疲れのたまった体をリセット!35億年前のスーパーフードって?
ダイエットや美肌、健康に敏感な女性を中心に注目されている“スーパーフード”という言葉。シーズンやお悩みに合わせて、このスーパーフードで気軽にヘルシーかつキレイになれる方法を、ヘルスコンシャスコーディネーターのKAORIさんが伝授します。
更新日:2017/06/12
今回のスーパーフードは「ブルーグリーンアルジー」
35億年前に誕生したブルーグリーンアルジーは
100種類以上の栄養素を含む完全食品?!
こんにちは、ヘルスコンシャスコーディネーターのKAORIです。徐々に暑くなっているけれど、曇りの日や夜はまだまだ肌寒く、体調を崩しがちな梅雨までのこの季節、スーパーフードを取り入れてフレッシュな気分で過ごしませんか? 今回は免疫力アップ&若返りにぴったりなスーパーフードを紹介します。
オレゴン州、クラスマ湖に自生する藍藻類の一種である「ブルーグリーンアルジー」。35億年前、地球上にバクテリアが発生した頃に誕生した、最古の生物であるシアノバクテリアの一種です。藍藻類といえば、日本ではクロレラなどが有名で栄養価も非常に高い食品として知られています。藍藻類のなかでもブルーグリーンアルジーは採取方法も厳密な管理下にあり、また人口培養ではなく自生するものだけ、そしてオーガニックであるという特徴があります。凍結乾燥や低温加熱乾燥で粉末状にされ、もともと持つ栄養素が壊れにくいため、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、必須脂肪酸、酵素など100以上の栄養素をバランス良く含有しているスーパーフードなのです。
美しいブルーグリーンの色を生かすなら
ドリンクに混ぜるのがおすすめ
藻類というと磯の香りがするイメージがあるかもしれませんが、淡水湖に生息するブルーグリーンアルジーはクセが少なく、ほのかな甘みを感じる味。スムージーに入れるほか、水に溶かして飲むという手軽な摂取方法もおすすめです。深緑の粉末は、水に溶くと美しいブルーグリーンに! 低温加熱で粉末化しているため、熱を加えずに摂取するとよりパワーを感じられるかもしれません。食事に取り入れるなら、ドレッシングに小さじ1/4程度混ぜるのはいかがでしょうか? 市販のドレッシングはもちろん、オイルと柑橘を混ぜた自家製のドレッシングにちょっと加えてみて。美しい色はサラダなどのアクセントにもなり、栄養価もアップします。
抗酸化作用でアンチエイジングにも期待大
さらに“恋愛ホルモン”も含有
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、必須脂肪酸、酵素、核酸が豊富なブルーグリーンアルジー。その細胞壁は柔軟で消化しやすいため、より多くの栄養素を吸収出来ると言われています。なかでも今回注目したいのは、フィコシアニンをはじめとする色素成分。抗酸化・抗炎症作用を備え、活性酸素による老化や生活習慣病の予防にも繋がります。また、カカオなどにも含まれる神経伝達物質フェニルエチルアミンも含有。ときめきを感じたり、集中すると脳内に放出される物質で、消化促進や便秘解消にも役立つとか。さらに、疲れによる免疫力低下には豊富に含まれるβカロチンが効果的です。暑さに負けないためにも、スーパーフード「ブルーグリーンアルジー」で疲れ知らずの体を手に入れてみては?
ヘルスコンシャスコーディネーター KAORI
元雑誌編集者、スーパーフードインストラクター兼野菜ソムリエの傍ら、湘南・茅ヶ崎でオーガニックヘルシーカフェbowl market juice & deliを運営。「自分の体は自分が選び食べたものでのみつくられる」という考えのもと、余分なものを溜め込まない体づくりを研究しスーパーフードと出会う。日常に取り入れるスーパーフードのビューティアップレッスンを実施中
取材協力/Holistic Life Design