水族館ならではの演出が楽しい！横浜・八景島シーパラダイスで新感覚のお花見イベントが開宴

ペンギンは桜並木を歩くかわいい姿と大迫力の泳ぎで魅せる！

期間中は、13時からと17時30分からの1日2回、ケープペンギンたちがかわいらしいチョコチョコした足取りで歩く「ケープペンギンのお花見パレード」（約5分間）を開催。

ペンギンサイズの桜並木の下をペタペタ歩く姿は、まるでお花見をしているみたい。パレードが終われば、ペンギンたちとのふれあいや写真撮影もできるので、桜とペンギンのコラボ写真も。

3月1日（木）から31日（土）までは、「ふれあいラグーン」で童話の花咲か爺さんに扮した「花咲かダイバー」が、約80羽のマゼランペンギンに水中でエサのアジを振る舞うフィーディングショー「花咲かダイバーとマゼランペンギン」を開催。陸の上でチョコチョコ歩く姿が愛らしいペンギンも、ダイバーの登場に大喜びで集まる泳ぎは素早くダイナミック。

ここで見られるマゼランペンギンたちは、新潟県の「上越市立水族博物館　うみがたり」から6月のグランドオープンに向けて一時的にお引っ越しをしてきたそうで、今春には新潟に帰ってしまうのだとか。つまり、これほどのマゼランペンギンの群舞が見られるのは今だけ！　期間限定、大迫力のフィーディングショーは見逃せない。

桜シーズンのアイドル・ダンゴウオは展示でもスイーツでもかわいい

冬から春にかけて日本の海辺で見られる「ダンゴウオ」は、まん丸い体にギョロリとした大きな目が特徴のかわいらしいお魚。早春の風物詩とも言える魚で、体色は赤や緑、茶色やピンクなどバリエーション豊富だそう。体長は約2センチほどだけど、ダイビング好きにはよく知られている小さなアイドル的存在。

そんな大注目のアイドル魚「ダンゴウオ」をはじめ、同じダンゴウオ科の「ナメダンゴ」や「ホテイウオ」など愛嬌たっぷりの海の生きものを、桜をモチーフにした水槽の中で見せる「花よりダンゴウオ」の展示は、桜シーズンを彩る演出。華やかな雰囲気の中で泳ぎまわる姿は、見ているだけで癒されそう。

この特別展示に合わせて、キュートなダンゴウオをオリジナルスイーツにしたのが「ダンゴウオだんご」（300円）。横浜市金沢区にある和菓子の名店「御菓子司　名月」とのコラボで、3色のお団子が並ぶ。ほんのり甘い白のお団子と、ピンク色の梅味、緑色のゆず味が揃って、春のお花見気分を盛り上げてくれる。

日中は、アクアミュージアム前広場の軽飲食「ドルフィン」で、また17時以降はドルフィン　ファンタジー内のナイトラウンジ「NOCTURNAL LOUNGE（ノクターナルラウンジ）」で提供されるそう。数量限定なので、食べてみたい人は早めに足を運んでみて。

味の花咲く「桜フェア」や、花もダンゴも楽しむスタンプラリー

期間中は、ベイマーケットのレストランなど飲食店舗で「桜フェア」も開催する。例えば、C棟2階のレストラン「潮騒料理　哉介（やすけ）」では、期間限定のメニュー「桜膳」（1550円・写真）を提供。まぐろやサーモンなどで花をかたどって、かまぼこの桜を散らしたメニューは、見た目も味覚も、春のお花見シーズンにぴったり。

実際にお花見をしたいときには、水族館やアトラクションを巡りながら、島内にある約700本の桜を眺めることもできる。イベントの間はスタンプラリーの「桜みどころラリー」もあり、指定された3カ所でスタンプを集めて「海のバーベキュー　焼屋」で提示すると、もれなくミニ桜餅が1個もらえる企画もあるそう。花もダンゴも満喫できるのが、嬉しい。

大型展示も桜バージョン。オリジナルの桜カクテルで夜もお花見気分

アクアミュージアム1階の大水槽前にあるウォークスルー型インスタレーションも、この期間は“桜バージョン”になって登場。高さ8メートルの巨大な空間に、360度のプロジェクションマッピングで現れる壮大なスケールの「水の大樹」は、幻想的な視覚効果や音響効果で、3分間のプログラムを堪能できる。

さらに、イルカのダイナミックなジャンプや水中ダンスが大好評のナイトショーを満喫したら、水族館内のナイトラウンジ「NOCTURNAL LOUNGE」にも足を延ばしたい。期間限定の「桜カクテル」（600円）をはじめ、好きなドリンクを片手に、夜桜ならぬ、アーチ型水槽を泳ぐ夜のイルカたちの姿も鑑賞できる。

桜咲く八景島で、春の海と桜の花と生きものを、思いっきり楽しもう。