美肌&血圧対策の大きな味方。数千年前から薬用として利用される「ゴジベリー」
ダイエットや美肌、健康に敏感な女性を中心に注目されている“スーパーフード”という言葉。シーズンやお悩みに合わせて、このスーパーフードで気軽にヘルシーかつキレイになれる方法を、ヘルスコンシャスコーディネーターのKAORIさんが伝授します。
更新日:2017/09/05
今回のスーパーフードは、「ゴジベリー」
こんにちは、ヘルスコンシャスコーディネーターのKAORIです。暑かった夏のはじまりはどこへやら、雨の多い日が続いたことで、野菜の値段が高騰中。なかなかビタミンがとれない今こそ、スーパーフードは強い味方になってくれます。今回紹介するゴジベリー、実はクコの実のこと。日本人にとって身近なスーパーフードにはパワーがたくさん詰まっているのです。
中医学で古くから活用され
血液のお悩み解決にも
ゴジベリーと聞くと、どんなもの? と思ってしまうかもしれませんが、杏仁豆腐の上に乗っている、小さな赤い実、あれがゴジベリー=クコの実です。ナス科の落葉低木「クコ」の果実で、中国では紀元前200年前から薬用として利用され、親しまれてきました。日本には平安時代に伝わり、生命力が強いことから全国各地に自生、食用や薬として使われています。
アルギニン酸、グルタミン酸をはじめとする5種類のアミノ酸を含み、カリウムやマグネシウムと結びつくことで、疲労回復や代謝を促すことに役立つとされています。そのため、体に水分が滞りがちだったり、冷房疲れの体にもおすすめのスーパーフードです。
甘酸っぱい味はデザートのほか
おにぎりに混ぜてもおいしい
粉末のものが多いスーパーフードと異なり、低温乾燥でそのまま食べられるゴジベリーは、おやつのほか、ヨーグルトにトッピングしたり、ローチョコレートに混ぜたりと食感も楽しめます。
甘酸っぱい実はデザートに・・・と考えてしまいがちですが、実は食事にも合う優れもの。鶏肉などと混ぜて炊き込みご飯にしたり、混ぜご飯おにぎりの中に少量のゴジベリーを入れて、塩みと酸味を感じられるおにぎりにしたりと、食欲が無いときでもサッパリとおいしく食べることができますよ。
イライラ軽減・シミ予防など
うれしい効果盛りだくさん
アジアの薬草の中でも体の機能を正常にする作用がある天然ハーブの中では、トップクラスの効能を誇るゴジベリー。豊富に含まれるβカロチンが美肌に良いとされていて、紫外線を浴びてしまった時期には積極的に食べたいスーパーフードです。また、塩分の多い食事や過度な飲酒、運動不足が続いている人にもおすすめ。逆に、朝の目覚めが悪い、めまいがするような人は摂りすぎには注意。また、投薬治療中の方や食物アレルギーを持つ方も摂取には注意が必要です。とってもパワフルなスーパーフード・ゴジベリー、1日10粒程度の摂取でそのパワーを活用しましょう。
ヘルスコンシャスコーディネーター KAORI
元雑誌編集者、スーパーフードインストラクター兼野菜ソムリエの傍ら、湘南・茅ヶ崎でオーガニックヘルシーカフェbowl market juice & deliを運営。「自分の体は自分が選び食べたものでのみつくられる」という考えのもと、余分なものを溜め込まない体づくりを研究しスーパーフードと出会う。日常に取り入れるスーパーフードのビューティアップレッスンを実施中