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ちょっとうろ覚えですが、
最終的に大切なものは目には見えないということを表していたと思います。

色々な権力や現実逃避をするモノたちが出てきますが、
そういった行いから大切なものは得られないと諭しているとのかと。

日本語だと、きつねを「飼いならす」と訳されていますが、
仏語の原文だと【アプリボワゼ】という単語で表されていて
この言葉の意味は「能動的な働きかけを長い時間行い構築された信頼関係」
というような意味になります。

王子様はきつねと信頼関係を築く事によって唯一無二の愛情というものを知ったんだと思います。

そしてその気付きを作者に教えて去っていったのではと思っています。

私もすっかり話は忘れていましたが、
数ヶ月前になってプラネタリウム番組であり、
涙ぼろぼろながして帰って来てしまいました・・・。

そうですね。
子どもにそう聞かれると難しいですね。
ゴヒさんがその場をなんといって切り抜けたのか、
また、その質問でその子が何を期待していたのかが気になります。
「○ちゃんはどう思う？」って聞き返してあげたら
いったいなんて答えるのでしょうね？
本当は、最も大事な答えはそこにある気がします。
それを人に聞くのではなく、自分で社会に見つけ出すこと。

とはいえ、一応、「いちばん大事なものは目に見えない」
というのが作者側の意図ではあると思います。

日本人になじみのないモチーフが出て来るがために、
余計に日本のこどもには解釈が難解になってしまう側面が
あるのじゃないかな?と思うのですが、
（確かに少年ジャンプ系の漫画の方が
よほど愛と勇気と冒険が大事！とわかりやすいですよね）
それを様々なシチュエーションにあてはめた時、
おのおのにとって色々な解釈になるのだと思います。

成果を求められる現場では、
「結果だけが全てじゃない」という意味で捉えることもできるし、
具体的に仕事のシーンにあてはめれば、
終わればいいってもんじゃない、
数字出せればいいってもんじゃないとも言えます。
コミュニケーションでは言葉があたりよくて心地よいかどうかよりも、
どういう気持ちでその言葉を選んでくれたのか、とか、
言葉の向こうの心に気づける人間でありましょう、という風にも受け取れます。

また、ライフスタイルで言えば、
生産性につながらないからといって、
趣味らしいものを自分から徹底排除してしまえば、
人として余裕や豊かさが欠落します。

たとえば夫婦間で、
もう既に結婚してるから、つきあっているからといって、
愛情表現する必要がないのなら、
その関係性は無味乾燥なものになります。
確かに結婚して子どももいて「一見豊かそう」だったとしても。

食事が毎回形通り出て来るけれども、
どっかの給食センターから運ばれて来た冷えきったお弁当が出されるより、
今日の自分の体調を考慮して誰かが作ってくれた
できたてのおかゆの方がたとえ豪華じゃなくても
食事として素晴らしいものであったり。
食事とは食べられればいいものではないということや・・・

そういう多くのことが含まれているお話だと思います☆