【2023年】人気のコードレスドライヤーおすすめ7選!美容師が選び方や注意点も解説

持ち運びにも便利なコードレスドライヤー。とはいえ、安いものから高スペックなものまで幅広く、どれにしようか迷う人も多いのでは? そこで今回は、スパニスト・毛髪診断士の中島あずささんに聞いた、コードレスドライヤーの選び方や使い方をご紹介。編集部おすすめのコードレスドライヤーも紹介しているので、自分に合っているアイテムを探してみて。

更新日:2024/02/19

今回お話を聞いたのは・・・

原宿・表参道の美容室PlusLoungeオーナー・毛髪診断士 中島あずささん

大人女性のためのサロン、原宿の美容室PlusLounge(プルースラウンジ)を経営。20年以上のキャリアを活かし、毛髪診断や骨格似合わせ診断などを組み合わせたサロンメニューを展開。雑誌の取材や美容サイト監修、メイクセミナーなど女性のための<大人キレイ塾>を行う。『心身ともに美しく』をテーマに、美齢学問を中心としたヘッドスパメソッドを構築。

1.コードレスドライヤーとは?充電式のメリットとデメリットを解説

ドライヤーで髪を乾かすときにコードが絡まったり、コンセントが遠かったりして不便に感じたことがある人は多いはず。そんな人におすすめなのが、コードレスドライヤー。まずはその特徴とメリット、デメリットからチェックしよう。

コードレスドライヤーとは

コードレスドライヤーとは、充電して使えるバッテリー搭載のドライヤーのこと。一般的にドライヤーは多くの電力を消費するので、充電タイプのコードレスタイプは風量が弱く連続使用時間が短いものが多いが、最近は性能が向上。髪を乾かすのに必要十分な風量や温度調節機能などを備えているタイプも増えてきている。

AC電源で充電するものが一般的だが、なかにはUSBケーブル対応のものや兼用タイプもあり。スタンドに立てて充電できるものが多いので、ドレッサー周りにも設置しやすい。

コードレスドライヤーのメリットとデメリット

コードレスドライヤーを使ううえで知っておきたいメリットとデメリットについて見ていこう。

メリット

いちばんのメリットは、コンセント不要なのでどこでも使いやすいこと。外出先や旅行先でもコンセントの場所を気にせず使え、アウトドアでも使えるのが嬉しい。

また、コードがないので取り回しやすく、動き回る子供やペットに使いやすいのもいいところ。コードをいたずらされる心配もないので安心。さらに小型で軽いものが多いので、外出先や旅行先にも持ち出しやすい。

デメリット

コードレスタイプは、充電が切れると途中で使えなくなるのが難点。コードタイプに比べると連続使用時間が短いので、ロングヘアや毛量の多い人には不向き。

使用後に毎回充電しなければならないうえ、充電までに時間がかかるので忘れるとすぐには使えないのもデメリット。以前よりは性能がよくなったとは言え、コードタイプに比べると風量や機能性は劣ってしまう。

2.コードレスドライヤーの選び方

ひとくちにコードレスドライヤーと言っても、その性能はさまざま。使いやすいコードレスドライヤーを手にするために、選び方のポイントを押さえておこう。

充電方法と充電時間をチェックしよう

まずは、コードレスドライヤーの使いやすさを左右する充電方法と充電時間を確認しよう。

自宅で使用するならACアダプタタイプ。外出先や非常時にも使いたければUSBタイプを

充電方法は、ACアダプタタイプとUSBケーブルタイプの2種類。自宅などのコンセントのある場所で使うならACアダプタタイプがおすすめ。パソコンやモバイルバッテリーで充電できるものがよいなら、USBケーブルタイプが便利。

USBケーブルでも充電できると、コンセントのない場所や非常時でも使えるのがメリット。状況に応じて使い分けたい場合は、両方に対応しているものもあるのでチェックしてみて。

2~3時間で充電できるものが一般的。急速充電対応ならさらにスピーディ

コードレスタイプの多くは、2~3時間程度でフル充電できるものが一般的。急速充電対応なら30分~1時間以内で完了するものもある一方、なかには4時間近くかかるものも。

充電切れを起こしてもすぐに使えるものがいいなら、急速充電対応モデルを選ぶのがおすすめ。使用途中で充電がなくなる事態を避けたければ、バッテリー残量が表示されるものが便利。

スムーズに乾かせるものを選ぼう

コードレスドライヤーを使い、効率よく髪を乾かしたければ、十分な風量があり連続使用時間が長いものがおすすめ。具体的なスペックを目安に選んでみて。

風速は12.5m/s以上を目安に。風量調節付きが便利

コードレスタイプはコードタイプに比べると風が弱めでスペックが表示されていないものも多い。メーカーによるので一概には言えないが、できるだけ速乾性が高いものを選びたいなら、風速12.5m/s以上を目安に探してみよう。

風量が提示されているものは、1.3m3/分以上のものを選ぶとコードタイプと同じくらいの風で乾かせるはず。風量を調節できるものだと髪の乾き具合に合わせて強弱をつけられ、バッテリー消費を抑えるのにも役立つので参考にして。

連続で温風20分以上使えるのものが理想的

連続使用時間は温風と冷風で異なり、モデルによって差が大きいのでしっかり確認が必要。温風は連続で20分以上使えるものを、冷風は2時間以上使えるものがよい。風温を3段階以上調節できるものは、それぞれで使える時間が異なるのでチェックしておこう。

光の力で乾かせるモデルにも注目

夏の暑い時期など、温風で髪を乾かすのを避けたい人には、光の力で乾かせるモデルが狙い目。光の熱伝導技術により髪の表面の水分だけを乾かすため、熱によるダメージを軽減できる。一般的なドライヤーのように高温にならないので、子どもやペット用のドライヤーを探している人におすすめ。

使い方に合うサイズ・重さのモデルを選ぼう

自宅メインで使うのか、持ち運んで使うこともあるのかを考え、適切なサイズ・重さのものを選ぼう。

持ち運び用は軽量・コンパクトなものがおすすめ

外出先などに持ち運んで使いたい場合は、軽くてコンパクトなものがぴったり。コードレスタイプはバッテリーを搭載しているぶん重いものが多いが、500~600gくらいのものだと持ち歩きの負担を軽減できる。600gを超えると持ち運びに不便なだけでなく、髪を乾かすときにも手に負担がかかりやすいので注意しよう。

ドライヤー本体は、長さ25cm以内に収まるものがベター。コードレスタイプには折りたたみタイプのポータブルタイプや、小型のミニサイズはほとんどないので、長さと厚みをチェックしてできるだけコンパクトに持ち運べるものを選ぼう。

自宅用なら、30cm以内のスタンド付きモデルが便利

自宅メインで使う場合は、長さ30cm、重さ600g以内を目安に探してみて。据置用であってもあまりに大きすぎたり重すぎたりすると取り回しにくくなる。

また、スタンドがついているモデルも便利。スタンドがあればいつも髪を乾かす場所にすっきり設置できるうえ、使用後に立てておくだけで充電できるので手間がかからない。

安全性に関わる機能性も確認しよう

安全に使うための機能が充実していると、安心して使える。とくに子供が使うこともある場合は、しっかり確認しておこう。

過充電保護機能付き

充電が終わると自動的に通電を停止するのが、過充電保護機能。過充電の状態を続けると、バッテリーに負荷がかかって電池持ちが悪くなったり、本体に熱がこもりやすくなったりする可能性がある。過充電時やバッテリーの温度が上昇したときに自動で電源がオフになる機能もあるものだと、より安全に使える。

自動電源オフ

電源をつけてから一定の時間が過ぎると自動的にオフになる機能があるものもおすすめ。安全に使えるのはもちろん、無駄なバッテリー消耗も防げる。子供が使うことがある場合も、自動電源オフ機能があるなら安心。自動で電源が消える時間がモデルによってさまざまなので、あわせてチェックしておこう。

海外でも使用するなら100~240V対応モデルを選ぼう

海外旅行に行くときにも携帯したい場合は、対応電圧を確認しよう。100~240V対応のモデルなら、滞在国のコンセントプラグに変換するだけで使用できる。

ただし、充電タイプはリチウムイオン電池を内蔵しているものが多いため、機内に持ち込めないことがほとんど。船を利用する場合は持ち込めることが多いが、飛行機を利用する場合はコードタイプを選んだほうがよいので覚えておいて。

価格と性能のバランスがよいのは1万円台。初めての人にもおすすめ

コードレスドライヤーもコードタイプ同様、性能によって価格差が大きい。価格と性能のバランスがよいのは、1万円台のモデル。自宅で毎日髪を乾かすのに必要十分なスペックを備えているので、はじめてコードレスタイプを手にする人でも使いやすいはず。

少しでも長い時間使えるものや、素早く髪を乾かせるものがよいなら、2万円以上のモデルをチェック。価格と性能は比例するので、求めるニーズと予算に合わせて選んでみて。

なお、以下の記事では人気の安いドライヤーをご紹介!合わせてチェックしてみて。
【2023年】安いドライヤーおすすめ7選!風量が強い商品やヘアケアのコツも紹介 - OZmall

3.人気のコードレスドライヤーおすすめ7選

funks Lifuwa

コードレスドライヤー

13980円

温風と冷風の風量をそれぞれ3段階に切り替え可能。最大210分と長時間使える

温風は最大35分、冷風は最大210分と長時間使用できるのが特徴。コードレスながら持ちがよく、充電の手間がかかりにくい。

風量は温風と冷風、それぞれ3段階に切り替え可能。じっとしていられない子供のヘアケアや、スポーツ後のブローなど、目的に応じて使い分けできる。

バッテリーの残量が、本体の横にあるインターゲージから確認できる仕様になっているのも便利。専用のスタンドにドライヤーの持ち手部分を差し込むだけで、約4時間で充電が完了する。

Lylux

コードレスドライヤー

26800円(Amazon)

100000rpmのパワフルモーター搭載。秒速14mの強力送風で素早く髪を乾かせる

100000rpmのパワフルモーターにより、秒速14mの強力送風を実現。毛量の多い人やロングヘアでも、素早くドライできる。

温度は温風と冷風の2種類で、風量は「高速」「低速」「ブロー」の3パターンに切り替え可能。充電時間は1時間だが、最初の45分で最大85%充電される。

週刊誌と同程度とされる、620gの軽量ボディも嬉しいところ。重くないから持ち運びやすく、海やキャンプ、旅行などのお供にもぴったり。

IZELL

コードレスドライヤー

13137円(Amazon)

ヘアドライからボディケアまでこなす、革新的なドライヤー

総括的なボディケアを求める人にぴったりの、1台で9役をこなす革新的なドライヤー。アタッチメントを変えれば、ドライヤーから頭皮ケア、筋膜リリースガンとしても活用できる。

モードは「低温」「冷風」「熱風」の3段階、風速は2段階に切り替え可能。充電時間は約2.5時間と短めなうえ、冷風モードなら最大50分間使用できる。

さらに、懐中電灯としての機能も装備。持ち手の部分を先にして備え付けのボタンを押せば、電気が光る仕組みになっている。通常モードとSOSモードを切り替えできるから、災害時やキャンプなどでも役立つこと間違いなし。

GWMWON

ワイヤレスヘアドライヤー

10000円(Amazon)

マイナスイオン機能で静電気や熱によるダメージを防ぎながら、まとまりのあるツヤ髪に導く

マイナスイオン機能を搭載したコードレスドライヤー。ドライヤーの風と一緒に噴出されるマイナスイオンが静電気などのダメージを防ぎ、潤いのあるツヤ髪に導く。

温度は温風と冷風の2種類、風速は3段階に調整可能。バッテリー残量は本体の後ろ側にあるランプで確認でき、温風なら約20分、冷風なら約4時間使用できる。

取り外し可能なブラシ型ノズルヘッドが付いているのも美点。素早く乾燥させたいときや寝癖直しのブローなど、目的に合わせて使い分けできる。

エスエスシャイニー

ザ コードレスヘアドライヤーSDJ001

32780円(楽天)

コードレスなのに2000W級の大風量。6段階のパワー調節機能も搭載

4900mAhの大容量バッテリーを搭載したことで、2000W級の大風量を実現。コードレスながらパワフルで、ロングヘアのブローや動き回るペットのヘアケアにおすすめ。

温風、冷風各温度で3段階に風量調節でき、最高でも70℃を超えない低めの温度設定が特徴。熱による髪へのダメージが軽減され、水分量が整った健やかな髪がかなう。

充電時間は約4時間で、自動的に充電を完了させる過充電防止装置つき。付属の専用スタンドに置いておくだけで勝手に充電されるから、管理の手間がかからない。

DJLOOKK

ワイヤレスヘアドライヤー

11900円

大容量バッテリーでも57度の低温設定。乳幼児やペットの繊細な髪に最適

15600mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、最高温度は57度と低め。熱によるダメージを受けにくく、幼児期やペットなどの繊細な皮膚、髪にも心おきなく使用できる。

温風なら15~20分、冷風なら4~6時間連続で使用可能。スタンド一体形のデザインだから安定感があり、立てて置くこともできる。本体に傷や汚れがつくのが気になる人にぴったり。

シンプルなデザインも魅力のひとつ。白とシルバーを基調とした上品な印象は、部屋においてもインテリアの邪魔をしない。

DDLL

コードレスヘアドライヤー

18505円(Amazon)

スマートチップを内蔵。熱を加えすぎないように調整してダメージから髪を守る

ドライヤー本体にスマートチップを内蔵。髪に最適な50~70℃に温度を調節し、キューティクルの乱れを防いで適度な水分量をキープできる。

温度と風量はそれぞれ3段階に調整可能。ボタンを押すだけで簡単に調節でき、初めてコードレスドライヤーを購入する人でも使いやすい。

騒音を削減する機能を搭載しているから、大きな音が苦手な子供やペットのヘアケアにおすすめ。充電は、持ち手部分の穴にUSBケーブルを差し込むだけ。スマホの充電器でも代用できるから、旅行やアウトドアなどの際にも便利。

4.コードレスドライヤーの使い方と注意点

コードレスドライヤーを上手に活用するために、使い方のポイントと注意点を押さえておこう。

基本的な使い方はコードタイプと同じ。使用後は充電を忘れずに

コードレスドライヤーもコードタイプと基本的な使い方は同じ。使い終わったら充電することを習慣付け、使用途中にバッテリー切れを起こさないようにすることが大切。

温度や風量を調節できるドライヤーなら、髪の乾き具合に合わせてこまめに調節することでバッテリー持ちをよくすることが可能。最初に温風で全体を乾かし、ある程度水分が飛んだら冷風でスタイリングしながら乾かすときれいにまとまった髪をつくれる。

水回りに収納するのは避け、湿気の少ないところで使おう

コードレスドライヤーは洗面所などの湿気の多い場所に保管しておくと、ショートや感電、故障につながる可能性があるので注意が必要。洗面所に保管する場合は、引き出しの中などできるだけ湿気の少ないところに収納しよう。

また、洗面所で使用するときは、十分に換気をして湿気がたまらないようにすることもポイント。安全に長く使い続けたければ水廻りに保管することは避け、湿気の少ない場所で使うよう心がけよう。

5.コードレスアイロンに関するQ&A

コードレスアイロンについて気になることをピックアップ。コードレスタイプの購入を検討している人は参考にしてみて。

コードレスのブラシ型ヘアアイロンをドライヤー代わりに使ってもいい?

ヘアアイロンはスタイリングをするために使うものなので、ドライヤーよりも風量が弱く髪を乾かすのに時間がかかります。髪に当てている時間が長いとそれだけダメージを与えてしまうため、ドライヤーで髪全体を乾かした後に、ブラシ型ヘアアイロンでセットするのがおすすめです。

業務用のようなパワフルなコードレスドライヤーはある?

コードレスだとコードタイプのようにパワフルな風を出すのが難しいため、業務用のような高スペックのモデルはほとんどありません。ただし、コードレスでも一般的な有線ドライヤーと同じくらいの風量が出るモデルはあります。使用時間は短いですが、髪が短めならコードタイプと同じように使えるでしょう。

コードレスドライヤーはどこで買えるの?

ヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの家電量販店のほか、蔦屋家電+でもコードレスドライヤーを購入できます。ただし、店頭で販売しているモデルは限られているため、ニーズに合うものを購入したければ、Amazonや楽天などの通販で探してみるとよいでしょう。

人気のドライヤーおすすめ24選をチェック

以下記事では、編集部おすすめのドライヤー24選をご紹介!500人のユーザーに聞いた口コミも抜粋して紹介しているので、ドライヤーの購入を検討している人は合わせてチェックしてみて。

※記事は2024年2月19日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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