパサつきを抑えて、つややかでまとまりのある髪に導く。
モデルやプロの愛用者も多いナプラの紫シャンプー。カラーをとるか髪の質感をとるかで悩んでいた人におすすめ。
ダメージケアの効果も期待できて、より髪色をきれいに見せてくれるはず。
エンシェールズ
カラーシャンプー
200ml 1886円
おすすめポイント
・ハイブリーチ / ハイトーンカラー向け
・きれいな発色を実現
・色落ちを防ぐ
従来品の5倍の色素でブリーチ後の黄ばみを抑え、髪色をホワイトカラーに近付けてくれる紫シャンプー。
とくに、シルバーやブルー系のカラー前のベース作りにもおすすめ。日本人の髪に合わせた処方で、きれいな発色を実現する。
色の落ち方もきれいで、これからハイトーンカラーに変えたい人にもおすすめ。
ALIVE
カラーシャンプー
200ml 780(Amazon)円
おすすめポイント
・グラデーションカラー / ハイライトカラー向け
・ブリーチの回数により色が変化
・ヘアサロンが独自に開発
グラデーションカラーやハイライト、アッシュ系カラーなどに特化した美容室「ALIVE」の紫シャンプー。
1回のブリーチ後なら黄色味のない柔らかいベージュに、2~3回ブリーチした髪なら白に近いベージュに整える。
色持ちだけでなく、髪のコンディションも整えてくれるため機能性も高い。
ヘアサロンが独自に開発し、グラデーションカラーやハイライトなどに特化しているため、黄ばみを抑える紫の濃さをこだわっている。
きれいなカラーの状態を持続させ、満足な仕上がりが期待できそう。
ミルボン
オルディーブ アディクシー カラーケア シャンプー
180ml 3850(楽天)円
おすすめポイント
・寒色系カラー / バイオレッド系カラー向け
・髪の傷み、パサつきを抑える
・ヘアケアとしても使える
ミルボンの紫シャンプーは、香りや品質、さらさらの仕上がりで定評があり人気みたい。
毛髪補修成分の「CMADK」や「マカダミアケアオイル」を配合しているため、高いヘアケア効果も期待できる。
泡立ち抜群で洗いやすいので、毎日使う紫シャンプーとしておすすめ。
Y.S.パーク
ホワイトルックシャンプー
500ml 2860円
おすすめポイント
・ホワイトカラー / アッシュ系カラー向け
・色持ち重視の人に
・大容量なのでコスパが良い
ブリーチ後のハイトーンカラーの髪を、少しずつプラチナホワイトに近づける「ホワイトルック」シリーズの紫シャンプー。
黄ばみを解消し透明感のあるホワイトに見せる効果に定評があるみたい。また、大容量も嬉しいポイント。
色持ちのよさで人気の高い「ホワイトルックシャンプー」は、使用感のよさよりも、とにかく色持ちを重視したい人におすすめ。
ホーユー
カラーシャンプー パープル
150ml 2640円
おすすめポイント
・ホワイト系カラー向け
・フルーツやムスクの香り
・3日に1回の使用でOK
3日に1回の使用でヘアカラーをキープできるシャンプー。ローズやマグノリアなどにフルーツやムスクを加えた香りでバスタイムもリラックスできそう。
アミノ酸系と両性の洗浄成分をバランスよく配合することで、泡立ちや泡持ちのよさも抜群。心地よくカラーケアできる工夫が嬉しい。
頻度が少なくてもしっかりカラーケアができるので、毎日のケアに時間をかけられない人にもおすすめ。
パイモア
カラーシャンプー バイオレット
200ml 1980円
おすすめポイント
・アッシュ系カラー向け
・毎日使用できる
・6種類の保湿成分配合
アルガンオイルやホホバオイルなど6種類のオイル成分と、リピジュアやシア脂などの保湿成分を配合。細かい泡が髪を包み込んで色ムラしにくく、両性イオンタイプの洗浄成分で色落ちしにくい。
カラーをキープしながら汚れをすっきり洗浄できて、毎日のヘアケアにぴったり。徐々に色落ちはしてきても、くすみを残して黄ばみはとばす効果が期待できるので、アッシュ系カラーの人におすすめ。
スロウ
カラーシャンプーアッシュ
80ml 1375(Amazon)円
おすすめポイント
・アッシュ系カラー向け
・ボタニカルフレッシュハーブの香り
・1回目から効果が期待できる
色落ちを抑えながら、抜けていくシアブルー染料を補い、赤みを抑えてアッシュ系カラーの色持ちを持続させる紫シャンプー。
5種類のボタニカルオイルと8種類のボタニカルエッセンス配合で、頭皮と髪にやさしくうるおいを与える。爽やかなボタニカルフレッシュハーブの香りで、リラックス効果も。
カラーケアにあまり時間をかけられないという人にもおすすめ。
FC
カラーキープシャンプー ホワイトパープル
250ml 3381円
おすすめポイント
・ホワイトカラー / ハイブリーチ向け
・ブリーチ、カラー後すぐに黄ばみやすい
・ツヤのあるサラサラヘアに
ブリーチ後の髪の黄ばみを抑えて、くすみをきれいに残した理想的なカラーに仕上げてくれる紫シャンプー。
コラーゲン、ハチミツ、バオバブオイルなどの美容成分配合で、ダメージが気になる髪もツヤのあるさらさらヘアに。
短時間でしっかり色づく手軽なケアなので、こまめなメンテナンスが必要なホワイトカラーに嬉しい。
5.紫シャンプーに関するQ&A
市販の紫シャンプーとヘアサロン専売の紫シャンプーの違いは?
基本的な原理は同じため、今の段階では市販の商品とサロンで販売されている商品に大差はありません。ただし、サロン販売品や美容師さんおすすめの紫シャンプーは、紫色の色素の濃さや仕上がりに違いがあるものが多いです。
また、紫シャンプーもカラーリングやブリーチ同様、自分で使用するより、サロンで施術してもらったほうがきれいな仕上がりになります。
美容師の施術の場合は、髪の黄ばみ具合や色の抜け方によって染料を調整してくれるので、理想的な状態に近づけてくれます。
機会があれば、髪の状態に合わせた適量や正しい使い方など、専門家のアドバイスを受けることがおすすめです。
どのくらいの頻度で紫シャンプーをすればいい?
一概にはいえませんが、「3日に1回の使用でカラーケアできるもの」「毎日使うもの」など、使う頻度に違いがあります。さらに、カラーリング直後は4~5日に1回。黄ばみが目立ち始める2週間後くらいからは、3日に1回~毎日など、頻度を変えて使用します。
紫シャンプーを使用したあとの洗面台・お風呂場の正しい掃除方法は?
現在のものは基本的に色が残りにくく、落としやすいと思うので、中性洗剤で可能です。中性洗剤でも難しい場合は漂白剤で色素を分解して、落としてください。
今回お話を聞いたのは・・・ Anell代表 川村 正人さん
頭皮、髪質を健康に保つようにナチュラルオーガニックの知識やエイジングケアなどの手技を所得。スタイル、髪質のことはもちろんメンタルケアにもつながる施術や空間環境の配慮も心がけている。髪や頭皮の悩みをサポートし、ストレスフリーを追求している。