カラダの悩みを ちょっとだけ 減らしませんかVol.6 ~お口の悩み解決法~

20代後半から増えてくる、体や肌の悩み。中には、気になってはいても周りに聞けないなんてことも。そこで、みんなが気になる悩みを調査。プロの先生に悩みの解決策を教えてもらいましょう。不安や悩みを少しでも減らせたらきっと明日は楽しくなるはず。

更新日:2017/01/11

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「お口の悩み」解決策を歯科医師がアドバイス

身体の不調のサインかも?「口臭と舌の汚れ」悩みを解決しよう

Vol.5では、お口悩みのひとつ「歯の黄ばみと汚れ」について紹介しました。今回は、「口臭と舌の汚れ」の悩みと対策について「プレミアムデンタルクリニック恵比寿・代官山」の歯科医師である高井先生にインタビューします。

~口臭の原因と簡単ホームケア~
「口臭の原因は大きく分けて二つあります。一つ目は、口内に問題があるケースです。これは、歯の奥に溜まっている汚れや細菌などが原因になります。虫歯になっている人や、歯に合っていない被せ物などをされている方は汚れが溜まりやすい状況です。歯と歯肉の際にこびりつく黒い歯石が付いているような方は、歯周病の傾向が強く、口臭の原因の菌を溜め込みやすいため、歯科医師にケアしてもらうことが優先です。鏡で一度チェックしてみてください。また“口の中の乾燥”も口臭の原因になることがあります。例えば、緊張が続くような状況や薬の副作用で唾液量が減少する場合などです。そして二つ目は、身体の不調や疾患などが原因になるケースです。蓄膿症や、内臓疾患、糖尿病などをわずらっていると口臭の原因になりえます。口臭はこのような不調や疾患の予兆とも言えるのです。そこでホームケアで心掛けたいのは、虫歯や被せ物に汚れが溜まる前に、毎日の歯磨きを丁寧に行い、汚れが溜まりにくい状況を保つことです。歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシを上手に使い分けましょう。それでも口臭が改善しないというときは、身体の不調や疾患が隠れている場合がありますから、内科で相談してみるのもよいでしょう」(高井先生)

~舌の汚れの原因とホームケア~
「舌の汚れは、体調に応じて日々刻々と変化します。汚れが多いときは体調が悪かったりする場合があります。また、それによって唾液の減少が起こりうる場合がありますから、口の中を清潔に保つことも重要です。全身疾患の兆候である場合もありますから、気になるときはまず歯科医師に相談してみましょう。ホームケアとして、朝に鏡で毎日チェックする習慣をおすすめします。体調のバロメーターになります。あまりに白かったり黄色くなっている場合は優しくタンクリーナーを使って掃除しましょう。ただしあまり強くすると逆効果です。歯ブラシでゴシゴシするのも控えましょう。」(高井先生)

クリニックでできる対策は?

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「口臭も舌の汚れも、まずはプロにチェックしてもらい、正しく口の中の状況を把握することから始めるのが理想です。3~6カ月に一度は歯科衛生士さんにしっかり掃除してもらうとよいです。メンテナンスとして3カ月に1回、ブラッシングチェックとクリーニングをすることで虫歯・歯周病の予防や早期発見ができます。かかりつけの歯科医院を決めて管理していくと傾向を把握してもらえるので安心です。時間をかけて全部の歯をクリーニングできるメニューもオススメです。」(高井先生)

監修医師/プレミアムデンタルクリニック恵比寿・代官山

歯科医師。東京ミッドタウン先端歯科医療研究所にて特別歯科外来設立後、2011年に自身のクリニックを開院。診療の傍ら、歯科医師への技術指導にもあたっている―http://www.premium-dc.com

ライター/美容医療専門美容家・平野香奈絵

株式会社Mycell代表取締役。自身のスキンケアやサプリメントはすべてドクターコスメ。毎月の肌メンテは美容クリニックへなどブレない美容のこだわりからブログなどで紹介するとたちまち問い合わせが増えるほど。常に消費者目線に立った情報が支持されている。個人の活動では、国内唯一の美容医療に特化した美容家として、化粧品や健康食品等のプロデュース、監修も行なう。

ILLUSTRATION/HONGAMA

※記事は2017年1月11日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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