「世界猫の日」にオープンした、店員猫がいる猫の本の専門書店「Cat's Meow Books」

更新日:2017/09/01

8月8日は「世界猫の日」だって、知っていた? 2017年8月8日(火)、三軒茶屋駅から徒歩8分の場所にオープンした「Cat's Meow Books(キャッツミャウブックス)」。こちらは猫にまつわる本を扱う猫本書店で、店内には新刊・古書を含めて約2000冊の本が並ぶ。猫が出てくる本だけを集め、店員猫のいる本屋さんと聞けば、猫好きにはたまらないはず。

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保護猫が看板店員となり、本の売上から保護活動を支援する「猫と助け合う本屋」

店員猫はすべて保護された猫たちで、オーナーの安村さんが全員の里親になっている。もともと、猫と本の好きな安村さんが、猫と本屋がお互いに助け合う関係を作りたいとして店を始めたそう。保護猫には“看板店員”となって活躍してもらう代わりに、売り上げの一部を猫の保護活動団体に寄付する。この形なら、本を買うことで猫を助ける活動の支援もできるし、店員猫に会いに来て知らなかった本と出会えるチャンスも生まれ、さらに、本を読んで猫のことがもっと好きになるかもしれない。このお店には、そんな猫たちへの愛情と本好きならではの思いが詰まっている。

猫ならび

キャットウォークや秘密の通路など、個性豊かな店員猫たちが働きやすい設計に

ちなみに現在の店員猫は、めったに姿を見せない幻の店長・三郎(キジトラ・オス15歳)と、新しく採用された保護猫4匹の計5匹。新メンバーは、まるで人間の言葉が分かっているような賢いお姉さん格のチョボ六(茶シロ・メス2~3歳)、「撫でて撫でて~」とすぐ床にゴロンとなる甘えん坊のさつき(黒・メス2~3歳)、お目目パッチリの美少女・ 鈴(キジトラ・メス1歳)、好奇心旺盛で一番ヤンチャなよんた(キジトラ・メス1歳)と、個性豊か。

店内は店員猫が働きやすいように、本棚の上に猫が自由に歩けるキャットウォークがあったり、1階の店舗と2階の住居の間を猫だけが自由に昇り降りできる通路などが設けられている。猫たちは勝手に出勤のシフトを組んでいるそうなので、店内でどんな店員猫に会えるかは当日のお楽しみ。

本棚ねこ

猫の絵本や写真集だけでなく、どこかに必ず猫のでてくる本が2000冊!

店内には既刊1500タイトル・新刊500タイトルの本があり、猫の絵本や写真集はもちろんのこと、主人公が猫を飼っている小説や猫が表紙に描かれている本など、とにかく猫に関連した商品を取りそろえている。安村さんにおすすめの本を聞いてみた。「猫のめがね屋さんの絵本『めがねこ』(柴田ケイコ/手紙社)はとてもユニーク。また、『これから猫を飼う人に伝えたい10のこと』(仁尾智・小泉さよ/自費出版)は、これから飼ってみたい人だけでなく、猫を飼ったことがある人や動物が好きなすべての人に読んでいただきたい一冊。泣けます!」

ドリンク

猫と本と人が共存する幸福空間には、ビールやコーヒーが飲めるくつろぎスペースも

「猫カフェ」ではないけれど、店内には座ってくつろげるスペースもあり、ここではドリンクも注文できる。メニューは、オリジナルグラスで飲めるクラフトビール「水曜日のネコ」(500円)や大ジョッキがお得な「サッポロ生ビール」(大600円/小300円)などの生ビールのほか、オレンジジュース・グレープフルーツジュース・ウーロン茶・ジャスミン茶が各300円でいただける。「コーヒー」(ホット・アイス300円)は、豆の仕入れ額が、里親を待つ保護猫のごはんやワクチン代になるそうなので、注文すると保護猫の支援にもダイレクトにつながることに。

猫本書店で、猫と本と人が共存し、ともに楽しめる幸せを実感して。

店長代理

Cat's Meow Books

TEL.03-6326-3633
東京都世田谷区若林1-6-15
アクセス:東急世田谷線「西太子堂駅」より徒歩2分・「三軒茶屋駅」より徒歩8分、東急田園都市線「三軒茶屋駅」より徒歩11分

営業時間:14:00~22:00
ドリンクメニュー:クラフトビール「水曜日のネコ」(500円)、サッポロ生ビール(大600円/小300円)、コーヒー(ホット・アイス300円)、オレンジジュース・グレープフルーツジュース・ウーロン茶・ジャスミン茶(各300円)

WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)

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※記事は2017年9月1日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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