小さな村にあるヘンテコなお城には優雅な猫たちが暮らしていました…そんなおとぎ話の世界観が形になったような、ユニークな猫カフェ「Cat Cafe てまりのおしろ」が、もうすぐ吉祥寺にグランドオープン。門をくぐると、絵本に出てくる物語のような空間が広がり、お城の中では個性的な猫たちが待っている。そんな、猫たちの “お城”へお邪魔してみた。
気ままな猫のお城には、メインキャラ「てまり」の姿があちこちに
吉祥寺駅にほど近い「吉祥寺プティット村」の中にある、「Cat Cafe てまりのおしろ」。“気ままな猫たちが好きなようにつくった”ために、門の扉も左右で形が違うなど、建物全体が自由な雰囲気に包まれている。
「てまり」というのは、お城のメインキャラクター猫・スコティッシュフォールドの女の子の名前で、彼女の顔をかたどった窓や泉などがお城のかわいいアクセントに。
どこを撮ってもフォトジェニック!猫たちがさらにキュートに映える
お城の中は全体にオープンな造りだけど、少人数でくつろげる半個室の空間も7箇所くらいあるので、猫好きの彼とのデートや、猫好きが集まる女子会もいいかも。1階と2階をつなぐ吹抜けの「猫の木」や、いろんな形のキャットウォーク、小さな抜け穴、猫がちょうど丸くなれる壁面のくぼみなど、どこにカメラを向けてもキュートな猫たちがさらに絵になるようなフォトジェニックな空間ばかり。
猫たちは現在20匹ほどが暮らしていて、お城の中を自由に動き回っている。勝手に食べ物を与えることはできなくても、中で猫のおやつ(1皿320円)を購入すれば大丈夫。「ただし、首輪をしている猫はダイエット中や体調管理中の猫なので、そういう子にはあげないでくださいね」と、マネージャーの石井さん。マナーを守って、気持ちよく猫たちとの時間を共有したい。
カフェラテやスイーツ、フードなど、カフェメニューも充実
カフェメニューでは、香ばしいクランチが楽しめる「てまりのおしろ」限定の「へーゼルナッツラテ」(669円)や、手づくりのかぼちゃプリンや猫の形のクッキーがかわいい「パフェ」(594円)などがおすすめ。ラテアートが肉球の形になっている「ふわふわカフェラテ」(518円)も、見ているだけで癒されそうなメニュー。このほかに、カレーやソーセージ盛り合わせなどのフードメニューもあるので、ランチをはさんで猫たちとまったり過ごすのも良さそう。
中には、カフェメニューに興味津々の顔で寄ってくる食いしん坊の猫も。そんな子が来たら、メニューと一緒に運ばれてくる「フードカバー」を掛けて目隠しを。
猫たちのショップや紅茶専門店などもオープン。絵本の世界が現実に
「Cat Cafe てまりのおしろ」のほかに、食いしん坊の“きびたろう”が開いたホットドッグ屋「PECO'S DOG(ペコーズ・ドッグ)」や、短足猫・マンチカンの“みるく”がつくったアクセサリーを売る「とことこ宝石店」など、お城の猫たちのお店もオープン。さらに、茶葉を練りこんだケーキなどがいただけるイートインを備えた紅茶専門店「TEA HOUSE (ティーハウス)はっぱ」や、フレッシュな果物を使ったクレープ屋「シュクレップ」なども登場。グランドオープンで、絵本の世界がどんどん現実に動き始めたよう。
同店(城)では、猫たちの新メンバー加入もあり、定期的に人気の猫を選ぶ「総選挙」なども企画しているそう。メルヘンの世界のような、夢いっぱいの小さなテーマパーク。現在はシークレットオープン中なので、気になる人はHPで確認を。この冬、お城にすむモフモフの猫たちに会いに、出かけてみては?
スポットDATA
- スポット名
- Cat Cafe てまりのおしろ
- 住所
- 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-33-2 吉祥寺プティット村
- 営業時間
- 10:00~21:00
- 交通アクセス
- JRほか「吉祥寺駅」より徒歩6分
- 入城料
- 平日:1296円、土日・祝日:1728円、夜(19:00~)756円
- ※現在はシークレットオープン中につき、詳しくはHPをご覧下さい。
- ホームページ
- Cat Cafe てまりのおしろ HP
WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)