自分に合うメイクがわからない、新しいメイクやコスメに挑戦したいけど、なにをどう使えばいいのかわからない・・・。そんなオズモール読者の疑問に、ヘアメイクアップアーティストの輝・ナディアさんが答えてくれるこの連載。今回は、「プラスワンするだけで春らしいメイクがかなうアイテム」をテーマに、この春おすすめのアイテムや使い方をご紹介。マンネリなメイクにお悩みの人も要チェック!
Q.春らしいメイクにしたいけれど、何からはじめたらいい?
A.今年の注目カラー、ピンクやベージュを取り入れたメイクがおすすめです
この春、ナディアさんが注目しているのはピンクやベージュ系など、肌になじみやすいカラーを取り入れたメイク。
なかでも、さまざまなブランドから発売されている同系色のカラーを集めたマルチパレットは、アイシャドウやアイブロウ、チーク、ハイライトやブロンザー・・・と、使い方次第でいろんな役割を果たしてくれる優れもの。
「同じようなカラーの組み合わせは難しいと感じるかもしれませんが、質感や微妙に色が違うものを重ねるだけでもグンとあか抜けた印象に。今までの自分とちょっと違うメイクをしたいときにおすすめです」とナディアさん。
また、ツヤ感のある肌を演出してくれるパール系のラメや、くすんだ色味のワントーンメイクもおすすめだそう。
「実は私は、パールやラメは派手になりすぎてしまうからとあまり使わなかったのですが、今年は肌に乗せるだけで華やかな印象になるような、きめの細かいパールが入ったものも多く出ています。また、くすみカラーはもともと肌の中にある色。ピンク系のメイクに抵抗があるという人も、くすんだ色味なら取り入れやすいと思いますよ」
今年取り入れたい春メイクのポイント
ナディアさんが提案する春メイクのポイントは3つ。
1.ピンク&ベージュ
淡いトーンを集めた、いわゆる“締め色”がないパレットはこの春のトレンド。やわらかい、女性らしい雰囲気に仕上げてくれる。単色はもちろん、複数の色を混ぜ合わせて使える点も魅力。
2.光を集めるメイク
いつものメイクに偏光パール入りのパウダーなどを重ねることで、光が反射したときに繊細なきらめきが。ハイライトに使うときは、ブラシを使って鼻筋や目元、眉山の下、眉尻・・・と点で置くと光が分散されて仕上がりがきれいに。
3.ワントーンメイク
ナディアさんが提案するのは、今年のトレンドであるピンクやベージュをベースにした、くすみカラーで作るワントーンメイク。淡い色を重ねて自然なグラデーションを作ったり、チークの入れ方を工夫するだけで印象が変わるので、試してみて。
プラスワンするだけで春らしいメイクがかなうコスメ5選
Dior ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット 004ローズ ゴールド 5390円
華やかなゴールドやピンクを組み合わせた「ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット」は、パウダーに閉じ込めた繊細なパールが、肌にきらめきを与えてくれるパレット。チークやハイライト、アイシャドウなどさまざまな使い方ができる。単色で使うほか、複数の色を混ぜ合わせてもきれい。繊細なパールが上品さを演出し、優しい仕上がりに。2、3回に分けて塗ることで、きれいに発色するので、ぜひ試してみて。
■輝・ナディアさんのおすすめポイント
私のおすすめは、右下のカラーをアイシャドウに、下の2色を混ぜてハイライトに、右上をチークに使うメイク。ブラシを使うときは、肌に乗せる前に手の上でちょっと余分なパウダーを落としてからぬるときれいですよ
THREE シマリング グロー デュオ 01 4950円
THREEの「シマリング グロー デュオ」は、10年以上前に発売されたにもかかわらず、今も絶大な人気を誇るアイテム。クリーミーなテクスチャーで肌なじみがよく、自然なツヤと血色感をかなえてくれる。濃いカラーは肌に血色や陰影を、明るいカラーは肌にツヤと立体感をプラス。さっと塗るだけで、がらりと印象が変わるので、忙しい朝の時短メイクにもおすすめ。ナディアさんによると、指を使うメイクは、力が入りにくい薬指を使うと失敗が少ないそう。
■輝・ナディアさんのおすすめポイント
明るいカラーはハイライトとして頬骨の高いところ、鼻筋、顎先に点で置くときれいです。濃いカラーはチークだけでなく、アイシャドウにもおすすめ。眼のふちからまぶたに向かってぬると、自然なグラデーションができます
SHIRO カレンデュラチークリキッド 07 ローアンバー 3850円
肌荒れを防ぐといわれる植物“カレンデュラ”エキスを配合したSHIROの「カレンデュラチークリキッド」は、これ1本でアイメイク、チーク、リップにも使える優れもの。この春注目のワントーンメイクに挑戦するなら、ベージュ系の「ローアンバー」がおすすめ。脱マンネリメイクを目指したいときは、チーク、アイメイク、リップの順に塗ると自然と目元の色味が抑えられ、同じアイテムいつもと違う印象に。
■輝・ナディアさんのおすすめポイント
仕上がりがマットなので、ファンデーションはツヤ肌に仕上げてギャップを楽しむのがおすすめです。リキッドアイテムはチップを直接肌につけるのではなく、一度手の甲に出して薬指に取ってから肌につけると仕上がりがきれいです
RMK ザ ベージュライブラリー ブラッシュデュオ 03 エキゾチック 4400円
自然な立体感を演出するカラーと、偏光パール入りパウダーを組み合わせたRMKの「ザ ベージュライブラリー ブラッシュデュオ」。この「エキゾチック」は、正面から見るとブラウンだけれど、顔を動かしたときの繊細なきらめきや色の変化が美しい。肌になじみやすい上品なカラーと質感は、オフィスメイクやデイリー使いにもぴったり。ナディアさんはチーク、ハイライトだけでなく、アイシャドウとして使うのもおすすめだそう。
■輝・ナディアさんのおすすめポイント
失敗しないワントーンメイクのコツは、目元とチークの色を合わせること。アイメイク用のブラシやチップを使って、濃いカラーをまぶたから眉毛の生え際まで塗ります。さらに半分の高さまで重ねて塗ることで、優しい印象にしあがりますよ
NARS ユーフォリア フェースパレット 8360円
8色のアイシャドウと3色のブラッシュパウダーを詰め込んだNARS「ユーフォリア フェースパレット」。ベージュを中心に同系色の組み合わせだけれど、よく見るとラメやパール、マットなどさまざまな質感や、差し色となるピンクも並び、このパレット1つでいろんなメイクが楽しめそう。下段の3色のうち、明るいカラーをハイライトに使ったり、濃い色はチークや、大きめのブラシを使って日焼けしたような肌に仕上げることも可能。
■輝・ナディアさんのおすすめポイント
とにかくお得感の高いパレット。淡い色合いのパールはベージュの上から重ねると、色や質感に変化が出ます。右の4色を組み合わせればフォーマルな印象に。赤やピンクのポイントカラーは、目元にちょっと置くだけでも今年らしいメイクになりますよ
輝・ナディアさんのInstagramをチェック!
輝・ナディアさんのメイクのポイントはInstagramで公開中! #ナディアメイクも要チェック
PROFILE
- 輝・ナディア(ヒカルナディア)
- 2018年、資生堂SABFA卒業。ブライダルサロン、ヘアサロン勤務を経てThree PEACEに所属。「その人がいちばんきれいになれるポイントを見つけるメイク」をコンセプトに、ヘアメイクアップアーティストとして活躍中。
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PHOTO/KAZUHITO MIURA WRITING/MINORI KASAI