手作りのぬくもりに触れて。都心のクラフト市、丸の内ストリートマーケットをレポート

更新日:2017/10/16

手作りのアクセサリーや雑貨などを、作り手から直接購入できるオンラインサイト「Creema」。ハンドメイドの物が好きな人は、使ったことがあるのでは? そんな私編集Kもハンドメイド好きのひとり。首都圏近郊のクラフト市に出かけるのが趣味で、ついいつもお財布の紐がゆるんでしまいます。

今回は、9月23日、24日に開催された「丸の内ストリートマーケット」に行ってきました。2016年10月に初めて開催されたこのクラフト市は、「Creema」で出店している作家さんからオンラインではなくリアルな場で商品を購入でき、おしゃれなショップが並ぶ丸の内仲通りのイメージに合わせて、「Creema」の中でも人気のショップが揃っているのが特徴。好評につき今年の6月から毎月1回、週末に開催されていて、丸の内を賑わせています。ハンドメイドに目がない私が「丸の内ストリートマーケット」の体験レポートをします!

カップ&ソーサーセット 1890円

150年の老舗ブランド「益子焼つかもと」で見つけた
カラフルな食器たち

まずは、色とりどりの陶器が並ぶ益子焼のショップへ。「益子焼つかもと」は益子焼独特の製法や質感にこだわり続けている、創業150年以上の老舗ブランド。今回「丸の内ストリートマーケット」のために、鞄にポンと入って持ち帰りやすい小さめのマグやプレートをセレクトしたんだそう。「益子の本店にはもっとたくさんの商品があるから、ぜひ足を運んでほしい」と気さくな笑顔を見せてくれた店主のつかもとさん。重厚感のあるこっくりした色も素敵だけど、私のお気に入りは益子青磁と呼ばれるエメラルドグリーンのカラー。材料の化学変化によって起きる絶妙な色の違いを楽しむのもよさそうです。

メイン
スマホケース 2700円~3600円

物語のワンシーンを切り取ったような「picnic」の小物たち
繊細な色使いにため息が出ます

続いて訪れた「picnic」は、水彩画のような儚くてドリーミーなイラストが魅力のクラフトショップ。デザインを手がけているのは男性と知って驚きました! 「繋ぐ」をキーワードに作られた定期入れやバレッタ、スマホケースなどの商品は、どれも色使いがカラフル。これは「持っているだけで気分が明るくなる商品にしたい」という店主タナカさんの願いが込められているそう。木漏れ日や、夕焼けなど、自然をモチーフにしたイラストはまるで絵本の1ページを切り取ったような美しさです。

atelier kikiki
「ガーリーなメガネ」37800円

パーツにこだわりが詰まった
おしゃれなメガネにきゅんとする

「atelier kikiki」は、デザイン性の高いおしゃれなメガネや、その端材を使ったアクセサリーを取り扱うショップ。店主の小幡さんはもともとウェブデザイナーで、デジタルな世界で完結する仕事をしていくなかで、もっとリアルなものに触れたいと思って起業されたそう。べっ甲模様の組み合わせが素敵なメガネは、鯖江から材料を取り寄せ、御徒町の工房で一つひとつ丁寧に作られているのだとか。「メガネのサイドモチーフや、鼻の上にくるブリッジの部分は18金メッキなので、アクセサリー感覚で身に着けて欲しい」と小幡さん。ここでしか出会えないオリジナルデザインに一目ぼれすること間違いなし!

幾何学モチーフアクセサリーのワークショップ 体験料1000円 所要時間30分

当日受付OKのワークショップも!
自分で作ると愛しさも倍増

「丸の内ストリートマーケット」は、さまざまなワークショップがあるのも魅力のひとつ。今回は、幾何学模様のネックレスを作るワークショップを体験させていただきました。ゴールドとシルバーなど、好きな色のビーズを選んだら、設計図を見ながらビーズに糸を通していき、あっという間に完成! 最後の仕上げは作家さんがしてくれるので安心して。

こちらのお店「Sally Bijou」では、ワークショップのほか、海外のアンティークパーツを使ったアクセサリーも販売。作家の宮崎さんはカラーセラピーの資格も持っているので、自分にぴったりのパワーストーンなども診断してくれるそう(中に入れる素材に天然石をセレクトした場合のみ 別途1000円)。ほかにも月替わりでいろいろなワークショップが開催されているから、面白そうなものを見つけたらぜひ体験してみて。

マヨネーズ 各600円~700円

忘れちゃいけないフードブースも
スパイスがやみつきになるマヨネーズ専門店

いろいろなショップを周ってお腹が空いてきたら、丸の内ストリートマーケット内のフードブースに立ち寄るのがおすすめ。マヨネーズ専門店「SPICE & PEACE MAYONNAISE FACTORY」は、旅人の視点で数多くの旅行本を手がける山下マヌーさんがプロデュースしたお店。販売されているマヨネーズは、実際に山下マヌーさんが旅行中に出会ったスパイスを使っているんだそう。特に気に入ったのは、ガラムマサラやクミンのスパイシーな風味が口に広がる「ガラムマサラマヨネーズ 700円」。山下さんいわく「マヨネーズは脳に幸せを感じさせる不思議な食材」なのだとか。途上国で作られたスパイスを使った商品を購入することで、間接的に国際貢献もできると聞くと、気持ちよく買い物を楽しむことができました。

クラフト、フードともに月ごとに出店しているお店が異なるので、その時々の出会いをお楽しみに。秋の風が爽やかでおでかけにぴったりの季節、週末は「丸の内ストリートマーケット」に足を運んでみませんか?

丸の内ストリートマーケット

丸の内ストリートマーケット

開催場所/丸の内仲通り (新国際ビル前・丸ビル前)
※10月21日(土)~22日(日)は新国際ビル前で開催、11月25日(土)~26日(日)は丸ビル前で開催
営業時間 /11:15 ~ 16:30 
※雨天中止
アクセス/新国際ビル前:JR「有楽町駅」から徒歩2分、東京メトロ「有楽町線」D3出口から徒歩1分

WRITING/NAOKO KAWAI(OZmall)

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※記事は2017年10月16日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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