髪の毛が傷む原因は?自宅でできる髪のダメージケア方法

ドライヤーやアイロンの熱、カラーリングやブリーチによるダメージ、さらには紫外線や乾燥など、髪はさまざまな問題で傷みやすい。そこで必要なのが髪のダメージケア。本記事では渋谷のヘアサロンLucentの美容師・Kensukeさん監修のもと、ダメージケアにおすすめのシャンプーやトリートメントの選び方、正しいヘアケア方法などを紹介。ぜひ参考にして、サラサラ・ツヤツヤの美髪を手に入れよう。

更新日:2025/03/18

今回お話を聞いたのは・・・

Lucent代表 Kensukeさん

表参道にあるヘアサロンLucentの代表、髪の悩みを丁寧にカウンセリングし、豊富な経験と確かな技術で「オシャレでキレイになりたい」をかなえるプロフェッショナル。透明感カラーや再現性の高いカット、海外風カラーなど、トレンドを取り入れた"オンリーワン"のスタイルを提案。

1.髪が傷んでいるとはどういう状態?

髪の毛は「キューティクル」「コルテックス」「メデュラ」という3つの層から構成されており、それぞれ異なる役割を持つ。キューティクルは髪の最外層にある薄い膜状の層で、ウロコのように重なり合っている状態。

髪の内部にある水分や栄養を保持し、紫外線や摩擦といった外部ダメージから髪を守っている。キューティクルが剥がれると、髪は乾燥しやすくなり、パサつきや切れ毛、枝毛の原因になってしまう。

完全に剥がれたキューティクルの修復は難しく、カットがおすすめ。枝毛を放置すると健康な部分までダメージが広がるため、定期的に傷んだ部分をカットしたほうが髪を健やかに保ちやすい。髪を伸ばしたい人も、こまめにカットすることで、ダメージを抑えながら美しい髪を育てられる。

髪のダメージサインを知る方法

髪の約80%は「ケラチン」というタンパク質でできており、ハリやコシを保つ役割がある。しかし、ダメージを受けると「ケラチン」が失われ、髪の質感が変化する。以下のサインが見られたら、髪のダメージを疑おう。

・髪が絡まりやすく、ブラシやくしでスムーズにとかせない
・毛先に白い球のようなものがある
・枝毛や切れ毛が増えている
・髪がふくらみやすくなった
・パサつきやすく、乾燥している
・ツヤがなく、硬く感じる

ヘアサロンのトリートメントで栄養補給しても、2~3週間で抜けてしまうため、定期的なケアが大切。また、ドライ不足や海・サウナなどの趣味も栄養が抜けてしまう原因になるので、すぐに効果が薄れてしまう人は生活習慣も見直そう。

2.髪のダメージの原因

ドライヤーやヘアアイロンの熱、カラーやブリーチ、さらには乾燥や摩擦など、髪は気づかないうちに毎日ダメージを受けている。まずは、どんな原因が髪を傷めているのかを知っておこう。

ドライヤーやアイロンの熱

髪の主成分である「ケラチン」は熱に弱く、高温にさらされるとタンパク変性が起こり、ダメージの原因になる。一度変性すると元に戻らないため、ヘアアイロンやドライヤーの使い方には注意しよう。

ヘアアイロンを使う場合、髪に1回通して仕上げるなら180℃でも大丈夫。ただし、2~3回通すなら160℃くらいに設定しよう。何度も繰り返すとダメージの原因になるので気を付けて。

ドライヤーは業務用でも髪に伝わる温度は約62~63℃なので、熱を過度に心配する必要はない。むしろしっかり乾かすことが大切で、生乾きのまま放置するほうが髪に悪影響を与えることもある。

カラー、パーマ、ブリーチ

カラーやパーマ、ブリーチの薬剤には、キューティクルを開かせる成分が含まれており、髪内部のタンパク質や水分が流出しやすい。特にブリーチは強力な薬剤を使用するため、髪へのダメージが大きい。高い頻度でカラーやパーマをしている人は、ダメージの少ない薬剤を使うか、頻度を減らすなどして工夫しよう。

摩擦や引っ張り

タオルでゴシゴシと強く拭いたり、ブラッシングで髪を引っ張ったりすると髪が傷つく原因になる。濡れた髪は特にデリケートで、摩擦や引っ張りによるダメージを受けやすい。記事後半で紹介する「6.正しい髪のダメージを防ぐ方法」を参考に、正しいケア方法を意識してみて。

紫外線や乾燥

紫外線を浴びると髪のシスチン結合が切れ、タンパク質の流出や脱色の原因になる。そのため、日頃から帽子や髪用の日焼け止めを使って紫外線を防ぐことが大切。

また、乾燥すると髪の水分が不足し、パサつきや広がりにつながる。洗い流さないトリートメントを使ってしっかりと保湿をしよう。

3.髪のダメージをケアするにはどんな方法が有効?

次に、髪のダメージケアにおすすめのアイテムを紹介。なにから始めればいいのか迷っている人は参考にして。

ダメージケアシャンプー・トリートメントを使う

ダメージケアシャンプー・トリートメントとは、傷んだ髪を補修するための成分が配合されたアイテムのこと。乾燥や切れ毛、枝毛といった悩みにアプローチでき、ダメージを目立たなくする効果が期待できる。

ヘアアイロンやドライヤーによる熱ダメージ、カラーやブリーチによるケミカルダメージ、乾燥や摩擦などの外部ダメージを最小限に抑える。

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髪を構成する大切な要素である「タンパク質」と「脂質」。美髪に必要不可欠な、このふたつの要素に着目して花王がたどり着いた、「美髪5大必須成分(※2)(補修)」を配合したシャンプー。シャンプー内のラメラ層に、ケア成分を蓄える花王の独自技術「ラメラプラットフォーム技術」を採用。今まで大量配合が困難だった、脂質類のヘアケア成分(※3)(補修)を花王従来品比約12倍配合。

ケア成分が十分に行き渡るよう、泡立てる前に髪全体へ塗り広げる「塗り洗い」がおすすめ。美容液のようなとろみのあるテクスチャーが髪1本1本を包み込み、うるおい・まとまり・ツヤ・なめらかさ・しなやかさのすべてを満たす美髪へと導く。

ノンシリコーン処方で、サルフェートフリー、パラベンフリー・合成着色料フリー。凛として洗練されたベルガモット&ダフネの香りでリラックスできるのも嬉しい。同ブランドのトリートメントとあわせて取り入れ、ダメージが気になる髪をしっかりケアしてみて。

※1 花王内において
※2 加水分解ケラチン(羊毛)、セラミドα(ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン)、リンゴ酸、ラノリン脂肪酸、脂肪酸グリセリドα(オリーブ果実油)
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髪のダメージ悩みに合わせて、花王100年のヘアケア研究からたどり着いた美髪5大必須成分(※)(補修)の配合量を変えた3タイプから選べるトリートメント。

摩擦・紫外線等による日常ダメージには「ジアンサーEXモイストヘアトリートメント」、コテ・アイロン等の熱ダメージには「ジアンサーEXグロスヘアトリートメント」、繰り返すカラーダメージには「ジアンサーEXリペアヘアトリートメント」がおすすめ。

糸を引くほど濃密なテクスチャーで髪全体を包み込み、毛先まで集中補修。シャンプーと同じく凛として洗練されたベルガモット&ダフネの香りで、バスタイムが至福のひとときに。

※ 加水分解ケラチン(羊毛)、セラミドα(ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン)、リンゴ酸、ラノリン脂肪酸、脂肪酸グリセリドα(オリーブ果実油)

洗い流さないトリートメントを使う

洗い流さないトリートメントは、アウトバストリートメントとも呼ばれ、髪の毛にツヤを与えたり、熱や紫外線から髪を守ったりする役割を持つ。しかし、クリーム、ミルク、オイル、ヘアウォーターといった豊富な選択肢があるので、どれがいいのか迷ってしまうことも。ここでは、洗い流さないトリートメントの種類ごとに特徴をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみて。

クリームタイプ

クリームタイプはミルクと似ているものの、より油分が多く、こっくりとしたテクスチャーが特徴。油分が髪の表面をコーティングし、まとまり感のある仕上がりをかなえる。髪が広がりを抑えたい人や、毛先のパサつきが気になる人におすすめ。

ミルクタイプ

ミルクタイプは、クリームよりも油分が少なく、潤いを与えながら髪の表面を保護。サラッと軽い仕上がりなので、普段のスタイリングにも取り入れやすい。髪が細い、毛量が少ないなど、トリートメントの重さが気になる人におすすめ。

オイルタイプ

オイルタイプの主成分は油分で、髪1本1本をしっかりコーティングし、濡れたようなツヤと束感のある仕上がりに。広がりを抑えてまとまりやすい髪に導く。カラーやパーマなどのケミカルダメージ、パサつきや切れ毛などをケアしたい人にぴったり。

ウォータータイプ

ウォータータイプは、軽いサラッとした使用感でベタつかず、髪が重くならないため、髪が細い方や軽い仕上がりを好む人におすすめ。

ヘアサロンでのトリートメントを受ける

自宅ケアで改善が難しい場合は、ヘアサロンのトリートメントを受けるのがおすすめ。特に、枝毛が増えたり、ほどけない絡まりが毎日出てきたりしたら、ヘアサロンでの施術を検討しよう。

ヘアサロンのトリートメントは髪の内部(コルテックス)まで浸透し、栄養を補給できるものが多いため、より高い補修効果が期待できる。ただし、サロントリートメントの効果を長持ちさせるためには、自宅ケアと組み合わせることが大切。美容師のアドバイスを参考に、自宅ケアのアイテムも見直してみよう。

4.ダメージケアシャンプー・トリートメントの選び方

髪悩みに合う補修・保湿成分が配合されたものを選ぶ

まず、髪の悩みに合った補修・保湿成分が配合されているかチェックしよう。髪の悩みごとに注目すべきポイントをまとめたので、商品を選ぶときに役立てて。

パサつき・広がり

髪のパサつきや広がりは、主に髪内部の水分・油分の不足や、キューティクルの損傷が原因で起こる。これらをケアするためには、保湿効果の高い成分が配合されたシャンプーやトリートメントを選ぶことが大切。

例えば、「ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」などの保湿成分が豊富に含まれているかチェックして。髪の水分バランスを整えることで、まとまりのあるツヤ髪をめざせる。

枝毛・切れ毛

枝毛や切れ毛をケアしたいなら、保湿成分だけでなく補修成分にも注目しよう。特に、髪の主成分である「ケラチン」や、健康な髪を維持するために必要な「アミノ酸」が配合されているものがおすすめ。「シルクプロテイン」も枝毛や切れ毛におすすめで、髪に柔軟性を与えてダメージを補修する。

絡まり

髪の絡まりが気になる場合は、「ケラチン」に加え、「アミノ酸」や「コラーゲン」を含むシャンプーやトリートメントを選ぶのがおすすめ。

「ケラチン」は髪にハリ・コシを与え、キューティクルの剥がれを防ぐ役割がある。一方、「アミノ酸」や「コラーゲン」は髪の内部に浸透し、補修・保湿をサポート。これらが結合することで、より高い補修効果が期待できる。

特に、髪が細い人はハリ・コシを出す成分を含んだものを選び、髪の絡まりやうねりを防ごう。

シャンプーは洗浄成分(界面活性剤)に注目

シャンプーを選ぶときは、洗浄成分である界面活性剤に注目しよう。それぞれの特徴を紹介するので、参考にしてみて。

アミノ酸系、ベタイン系がおすすめ

アミノ酸系の洗浄成分は、肌にやさしいマイルドな洗浄力が特徴。泡立ちは控えめだが、洗い上がりがしっとりするため、敏感肌や乾燥肌の人でも使いやすい。

ベタイン系の洗浄成分は、洗浄力と泡立ちがより穏やかで、ほかの界面活性剤と組み合わせて使われることが多い。これにより、頭皮や髪をいたわりながら、十分な洗浄力を確保できる。

主な成分例
アミノ酸系: ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa
ベタイン系: コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン

硫酸系、カルボン酸系は使い方次第

硫酸系の洗浄成分は、多くの市販シャンプーで使用されており、泡立ちがよく洗浄力も高い分、敏感肌の人には刺激が強い可能性がある。タンパク変性を起こす可能性もあり、ダメージケアを重視するなら避けたほうがベター。

カルボン酸系は弱酸性の界面活性剤で、せっけんの成分。洗浄力と泡立ちがよい一方、髪がきしみやすい、低温では洗浄力が弱まりやすいというデメリットも。

保湿成分が豊富なものを選んだり、保湿力の高いトリートメントと併用したりするのがおすすめ。

主な成分例
硫酸系: ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
カルボン酸系: 石けん素地、カリ石けん素地

シリコンの有無で選ぶ

近年ノンシリコンが注目されがちだが、シリコン入りのアイテムは、髪の表面をコーティングし、指通りをなめらかに整える効果がある。しっとりまとまる髪をめざすならシリコン入りのシャンプーやトリートメントがおすすめ。

一方、ノンシリコンは軽い仕上がりが特徴で、髪が細い人や頭皮のベタつきが気になる人に向いている。自分の髪質や悩みに合わせてシリコンの有無を選ぼう。

5.【編集部厳選】髪のダメージケアにおすすめのアイテム

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ケア成分が十分に行き渡るよう、泡立てる前に髪全体へ塗り広げる「塗り洗い」がおすすめ。美容液のようなとろみのあるテクスチャーが髪1本1本を包み込み、うるおい・まとまり・ツヤ・なめらかさ・しなやかさのすべてを満たす美髪へと導く。

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※2 加水分解ケラチン(羊毛)、セラミドα(ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン)、リンゴ酸、ラノリン脂肪酸、脂肪酸グリセリドα(オリーブ果実油)
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6.ダメージを防ぐには?正しい髪のケア方法

髪のダメージを防ぐには、ケア方法を見直すことが大切。正しいシャンプーやトリートメント、ドライヤー、ブラッシングの方法を紹介するので、ぜひ参考にして毎日のケアに取り入れて。

シャンプーのやり方

シャンプー前に髪をブラッシングして絡まりを解き、ホコリや汚れを取り除く。その後、ぬるま湯で髪と頭皮をしっかり予洗いし、汚れを落とす。

適量のシャンプーを手のひらで泡立ててから髪に乗せ、指の腹を使ってやさしく頭皮をマッサージするように洗う。

シャンプーが残らないよう、ぬるま湯でしっかりとすすぐ。後頭部や耳の後ろなど、すすぎ残しやすい部分にも注意して。

トリートメントのやり方

髪の水気を軽く絞り、毛先を中心にトリートメントをなじませる。粗めのコームやシリコン製のヘアブラシなどを使うと、均一になじみやすい。

商品説明の時間に従って放置し、トリートメントが残らないように十分にすすぐ。

タオルドライとドライヤーのやり方

手で髪の水気を軽く絞り、タオルで髪を包み込むようにして水分を取り除く。頭皮にタオルを当て、根元の水分もやさしく拭き取る。このとき、ゴシゴシと擦らないように注意して。

ドライヤーは髪から15~20cmほど離して、必ず根元から乾かし始め、最後に毛先を乾かそう。特に湿度が高い時期は、湿気を吸って膨らみやすくなるため、完全に乾かしてキューティクルを閉じることが大切。仕上げに冷風を当てると、キューティクルが引き締まりツヤが出やすい。

ブラッシングのやり方

最初に、毛先の絡まりやさしくブラシでほぐす。無理に引っ張らず、丁寧に行うことを意識しよう。

次に、髪の内側を根元から毛先に向かってブラッシングし、髪のもつれや汚れを取り除く。最後に、髪の外側を根元から毛先に向かってブラッシングし、全体の流れを整えて。

7.髪のダメージを抑えるコツ

ヘアアイロンの適切な使い方や、摩擦や紫外線への対策方法、生活習慣の見直しなど、髪のダメージを抑えるコツを紹介。毎日のヘアケアで見直せるポイントがないかチェックしてみて。

ヘアアイロンは適正温度で使用する

ヘアアイロンを高温で使用すると、キューティクルが傷つき、髪のダメージの原因になる。180℃以下を目安にして、同じ部分に長時間ヘアアイロンを当てないように注意しよう。使用前には、ヒートプロテクト効果のあるスタイリング剤を使用することで、熱ダメージを軽減できる。

髪への摩擦を避ける

タオルで髪をゴシゴシ擦るとキューティクルが剥がれ、枝毛や切れ毛を引き起こす。タオルドライの際は、髪をやさしく包み込みながら水分を拭き取るように意識して。また、就寝時の摩擦を減らすために、シルク素材の枕カバーやナイトキャップを使うのもおすすめ。

紫外線や乾燥の対策をする

紫外線は髪のタンパク質を分解し、内部構造を傷つける。特にカラーリングした髪は紫外線の影響を受けやすく、褪色の原因になることも。

外出時は、帽子や日傘で紫外線を防ぐのがおすすめ。さらに、UVカット効果のあるヘアオイルやヘアウォーターを使って対策をしよう。保湿成分を含むトリートメントを使用することで、乾燥によるパサつきも防げる。

生活習慣を整える

髪を健やかに保つためには、肉や魚、卵、大豆製品などの良質なタンパク質を積極的に摂取することが大切。また、ビタミンB群や鉄分、亜鉛などのミネラルも髪の成長を助ける。

ほかに、十分な睡眠や適度な運動も髪の健康維持に不可欠。過度なストレスはホルモンバランスを乱して髪の成長を妨げるため、ストレスを上手に発散することも心がけよう。

8.美容師が教える髪のダメージケア

美容師のkensukeさんに聞いた、髪のダメージケア方法を紹介。おすすめのサロン施術や、ホームケアとサロンケアの違いなどをお伺いしたので参考にしてみて。

ダメージケアにおすすめのサロン施術

髪のダメージが気になるときは、まずトリートメントを受けるのがおすすめ。サロンのトリートメントは髪の内部まで栄養を浸透させるものが多く、高い補修効果が期待できる。

クセが気になる人は、「中性ストレート」という施術も選択肢のひとつ。通常のストレートパーマよりも髪へのダメージが少なく、トリートメント感覚で施術できるのが特徴。髪を濡らしたときのような自然な仕上がりで、キューティクルを整えてツヤを出す効果も期待できる。

また、枝毛や切れ毛が目立つ場合は、毛先をカットしてダメージ部分を取り除くのがおすすめ。髪の状態に合わせて、適切な施術を選ぼう。

ホームケアとサロンケアの違い

ホームケアは、毎日継続することで髪の健康を維持し、ダメージの予防につながる。一方、サロンケアは、プロの美容師が髪の状態を診断し、1人ひとりに最適な施術を提案してくれる。

高品質な商品やプロの技術により、ホームケアでは得られない補修効果が期待できる。ただし、サロンケアは即効性があるものの、効果を持続させるにはホームケアが欠かせない。

自分の髪質やクセ、ダメージレベルに合ったケアを行うことが大切なので、どのようなホームケアアイテムを選べばいいか美容師に相談してみて。

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※1 花王内において
※2 加水分解ケラチン(羊毛)、セラミドα(ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン)、リンゴ酸、ラノリン脂肪酸、脂肪酸グリセリドα(オリーブ果実油)
※3 ラノリン脂肪酸、セラミドα(ビスメトキシプロピルアミドイソドコサン)

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9.髪のダメージケアに関するQ&A

最後に、髪のダメージケアに関するよくある質問に回答。気になる疑問がある場合は解消しておこう。

Q.ダメージヘアを早く改善する方法は?

A.ダメージヘアを早く改善するには、ダメージケア用のシャンプーやトリートメントを使うことをおすすめします。さらに、週に2~3回のスペシャルトリートメントを取り入れると集中ケアも可能です。また、アウトバストリートメントを使って髪を外的ダメージから守ることも美しい髪づくりにつながります。

Q.髪が傷まないために毎日できることは?

A.ゴシゴシと擦らずやさしく洗う、ドライヤーやヘアアイロンを使いすぎないなど、髪に負担をかけない習慣を心がけましょう。紫外線や摩擦によるダメージを防ぐことも重要です。栄養バランスのよい食事と十分な睡眠で、内側から髪を守りましょう。

Q.サロン専売品と市販品との違いは?

A.サロンでは、美容師が髪の状態を見極めてアイテムを提案してくれるため、より自分に合ったケアができます。しかし、価格がやや高めで、美容室やオンラインショップなど、購入できる場所が限られる点に注意が必要です。

一方、市販品は手軽に購入でき、種類も豊富。最近では、価格を抑えながらも補修成分や保湿成分を含む商品が多く発売されています。初めてのケアやコスパ重視の場合は、市販品を検討してみてください。

※記事は2025年3月18日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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