人気のレチノール美容液おすすめ6選!使い方や注意点も解説
近年注目度が急上昇している美容成分、レチノール。さまざまな美肌効果が期待できる成分として、多くのスキンケアアイテムに取り入れられている。本気記事では、そのレチノールを配合した美容液について解説。肌悩みを抱えている人は参考にしてみて。
更新日:2024/09/10
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今回お話を聞いたのは・・・
Skin Care Shopミキルーチェ 江黒 ひろ美
東京薬科大学薬学部卒業後、薬剤師としてミキ薬局に勤務。現在、薬局併設のスキンケアショップにて肌悩み相談や肌質に適したスキンケアアドバイスを行う。
日本コスメティック協会スキンケアマイスター・コスメマイスターを取得。東京薬科大学薬学部生化学教室、佐藤隆教授とスキンケアに関する共同研究も行っている。
Skin Care Shop Mikiluce
1.レチノールとは
レチノールとは、ビタミンAの一種。美容業界で注目されている成分のひとつで、多くのスキンケア製品に配合されている。表皮のヒアルロン酸を増やし、肌のキメを整え、ハリやツヤをアップさせる効果が期待できる。
しかし、すべての人に合うわけではないので注意。使用する際は、肌の状態や製品の配合成分を確認し、適切なケアを心掛けよう。
2.レチノールの種類
ピュアレチノール
ビタミンAの一種。角質への浸透性が高い成分だが刺激感が現れることがあるのではじめて使う際には慎重に。
熱や光、酸素に触れると成分が変化しやすいのが特徴で、保管にも気を付ける必要がある。化粧品に配合される場合にはエアレス容器が用いられることもあるので容器から出したら早めに使うようにしよう。
レチノール誘導体
「酢酸レチノール」や「パルミチン酸レチノール」などの「レチノール誘導体」はレチノールの刺激感や安定性を高めた成分。レチノールで刺激が出てしまう方も、レチノール誘導体なら問題なく使えるケースも。
ただし肌への効果の面でもピュアレチノールよりもマイルドなので使い分けが必要。
トレチノイン
トレチノインは医療機関のみで取り扱うことのできる成分。レチノールの中では最も作用が強く刺激感も現れやすいため、慎重に使う必要がある。気になる方は皮膚科で相談してみて。
3.レチノール美容液に期待できる効果
肌をなめらかにする
肌のキメを整え、なめらかにする効果が期待できる。肌のバリア機能を高め、外部の刺激から肌を守る役割も。肌のゴワつきや、キメ乱れによる毛穴目立ちが気になる人におすすめ。
しわの改善(※2)
しわの改善で承認を受けた薬用化粧品の場合には肌の水分量をアップさせ、柔らかい肌にととのえることで、しわの目立ちにくいふっくらした肌をめざせる。年齢肌対策をしたいと考えるなら、一度試してみて。
※2 しわの改善で承認を受けた薬用化粧品の場合
肌にハリ、ツヤを与える
レチノール美容液を使い続けて肌が水分で満たされると、ハリやツヤもアップ。潤いで満たされた肌はバリア機能も高まるため肌トラブルも予防できる。
4.レチノール美容液の選び方
レチノール美容液を選ぶときに注目したい、4つのポイントを紹介。自分に合うものを見つけるための参考にして。
肌状態に合わせてレチノール濃度を選ぶ
初めてレチノール美容液を使う場合や以前にレチノールで刺激を経験している人は、0.1%以下の低濃度から開始してみて。また、妊娠中は避けたほうがよい成分であることから、妊娠可能な年齢の女性が使う場合は、とくに高濃度は避けるのが無難。
濃度が0.5%以上のものは、医師の指導を仰ぎながら使うのがおすすめ。また、肌が敏感な人は「酢酸レチノール」や「パルミチン酸レチノール」などのレチノール誘導体の使用がおすすめ。
その他の美容成分の配合に注目
レチノールと一緒に配合されているとよいのは保湿力の高い成分。レチノールにより肌の乾燥感などが現れることがあるため、その刺激を和らげるためにも保湿力が高く低刺激の成分が配合されているかチェックしよう。おすすめは「セラミド」「ナイアシンアミド」「ヒアルロン酸」。
好みのテクスチャーかどうか
美容液のテクスチャーは、使用感や肌へのなじみ方に大きく影響する。乾燥肌の人には潤いが逃げないように濃厚なテクスチャーがおすすめ。一方で脂性肌の人は、使用感がさっぱりしたものを選ぶとよい。
また、季節や気候によって、いくつかのテクスチャーを使い分けるのもおすすめ。肌にのせたときのフィット感や、使用後の肌の状態を確認し、自分に合ったものをチョイスして。
続けやすい価格かどうか
日々のスキンケアに取り入れるには、価格も重要なポイントのひとつ。自分の予算に合わせて、無理なく使い続けられるものを選ぼう。
高価なものが必ずしもよいとは限らず、逆にプチプラだからといって効果が得られないわけではない。まずは自分の肌に合うかどうかを基準に、継続しやすい製品を選んで。
5.【編集部おすすめ】人気のレチノール美容液6選
※「アレルギーテスト済」は、すべての人にアレルギーが起きないわけではありません
VT cosmetics
VT シカレチA エッセンス
30ml 3300円
肌を整えるためのエッセンス。キメの整ったなめらか肌へ
独自成分の「シカヒアルロンTM(※3)」が乾燥した肌に潤いを与え、ゆらぎのない素肌に。さらに「レチノイン酸ヒドロキシピナコロン(整肌)」により、キメの整ったなめらかな肌触りに導く。
次世代レチノールとも呼ばれる植物由来の保湿成分「バクチオール」や、肌にやさしい整肌成分「カプリロイルサリチル酸」を配合。負担が少ない処方で、敏感肌でも使いやすい。
肌にすっとなじむ、軽やかな使用感。価格が手頃で、毎日のスキンケアに取り入れやすい。
※3 整肌:ツボクサエキス、マデカッソシド、マデカシン酸、アシアチコシド、アシアチン酸、保湿:プロポリスエキス、ヒアルロン酸Na
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KISO CARE
オイルセラムRE
20ml 2280円
レチノール1%の高配合。攻めのケアを求める人に
整肌成分として「レチノール」を1%配合したオイルセラム。年齢肌の悩みへ効果的にアプローチし、ハリや弾力のある健やかな肌に導く。
「スクワランオイル」「ヒマワリオイル」など、肌に潤いを与える保湿成分を配合。さらに、天然由来のエッセンシャルオイルを配合することで、肌を乾燥によるトラブルから守る。
パラベン、合成香料、石油系界面活性剤、合成着色料、シリコン、石油系アルコール、ミネラルオイル、紫外線吸収剤は無添加。開発から生産までをワンストップで行い、品質管理を徹底しながら、手に取りやすい価格を実現している。
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ドクターケイ
ABC-Gリペアセラム
25ml 8250円
肌の悩みに応える、革新的なケア。ABC-Gリペアセラムで理想の肌へ
安定性が高く、作用が穏やかな「レチノール誘導体(パルミチン酸レチノール/保湿)」を採用した美容液。角質層を整え、むきたまごのようなツヤとハリのある肌へ。さらに「ナイアシンアミド」「ビタミンC(リン酸アスコルビルMg)」などの保湿成分を配合し、美容効果を高めている。
角質を柔らかく整える「グリコール酸」や、2種類のヒト型セラミド「セラミドAP」「セラミドNP」などの保湿成分も加え、乾燥による肌悩みへアプローチする。
とろっとしたテクスチャーで、使い心地はなめらか。パラベン、合成着色料、鉱物油、石油系界面活性剤、アルコール、シリコーンは無添加なので、フリー処方にこだわる人もチェックしてみて。
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TIRTIR
VITA RETINOL SERUM
30ml 2970円
レチノールをはじめとする美容成分が、気になる年齢肌悩みを集中ケア
肌の若々しい印象を保つために開発された美容液。整肌成分「レチノール」の効果で肌のハリと弾力をサポートし、健やかな肌へと導く。
さらに、ビタミンを豊富に含む自然由来の成分「タンジェリンエキス」を整肌成分として配合するなど、美容にうれしい成分をたっぷり含んでいる。
使用感は軽めで、しっとり仕上がりつつもベタつきにくい。手軽に使える30mlサイズで、毎日の美容ルーティンへ簡単に取り入れられる。
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ビーエス-コスメ
エッセンスBK
30ml 1150円
次世代型植物由来レチノールで、ハリとツヤのある美肌へ
ハリとツヤを与える「バクチオール(整肌)」を配合した美容液。肌に弾力を与え、整える効果が期待できる。朝晩のケアに使えるため、忙しくてもしっかり肌ケアがしたいときにおすすめ。
肌に潤いを与える成分として、「ヒマワリ種子油」「スクワラン」「ホホバ種子油」を配合。肌をしなやかにし、ツヤを与える。
グリセリンフリータイプなので、皮脂の多い肌やうるおい、ハリ不足が気になる肌にも使いやすい。
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ビボタ
ビボタ ブライトC セラム
30ml 3960円
1本3役で年齢肌対策。潤うハリ肌をめざす人に
「バクチオール」「ビタミンC誘導体」「ナイアシンアミド」など、年齢肌に効果的な整肌・保湿成分を複数配合。年齢を重ねるごとに気になるハリへアプローチする。
さらに、保湿成分として「チューベロース多糖体」「シロキクラゲ多糖体」「エクトイン」「ヒアルロン酸」を配合。角質層の隅々まで潤いを届け、肌をしっとりと保つ。
化粧水、ブースター不要の1本3役セラムだから、スキンケアの時短に。使い心地にこだわり、スティンギングテストも実施(※3)している。
※3 かゆみ、ピリピリ感などを確かめるテスト。ただし、全ての人に皮膚刺激が起こらないということではない
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6.レチノール美容液を使い始める際のポイント
事前にパッチテストをする
レチノールが肌に合わない場合もあるので、使い始める前には必ずパッチテストをしよう。とくに敏感肌の人は、慎重にチェックするのが望ましい。
テストした部分に異常が現れないかを確認したうえで、少量ずつ使い始める。もし異常が見られた場合は、使用を避けて。
週2~3回の使用で肌を慣らす
レチノール美容液を初めて使用する場合、肌への過度な刺激を避けるために、週2~3回の使用から始めるのがおすすめ。肌は新しい成分に対して反応することがあるため、少しずつ慣らしていくことで肌荒れや刺激を最小限に抑えやすくなる。
数週間試したら、肌の様子を見ながら使用頻度を増やしてみよう。使用中に刺激を感じた場合は、使用頻度を減らすか一時的に使用を中止して。
皮膚の薄い部分には慎重に使用する
目の周りや口の周りなどの皮膚が薄い部分は、外部の刺激を受けやすい。レチノール美容液を多く塗りすぎたり頻度を高くしたりすると、肌荒れや刺激を引き起こす恐れもある。
初めは少量から試し、肌の様子をチェックしながら使用量や頻度を調整して。
7.レチノール美容液を使うタイミング
レチノール美容液をどのタイミングで使うかも、スキンケアにおいては重要。
基本的には、化粧水の後に使用するのが一般的。またレチノール美容液を使った後は、乳液やクリームを塗って保湿しよう。
8.レチノール美容液を使用する際の注意点
A反応がある
レチノール美容液を使い始めた初期は、一時的に肌の皮剥けや赤みが生じる「A反応」と呼ばれる現象が起こることがある。
とくに敏感肌の人は、使い始めにA反応を強く感じることがあるので注意して。肌の様子をよく観察し、使用量や頻度を調整しながら続けよう。
A反応が強く出る場合は、一時的に使用を中止し、肌の状態が落ち着いてから再開して。
日中は徹底したUV対策が必要
レチノールを塗ると、肌が紫外線に対して敏感になることが知られている。日中の外出時は、しっかりとしたUV対策が不可欠。日焼け止めをきちんと塗り、帽子や日傘を使用して、紫外線の影響を最小限に抑えよう。
紫外線は肌の老化やダメージの原因にもなるので、日常的なケアが大切。レチノール美容液の効果をキープするためにも、日焼け対策には力を入れて。
高濃度タイプは夜のみ使用する
レチノールを豊富に含む高濃度タイプは、夜間のスキンケア時にのみ使うのがおすすめ。日中に使用すると、紫外線による刺激を強く受ける場合も。夜に使うことで、翌朝にかけて肌を健やかに保つ効果が期待できる。
保湿をしっかり行う
レチノール美容液を使うなら、保湿も重要なステップ。レチノールには肌を整える効果があるものの、その過程で肌の乾燥を引き起こすことも。美容液を塗った後は、高保湿な乳液やクリームで潤いを与えよう。
とくに乾燥が気になる季節や環境下では、しっかりした保湿ケアが必要。「ヒアルロン酸」や「セラミド」などの保湿成分が豊富に配合された製品を選ぶのもひとつの手。
併用を避けた方がよい美容成分がある
美容成分の中には、レチノールとの併用を避けたほうがよい成分もある。とくに、「AHA(アルファヒドロキシ酸)」や「BHA(ベータヒドロキシ酸)」といった酸成分との併用は、肌への刺激を強める恐れがある。肌の健康を考慮し、レチノール美容液との併用は避けよう。
複数の美容成分を取り入れたい場合は、専門家に相談してから使うのがおすすめ。
妊娠中は使用を避けた方がよい商品もある
妊娠中の人は、レチノール美容液の使用には慎重になろう。妊娠中の肌は敏感になりやすく、外部からの刺激に対して弱くなりがち。安全のため、妊娠中や授乳中は専門家や医師に相談してから使って。
9.レチノール美容液に関する質問
レチノールの濃度は高い方が肌よい?
濃度が高いと、効果を感じやすい一方で肌への刺激が強まることもあるため、必ずしも高濃度がいいとは限りません。とくに敏感肌の人は外部からの刺激に反応しやすいので、低濃度から使い始めるのがおすすめです。
また、角質ケアを過度に行うと「ビニール肌」の状態を招くことがあります。ビニール肌とは、角質が薄くなりキメが失われた状態で、皮脂が出やすくなるほかにピリピリした過敏症状が起こることも。効果を求めて濃度の高いものを使うのではなく、肌の健康状態を観察しながら使う濃度を見極めましょう。
A反応が出たらどうすればよい?
A反応が見られた場合は、まず使用を中止して肌の状態をよく観察しましょう。できるだけ刺激を与えないようにし、肌を健やかに保つための基本的なケアを行うことをおすすめします。
また皮むけが起こった場合は無理に剝がそうとせず、保湿して自然に剝がれるのを待つことが大切です。気になるからといって自分で取ると、正常な角質まで一緒に剥がしてしまう恐れがあります。A反応が不安な人は使用前にまずパッチテストを行い、肌の反応を確認しましょう。
ピーリングと併用しても大丈夫?
ピーリングには肌の古い角質を取り除く効果があり、肌をなめらかにします。レチノールを使ったうえでピーリングまで行うと、肌に過度な刺激を与える恐れがあるので要注意です。併用する際には間隔をあけて、肌への負担を減らしましょう。