オズモールとはじめるSDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から始めてみませんか? 日本では、年間612万トンもの食品が食べ残し、売れ残りや期限が近いなどの理由で食べられる状態なのに廃棄されている。そんな状況を改善すべく、これまで廃棄されてきた食品から新たな商品を生み出したり、賞味期限の近い食品を安く買えたり、食品ロス削減に貢献できるサービスが続々登場中。そのなかでも選りすぐりの5つをご紹介。
今回のサステナブルチャレンジは“おいしく食べて食品ロス削減に貢献すること”。おすすめ通販サービス5選
りんごの搾りかすやおからなどを活用して新たな商品に!「ATARA」
岩手県の「ATARA」は、日本が古くから大切にしてきた精神・価値観である、「もったいない」「余すことなく使う」といった伝統を継承し、未利用・低価値な資源を使ったものづくりをしているプロジェクト。たとえばおからを使ったクッキー、岩手県のりんごジュースの搾りかすを使ったルームフレグランスなど、今まで捨てられていたものを活用したさまざまな商品が生み出されている。
パッケージには紙、ガラス、鉄など国内で循環の仕組みがある素材を活用している点もサステナブル。
規格外の京野菜をつかって日持ちする乾燥野菜に!「OYAOYA」
生産者から出る規格外野菜の廃棄だけではなく、消費者側も多くの野菜を廃棄している現状に目を向け、現代のライフスタイルには生野菜ではなく「日持ちがする」「手軽」「入れるだけ」の乾燥野菜が最適だという考えから生まれたOYAOYA。京都北部の自然豊かな土地で育った規格外の京野菜を乾燥させて作られた乾燥野菜は、15種類で彩りも豊か。常温で半年間日持ちするから、朝食のスープにさっと入れるなど忙しい現代人にぴったり。添加物は不使用で、体にも地球にもやさしい。
規格外のオーガニック農産物をつかったブランド「WOW ORGANIC」
持続可能な未来を考えると、土壌を汚染してしまう農薬や化学肥料はできればつかわないものを選びたいところ。ただ、オーガニックのものは病害虫がつきやすく、見た目の悪さから市場に出すことができないものも少なくないそう。WOW ORGANICは規格外のため市場で売ることのできない農産物を利用し、果皮から精油を、果実からはシロップを、手作業でつくっているブランド。有機原料から得られる和の香りで癒やしを、シロップで身体に優しいご褒美を。
規格外野菜を直接購入できる「unica」
「unica(ウニカ)」はユニークな野菜や果物をお得に買える、オンラインのファーマーズマーケット。
形が悪い、規格に合わない(大きすぎる、小さすぎる)、傷がついているなどの野菜や果物は、市場に出荷できず、捨てられてしまう。
そんな「ユニーク」な見た目の野菜や果物を、生産者と直接コミュニケーションを取りながら自由に取引できる。「どんな状態?」「おいしい食べ方は?」など気になることは、生産者さんに直接質問できるから安心。
飲食店の売り切りに貢献して食品ロスを削減!「TABETE」
「TABETE」はおいしく安全に食べられるのに、店頭では売り切るのが難しい食事をお得に「レスキュー(購入)」できる「フードシェアリングサービス」。
つくりすぎてしまったパンやお惣菜、予約のキャンセルが出てしまった食事、食材の端材でつくったオリジナル商品など、さまざまなおいしい食事が出品されている。
お得に商品が買えるだけでなく、「食品ロス」の削減にも貢献できる。
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- 取材協力・監修/料理研究家・行長万里さん
- 島根県出雲市生まれ。女子栄養短期大学卒業後、料理教室勤務。
フリーとなりテレビ、ラジオ、雑誌等を手掛ける。
捨てる前に考える、使い切り、使いまわし、食べきり方法、フードロス講演を行う。使い切り料理教室を各地で開催中。江戸川区の公式ウェブサイトにて「30・10運動レシピ」配信中。
そのほか、「足立区もったいないレシピ」「テイストメイドジャパン きゅうりめし動画」などYouTubeにて配信中。
山陰放送あさスタ「行長万里のひろがる料理」放送中。
著作に「給料日前のピンチを救う50円クッキング」などがある。
- 料理研究家・行長万里さん公式Instagram:https://www.instagram.com/mariyukinaga/
- ホームページ
- 料理研究家・行長万里さん公式HP
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WRITING/KIMIKO OHKATSU