にちよう弁当〜「白菜」をつかった作りおきおかず〜

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【毎週日曜日6:00更新】
お弁当を作りたくても時間がない。そんな働く女性に、週末で簡単に作り置きでできるレシピのアイデアをご紹介。簡単だから頑張らずに続けられる、ゆる~いお弁当作りを管理栄養士の片山けいこがお伝えします。

更新日:2016/12/11

丸ごと買っても大丈夫「白菜」の保存法

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鍋料理の定番食材である白菜は、冬野菜の代表格。甘みがあっておいしいですね。丸々買ったはいいけれど、どう消費していいのやら悩んでしまいませんか? 
白菜の正しい保存方法は、新聞紙に包んで、冷暗所に立てて保存すること。外の葉からはがして使っていく場合は、芯の部分に切り込みを入れて、濡れた新聞紙をはさんでラップで包んで野菜室で立てて保存。こうすることで鮮度が長続きするんです。でも、白菜は水分が多い野菜なので火を通したり、塩で漬けてあげると、カサが減るため、意外と早く食べきれることも。様々な調理法でたっぷり冬の恵みをいただきましょう。

【基本】柚子香る白菜のあっさり漬け

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お弁当の隙間を埋めたい!という時や、食卓で副菜がもう一品欲しい・・・という時に嬉しいのがお漬物。今回は、サラダ感覚で食べられるあっさり漬けのレシピを紹介するので、お料理のひとつとしても取り入れてみてくださいね。

【材料】(2人前・4日分)

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・ 白菜 1/4玉
・ 柚子 1/2個
・ 塩麹 大さじ2(なければ塩小さじ1)
・ 昆布 10cm程度

【作り方】

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【1】 白菜は1cmの厚みにざくざく切る
【2】 柚子の皮を包丁で薄く剥き、細く切る(なるべく白い部分を剥かないように)
【3】 昆布はキッチンバサミで5mm程度の幅に切る
【4】 ビニール袋にすべての材料を入れ、袋に空気を含ませて口を閉じ、シャカシャカと振って全体をなじませる
【5】 冷蔵庫で半日漬けておく

【ポイント】

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・ ビニール袋に入れる時、白菜は厚みのある芯の部分から先に入れると味が均等になりやすいです
・漬けるときは、なるべく袋内の空気を抜くようにすると、まんべんなく漬かります
・ 塩麹は種類によって塩分濃度が異なります。好みで加減してください

白菜のあっさり漬けでアレンジレシピ①

シンプルながら旨味が◎ 〜あっさり漬けの豚ばらロール〜

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漬物として食べ飽きてしまったら、お肉料理に変身させてしまいましょう。生で巻くと扱いにくい白菜も、水分が抜けて巻きやすくなります。食べた時のシャキシャキとした食感と、豚肉からでる旨味たっぷりの脂が本当においしい。お弁当のおかずにはもちろん、食卓のおかずとしてもおすすめです。

【材料】(2人前)

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【基本】白菜のあっさり漬け 2人前
・ 豚ばら肉3枚
・ 黒胡椒 適量
・ 塩 適量

【作り方】

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【1】 白菜のあっさり漬けをぎゅっとしぼって、水気を切る
【2】 豚バラ肉を広げ、【1】を手前に置き、くるくるときつめに巻く
【3】 塩胡椒をし、巻き終わりを下にして、油をしかずにフライパンに並べる
【4】 蓋をしながら、途中コロコロと転がして、中火〜弱火で焦げ目がつくまで焼く


【ポイント】

・ 豚ばら肉から脂が出るので、油はしかずに焼きます。焼いている途中に白菜の水分が出てきて蒸し焼き状態になります。パチパチはねるので蓋をしてください。
・ 巻くことで、中まで火が通りにくいです。表面に焼き色がついた後も、火を止めて蓋をし、余熱で中までしっかり火を通すようにしましょう。

白菜のあっさり漬けでアレンジレシピ②

漬物がアクセントに 〜柚子香るあっさり和風チャーハン〜

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白菜漬けが何日かしっかり漬かってきたら試して欲しいのがこちらのレシピ。ほんのり柚子香るチャーハンは、いくらでも食べられそうな優しい味わいです。

【材料】(1人前)

【基本】白菜のあっさり漬け 1人前
・ 鶏そぼろ(※) 大さじ1
・ ごはん 1人前
・ ごま油 小さじ1
・ いりごま 小さじ1
・ 塩 少々


【作り方】

【1】 白菜のあっさり漬けをぎゅっとしぼって、水気を切る
【2】 フライパンに油をしいて熱し、【1】を軽く炒める
【3】 鶏そぼろとごはんを入れて強火でサッと炒める
【4】 いりごまを入れ、最後に塩で味を調える

(※)鶏そぼろの作り方
小鍋に、[水100cc]、[醤油・みりん・砂糖・酒を各大さじ1]を入れ、[鶏ひき肉200g]と[すりおろし生姜少々]を入れて火にかける。箸で混ぜながら煮汁が半分くらいになるまで煮る

【ポイント】

・ いりごまを入れることで、パラパラとした仕上がりになります

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レシピ監修/片山けいこ(ケノコト)
フードコーディネーター・管理栄養士
食と暮らしのライフスタイルマガジン「ケノコト」のサイト運営企画・編集を中心に、サイトへのレシピ提供、ケータリングやワークショップを展開。
肩ひじ張らないあたたかみのある自然体な食ライフスタイルを提案している。

※記事は2016年12月11日(日)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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