毎日、ちょこっとダイエット Vol.014痩せやすい体を作るハンガーストレッチ
【毎週木曜日 6:00 更新】
日々、努力が必要なダイエットは避けたいもの。でも、ちょっとだけ試せるような気軽なものだったら、ぜひトライしてみたいですよね。今日からちょこっとだけダイエット生活始めませんか?
更新日:2016/11/03
ハンガーストレッチで脂肪を燃やす
肩甲骨を刺激することが、ダイエットに効果的ということをご存じでしょうか?肩甲骨の周りには、脂肪の燃焼を促進し、カロリーを消費させる褐色脂肪細胞が付いています。これを刺激することで痩せやすい体に導くことができます。背中にある肩甲骨を簡単に刺激できるハンガーストレッチをご紹介します。
【今回のちょこっとダイエットデータ】
種類 :運動
実感度:★★★★☆
手軽さ:★★★★☆
楽しさ:★★★☆☆
1回の金額:0円
所用時間 :2分
肩甲骨周りの褐色脂肪細胞を刺激する
私たちの体には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類の脂肪細胞が付いています。褐色脂を刺激して活性化すると、脂肪が燃えやすくなり、カロリーが消費しやすくなります。褐色脂肪細胞は成人でわずか40gしかなく、体の中でも限られた部位にしか付いていません。その中でも多く付いているのが肩甲骨の間です。肩甲骨周りを刺激すると、褐色脂肪細胞を刺激して痩せやすい体を目指せるのです。さらに、肩甲骨を動かすと凝りが解消され、リンパの流れがスムーズになるので、むくみやセルライト対策にも効果が期待できます。
ハンガーストレッチのやり方
エステサロンの施術では肩甲骨を刺激するマッサージもありますが、自分で背中にある肩甲骨をケアするのは難しいですよね。そこでおすすめなのがハンガーを使ったストレッチです。ハンガーの両端を持ち、両腕を上げたら肩甲骨を寄せながら背中の後ろにハンガーをゆっくりと下します。腕を上げる時は息を吸い、下げる時は息を吐きながら行いましょう。体が硬い方は少しきつく感じるかもしれませんが、慣れてくるとハンガーを楽に下げられるようになります。1回10セットを目安に、朝晩の着替え時などに習慣にするとよいですね。
肩甲骨を意識した生活をしよう
スマートフォンやパソコンを長時間操作していると、前かがみの姿勢が続いて体が凝り固まり、肩甲骨が埋もれてしまいます。そうなると背中が丸くなり太った印象を与えてしまいます。また、リンパの流れが滞りむくみやセルライトの原因にも。普段肩甲骨をあまり動かしていない方は、ハンガーストレッチを行うとともに、生活の中で肩甲骨を意識してみましょう。斜め後ろ姿を鏡に映して肩甲骨が盛り上がっているかをチェック。美しい肩甲骨の盛り上がりを作ることが、結果的にダイエットにも繋がります。普段から前かがみの姿勢にならないように、背筋を伸ばしておくことも大切です。お風呂ではボディブラシで肩甲骨周りを刺激するように洗うのもおすすめです。ぜひ今日から肩甲骨を意識してみて下さいね。
飯塚美香【ビューズ所属】
コスメコンシェルジュ・ダイエットインストラクター。
有限会社アイアール代表取締役。美容情報サイト「キレイナビ」の運営のほか、美容家として全国各地でセミナー開催。美容コラム執筆、通販番組などにも出演中。
ILLUSTRATION/HONGAMA