コスメのOEM/ODMメーカー「ケミコスクリエイションズ」とは?編集部が取材してわかった特徴を紹介!

「ケミコスクリエイションズ」はペン型リキッドアイライナー開発をメインにした、化粧品開発を手がけるOEM/ODMメーカー。カーボンブラックを使った黒色顔料処方を初めて開発した。化粧品容器の開発も積極的に行っており、カラーバリエーションやデザインにこだわっているのが特徴的。今回は編集部が取材してわかった、「ケミコスクリエイションズ」の特徴や強みをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみて。

更新日:2023/03/27

1.「ケミコスクリエイションズ」はペン型リキッドアイライナー開発の先駆者であるOEM/ODMメーカー

「ケミコスクリエイションズ」は、ペン型リキッドアイライナー開発のパイオニア。1996年の設立前からアイライナーの開発を始め、カーボンブラックを使った黒色顔料処方を初めて開発した。以降、この処方は世界中のアイライナーに採用されている。

水や涙、摩耗に強いのにお湯で簡単に落とせるアイライナーなど、相反する機能を兼ね備えた製品を開発できるのが強み。さらに、色素沈着が起きにくい顔料処方により、シミやくすみの心配が少ない製品を作ることも可能。

ほかには鮮やかな発色をかなえたり、ウォータープルーフの強さを微調整したりもできる。専門メーカーならではのノウハウと高い開発スキルで、高機能のアイライナーを作りたい場合にぴったり。

1-1.ペン型リキッドアイライナー誕生秘話、そして世界中に広まった経緯

もともと大手原料メーカーに勤務していた「ケミコスクリエイションズ」代表 服部 勝髙さんは、原料に関する知識が豊富で化粧品業界にも精通。化粧品のOEM会社にヘッドハンティングされて社長に就任し、さらに他の化粧品会社でも社長に就任した経歴がある。ペン型リキッドアイライナーのアイデアを閃いたのは社長時代のこと。満を辞して独立すると、「ケミコスクリエイションズ」を設立してペン型リキッドアイライナー開発を本格的に始動。

代表 服部 勝髙さんは、世界初のペン型リキッドアイライナーを開発後、数多くの国内コスメメーカーにアプローチを開始。しかし、当時日本では、成功事例のない開発に興味をもつ企業はなかったとのこと。

その後、日本ではなく海外に広めようと国外へアプローチを開始。アメリカの世界的コスメメーカーに採用されたことをきっかけに、全米にペン型リキッドアイライナーが普及する。またたく間にヨーロッパ、アジアへと広がっていき、開発から10年経ったころ日本のメーカーも次々と後に続くように。

リキッド型の特徴として、「筆の払い」を再現することに長けていることから、筆文化のある日本やアジアでは急激に広まっていった。

2.アイライナーの種類やカラーが豊富で、さまざまな要望に対応可能

リキッドアイライナー開発の先駆者だからこそ、製造できるアイライナーのバリエーションは豊か。シングルタイプはもちろん、ペンの両端にブラシがついた2wayタイプも作れる。アイライナーとリキッドアイブロウを組み合わせるのもOK。

ブラシやニブの形状はスタンダードなもの、太めのものなどをそろえている。2wayタイプならカートリッジの交換もでき、各種カートリッジを単品で販売することも可能。

アイライナーのカラー展開も非常に多く、定番のブラックやブラウン以外にモスグリーン、インディゴブルー、オレンジブラウン、ゴールド、ピンクなど今までに数千色の種類を開発している。ビビッドカラーやメタリックカラー、ニュアンスカラーにも対応し、要望にぴったりの色にしやすい。

担当者からのコメント

ベーシックなカラーの発注が多いものの、茶色一色とっても濃淡やトーンによって異なるので、無限大の茶色があると言えます。どんなカラーであっても顧客の希望に沿って対応できる技術力があるので、ぜひ一度ご相談ください。

3.処方から容器の開発までを一貫して行え、容器のデザインも豊富

「ケミコスクリエイションズ」では、コスメの処方から容器の開発までを一貫して行えるのが特徴で、そのため処方を活かす特許を取得した。専用容器で様々なカラーに対応し、コンセプトを細部まで統一したりすることができ、こだわりの製品を生み出せる。

また、容器のデザインバリエーションも充実している。容器の色の付け方は、比較的安価な着色、メタリックカラーが可能な蒸着、ツヤ感やマット感を出せる塗装、高級感のあるアルミの4パターン。容器に文字やロゴを印刷する方式も多様で、理想の仕上がりを追求できる。オリジナリティのあるブランドデザインに仕上げたいならチェックして。

4.定期的な消費者リサーチで、リピートしたくなる品質を追求

オリジナリティを出すために過度なスペックを求めても、消費者にとって本当によいとは限らない。そこで「ケミコスクリエイションズ」では、消費者が本当に使いやすい1本を作り続けるため、定期的な消費者リサーチを行っている。

めざすのは、1本目を使い終わったときに「また使いたい」と思ってもらえる使い心地。リピートしたくなるのはどんな品質か調査し、消費者の声を活かした処方と容器を開発することで、ニーズに合った製品作りにつなげる。

なおコスメ製造だけでなく、ターゲットに合わせた販促方法の相談もできる。さらにパッケージングもできるので、製造工程を丸ごと任せよう。

担当者からのコメント

化粧品の使い方は日々変化しています。たとえば、薄めのカラーのアイブロウを目の下に入れることで目の立体感を出す(涙袋を強調する)消費者がいることに着目し、薄づきのアイライナーの制作に取り掛かりました。日々情報のキャッチアップにも抜かりはありません。

一般的に、化粧品は開発してから3カ月はテスト期間とし、安全性、安定性を確認しています。製造期間なども含めると、発注から販売までスムーズにいっても半年から1年かかってしまうことが一般的でしょう。しかし弊社の場合、アイライナーに関するテストは既にテストをパスしている処方も多数ストックしているためスピーディに納品できるのです。

5.ほかにもいろいろなコスメを製造可能。実用新案取得済みのものも

ペン型リキッドアイライナーの製造に注力している企業だが、ほかにもさまざまなアイメイク用アイテムを手がけている。アイライナーの開発で培ったノウハウを活かしたペン型リキッドアイブロウをはじめ、イレイサーライナー、フィルムマスカラなども開発可能。

このうちイレイサーライナーは、アイラインの描き損じを消したあとに乾くのが早く、すぐにアイライナーを描き直せるのが魅力的。また、フィルムマスカラはお湯で落とせるため、まつ毛にやさしい処方で開発したい場合に向いている。独創的な機能を求めるなら相談してみて。

担当者からのコメント

小ロットでスピーディに納品するノウハウも持っているので、クイックリリースにも対応可能です。世界的なスーパーブランドや通販ブランド、スタートアップ企業や個人の方からの発注も受け付けています。

専門メーカーなので、メイクアップアーティストを抱える大手メーカーからの専門的な要望だけでなく、他社で断られた方に対しても応援したいという企業精神もあります。

過去には、どのOEM会社も話を聞いてくれなかったという、20代の従業員3人しかいない会社との取引もありました。代表の服部が若者の話を真摯に受け止め、熱い気持ちに胸を動かされたため受注することに。現在ではコスメ業界でも一目置かれる100人規模の会社にまで成長したという事例もあります。アイライナーのことでしたら、どんなお客様でも一度弊社にご相談ください。

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※記事は2023年3月27日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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