学んで味わう食の体験！12月26日（土）に帝国ホテルで「帝国ホテル東京杉本料理長と学ぶ味覚体験とランチコース」を開催

更新日：2020/11/24

2020年11月に開業130年目を迎えた帝国ホテルでは、12月26日（土）に、料理を通じて地球環境を考えるイベント「帝国ホテル東京杉本料理長と学ぶ味覚体験とランチコース」を開催。内容は東京料理長の杉本雄氏による「食育」をテーマにしたもの。環境活動などに積極的に取り組んでいる帝国ホテルだけに、SDGs（持続可能な開発目標）を学ぶひとつのきっかけになるはず。学んだ後はおいしいランチもいただけるので、そちらも楽しみ。

左／「カフェオオランジェ（ノンアルコール）」1980円、右／「カフェビーアンドジー」1980円 ※どちらも提供期間は2020年11月1日（日）から12月31日（木）まで ※本館1階「ランデブーラウンジ」にて提供

開業130周年の節目に環境活動や食品ロスの課題も学べる

これまで「環境」や「社会」を意識した活動を行ってきた帝国ホテルでは、2020年の開業130周年を機に、"歴史にふさわしく未来にふさわしく"という周年スローガンをふまえた動きを展開している。

さらに「SDGs（持続可能な開発目標）」への取り組みも積極的に推進していて、独自の目標も設定。太陽光や水力、風力などを使って発電する“グリーン電力”を使用して環境に配慮するほか、フードロスの削減をはじめとした「食」の課題にも力を注ぐ。

写真は、自然や生産者を守って持続可能な農法を行っている農園に与えられる「レインフォレスト・アライアンス」の認証農園産コーヒーを使ったカクテル。こちらのコーヒーは、帝国ホテルが日本のホテルで初めて提供を開始したのだとか。

開業記念日を迎える11月からは、レストラン部門で新しい活動も開始。今回の親子で楽しめる料理イベントもそのひとつ。子供にもわかりやすい実践的な講座で、環境活動へどういった取り組みができるのか考えながら、SDGsを体感できる。

東京料理長杉本雄氏

料理長のレクチャーと実演の後はスペシャルランチを堪能！

食育とフードロスをテーマにしたイベントでは、東京料理長の杉本雄氏が魚のさばき方から骨まで無駄にしない調理方法、フランス料理の技法を使った出汁の取り方、その出汁をもとに仕上げるソースの作り方などをレクチャーする。

たとえば「出汁の取り方」では、出汁と旨味の相乗効果などについて教えるほか、出汁を使った、家庭でもできる伝統的な白ワインソース作りのデモンストレーションも行う。

レクチャーの後は、実際に作った魚の出汁（ソース）などを組み込んだスペシャルランチコースが味わえる。料理長の実演を見た後で、実際にランチとして楽しめるのも「味覚体験」ならでは。

「ワインの食前酒もついてくるので、食事とワインでよいアフタークリスマス気分をお楽しみいただけます」とレストランの方。学びとともに、おいしい時間が過ごせそう。

「料理長杉本雄の Le Salon "Intimité"」

注文できるバイキングなどSDGsの取り組みでおもてなし

帝国ホテルでは、こうしたイベントだけでなく、日常的にさまざまなSDGsへの取り組みを行っている。

バイキング形式のレストラン「インペリアルバイキングサール」は、フードロス対策のために各テーブルに設置するタブレットで好きな料理を注文し、席まで届ける「オーダーバイキング」スタイルを採用。このことで余分に料理を作ることがなくなったうえに、出来たてを食べられるメリットも。

フランス料理「レセゾン」の特別ディナーコース「Le Salon "Intimité"（アンティミテ）」でも、料理長がサステナブルに取り組んでいる。

また、生ごみを乾燥させて作った肥料で野菜を栽培して一部をメニューに使う「環境循環型野菜」の利用や、グリーン電力でクリスマスイルミネーションを飾るなど、環境活動がエコなおもてなしにつながっている。

楽しさやおいしさを通して、SDGsへの取り組みや環境活動の大切さが伝わることもある。そんな学びの時間を、親子で体感してみては？