気づいたらできてしまっていたシミやシワ、肌のくすみなど、年齢を重ねるにつれて増えていくお肌の悩み。美容医療を取り入れてみたいけれど、「まずはどこへ行けばいいの?」「どれくらい効果は持続するの?」と不安を感じる人も少なくないはず。今回は、そんなオズモール読者のお悩みに、皮膚科専門医の玉城有紀先生がお答えします。
みんなはどうしてる?美容医療に関して読者にアンケート調査
みんなは美容医療を経験したことはある?
オズモール読者658名にアンケート調査を行ったところ、「美容医療を行ったことがある」という質問に対して、「経験したことがある」と回答した人は23.1%。「興味はあるが経験なし」と回答した人は43.8%。
興味があって検索したりもする一方で、「30代になってからシミや毛穴など気になる箇所が増えてきて、受けてみたいと思ってはいますが、高価な印象があり行きにくい」(こっこさん)や、「口コミはあまりあてにできないし、デメリットに関する情報が少ないため、イマイチ踏み出せない」(アメリアさん)など、美容医療に対して不安を感じている人が多いようす。
「経験したことがある」人が受けている美容医療は?
一方、美容医療を経験したことがある人のうち、最も多く受けた施術が「光フェイシャル」。このほか、レーザー脱毛、ケミカルピーリング、ハイフ、レーザートーニングなど、顔のお悩みを解消する方法や脱毛が人気という結果に。
背景には、「昔はなかったところにほくろが増えて、老けて見えると感じたため改善したいと思った」(nickyさん)や「ニキビ、ニキビ跡、くすみ、角質、毛穴・・・とにかくきれいな肌になりたい一心で受けました」(うるるんさん)など、自分の力や市販の化粧品ではどうにもならないお肌のお悩みを解消したいという強い思いがあったよう。
読者の疑問に玉城先生が回答!美容医療に関するQ&A
一般的な皮膚科と、美容クリニックの違いは?皮膚科でも美容医療は受けられるの?
美容クリニックとは、医師が美容施術を専門的に行う医療機関のこと。いわゆる整形手術からレーザー治療、ヒアルロン注射などクリニックによって診療内容はさまざまです。一般的な皮膚科で受けられる美容治療もクリニックごとに違いますが、虫刺されや乾燥肌、ニキビなど、日常的な肌のお悩みを相談する場所でもあるので、かかりつけ医を受診したついでに「最近、シミが気になるんですが・・・」と気軽に相談できるというメリットがあります。
美容医療にはいろいろな施術があるので、自分に合ったものがどれか分かりません。
まずは、「目元のシワ」や「シミ」などご自身がいまいちばん気になっている場所を1つ決めて、教えてください。例えば、ひと言でシミといっても当院で扱っているのはメラニン色素を阻止する「ハイドロキノン」や、ビタミンA誘導体の「トレチノイン」、美肌成分を配合している「飲む日焼け止め」など治療法は多岐に渡るため、お肌に合うものを相談しながら選びましょう。美容医療は保険適用外(自費診療)になり、治療法によって値段も大きく異なるため、予算に合わせて選ぶことも重要です。
肌が弱いけど大丈夫?
お肌が弱い方でも美容医療を取り入れられている方はたくさんいるのでご安心ください。個人的には、不安がある方にこそぜひ、一般的な皮膚科で美容医療を受けることをおすすめしたいです。医師が一人ひとりのお肌の状態に合わせて治療法を考えるのはもちろんですが、万が一、治療法や処方したお薬が合わないなどのトラブルが起きた際にもすぐに対応することが可能です。
美容医療を受けると、どのくらい持続するの?
シミやシワのように、加齢によって現れた症状については、残念ながら永久に持続させることは難しく、定期的に治療を繰り返すことをおすすめしています。治療法や使う薬剤、それぞれの体質によって持続期間は数カ月~数年ほど。ニキビ跡治療など、なかには治療を続けるうちに症状が軽減され、薬の使用頻度が少なるケースもあります。
皮膚科専門医 玉城有紀先生
- Profile
- 帝京大学医学部卒業後、日本医科大学武蔵小杉病院、東京女子医科大学皮膚科学教室などを経て2014年に「溝の口駅前皮膚科」を開院。明るく気さくな人柄と、わかりやすく丁寧な説明が評判で、地元で皮膚科といえばココ!と親しまれている。
- dr.yuki_t
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WRITING/MINORI KASAI PHOTO/MIHARU KIMURA