キュビスムの巨匠、ジョルジュ・ブラックの作品展が、2018年4月28日(土)から6月24(日)までパナソニック汐留ミュージアムで開催される。
20世紀初頭、ピカソとともに対象物の立体的な全容を平面上に表現するという革新的なスタイルで注目を集めた、ジョルジュ・ブラック。今回の展覧会の見どころは、ブラックが晩年に生み出した作品たち。美術展では、キュビスムの創始者としてのブラックの作風が、絵画を超えて立体に変容(メタモルフォーゼ)してきたことを時系列で見ることができる。陶磁器、室内装飾など、たくさんの作品のなかでも、特に注目したいのは、きらびやかなジュエリー(写真左上)。自然の美しさと、素材としての貴石や貴金属に魅了されたブラックが作り出すジュエリーは、当時のフランス文化大臣にも評価されるほど斬新なものだったのだとか。
展覧会ではほかにも、キュビスム時代の油絵を含む絵画や、初期の作品も鑑賞できるから、画家としてのブラックの作品を見たい人も満足できるはず。開催期間中は、講演会や学芸員によるギャラリートークなども開かれる予定なので、作品について詳しく話を聞きたい人は、事前予約をお忘れなく。さらに、鳥のモチーフを好んだブラックにちなんで、2018年5月7日(月)、15日(火)、24日(木)、29日(火)、6月4日(月)、11日(月)は各日先着200名に鳥モチーフのポストカードのプレゼントもあるそう。美を追求し続けた、ブラックの作品をぜひ実際に見に行ってみよう。
ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容―メタモルフォーシス
- 開催場所
- パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
- 開催日程
- 2018/4/28(土)~6/24(日)
- 開催時間
- 10:00~18:00(最終入館は17:30)
- 定休日
- 水曜 ※ただし5/2(水)は営業
- 価格
- 一般:1000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円 小学生以下無料
20名以上の団体は100円割引。障がい者手帳を提示で付添者1名まで無料で入館可。
※5/18(金)国際博物館の日は、入館無料
- ホームページ
- ジョルジュ・ブラック展
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