日本橋浜町にブックカフェやキッチンスタジオなどが集まる“街のリビング”が誕生

日本橋浜町は、古くからの街並みと新しいビルなど新旧が共存しながら発展を続けるエリア。この場所で、2017年9月9日（土）にオープンした複合ビル「Hama House（ハマハウス）」は、書店兼カフェやキッチンスタジオ、スモールオフィスなどを備え、“街のリビングになる場所”をコンセプトに作られたそう。地域の住民やワーカー、街を訪れる人など、人々が交流するリビングは、きっと居心地のいい空間になるはず。

開放感あふれる天井高5mのフロアや全面ガラス張りの仕様で明るく気持ちよい空間に

「Hama House」は3階建てで、1階は書店兼カフェ、2階はキッチンスタジオとこの場所をプロデュースしたgood mornings（グッドモーニングス）株式会社の本社オフィス、3階は個性的なクリエイターが集うスモールオフィス、そして会議もできるルーフテラスのある屋上というフロア構成になっている。

1階の書店兼カフェは天井高が5mもあり、開放感たっぷり。さらに、各フロアにわたって全面ガラス張りのスペースがあるので、明るく気持ちのよい空間になっている。まさに、光あふれるリビングといった感じ。外から見ても、おしゃれでフォトジェニックな外観は、街の新しいランドマークにぴったり。

ブックカフェでは本を選びながら、こだわりのヘルシーメニューが楽しめる

1階のブックカフェでは、壁面のスペースにさまざまな本がスタイリッシュに並べられて、読書の気群が盛り上がる。ここでは、こだわりのヘルシーなカフェメニューがいただけるのも嬉しい。例えば、新鮮で体に良いコーヒーを提供する人気ショップ「IFNi ROASTING & Co.（イフニ ロースティングアンドコー）」の「オリジナルブレンド」（486円）は、読書しながらゆっくり味わいたい。また、朝は8時から営業しているので、「美容健康に無添加ザクロ」（594円）や「果肉感たっぷりマンゴー」（594円）などのフレッシュジュースで一日を始めるのもよさそう。ランチタイム（11時30分～14時）には、産地にこだわった野菜と雑穀玄米を使った「ヘルシー デリ プレート」（918円）も。このほか、日本酒やソムリエの店長が選んだ自然派のワインなどもあるので、夜もOK。

個展や産地直送カフェなど、限定メニュー付のコラボイベントなども開催

カフェスペースでは10月16日（月）まで、多方面で活躍するイラストレーターHama-House氏とのコラボ展を開催。10年間の活動で初という個展のテーマは「EAT」。書き下ろしのイラストを展示するほか、オリジナル瓦煎餅やペンケースなどの限定品、さらに個展開催期間中は限定メニューも登場するとか。その先は、10月18日（水）から31日（火）まで熊本県菊池市とのコラボでとれたての新米や野菜を味わえたり、11月27日（月）から12月17日（日）までルクセンブルグ政府とのコラボによるオリジナルカフェを期間限定オープンさせたり、多彩なイベントを展開。

このほか、2階には会議室として利用できるスペース、屋上にはふかふかの芝生の上でテントを張って利用できるルーフテラスが。どちらも1日1組限定でプライベートダイニングとして食事の予約もOKなので、ちょっとしたイベントや気分を変えたいミーティングなどのためにインプットしておきたい。

パリで人気のプロダクトブランドも日本初上陸。楽しさの詰まった新スポットへ

また、隣接する場所には同日に「HAMA1961（ハマ1961）」がオープンし、1階にパリ発のプロダクトブランド「PAPIER TIGRE（パピエ ティグル）」が世界で2つ目のショップとして日本初上陸を果たしたことにも注目を。こちらは、パリのマレ地区で2011年に誕生して以来、遊び心のある色使いや独創的なデザインで人気を集め、現在は世界中の200以上のセレクトショップや百貨店で展開されているそう。そのアイテムは主に紙を使ったプロダクトやステーショナリーで、デスクまわりや家の中で活躍するものが多い。

店内には、日本茶のティーハウス「サロン・ド・パピエ・ティグル」も併設され、全国のお茶農家から厳選された日本茶（626円～1274円）が味わえる。ここでは、お茶におにぎりかあんこバタートーストを選べる「ランチセット」（お茶＋648円）や、浜町周辺の和菓子店の季節の和菓子を合わせた「和菓子セット」（お茶＋540円）もあるので、お買い物の後に日本茶でほっとブレイクという楽しみ方もアリ。

本があっておいしいカフェメニューや日本茶が味わえて、パリで人気のステーショナリーが選べる日本橋浜町の新スポット。この街にゆかりの人もおでかけする人も、リビング気分で快適な時間を過ごして。

WRITING／NAOKO YOSHIDA （はちどり）