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３日前の話です。

主人からお昼に連絡が来ました。「猫が捨てられてるんだ・・」
と。その日は仕事現場の近くのちょっとした公園でお弁当を食べて
いた所、植え込みの中のほうの小さなダンボールから猫の鳴き声が
微かに聞こえたそうです。

我が家では現在、６匹の元ノラ猫達が家族として暮らしています。
主人からの電話に「家はもう、無理だよ・・」と答えたのですが、
何だかとっても気になってしまって・・・。

夕方主人が帰宅したので２人で話し合いもう一度公園まで見に行っ
てみようと車で向かいました。
着いた頃、外は寒く「この寒さじゃ死んでしまっているかも・・」
とダンボールを開けてみると目も開いていない小さな２匹の猫が寄
り添うように横たわっていて触ってみると体は冷たく、鳴き声もし
ません。
「せめて埋めてあげよう」と１匹手にすると微かに体が動きまし
た。私は急いで車に戻り、猫の体を温めていると「こっちも動い
た！！」ともう一匹を手に主人が車に戻ってきました。

それから暫く２匹の体をさすって温めていると車のフロントガラス
の向こうに懐中電灯を手に公園に入って行く女性の人影が見えまし
た。その人はダンボールの前に座り、ライトで中を除き込み公園を
出て来たのです。
その時、車の中の私と目が合いました。（車内灯を点けていたの
で）すると慌てて走り去ってしまいました。

「あの人が捨てたんだ！」主人が気づいたのですが、２人とも手の
中で猫を暖めていたので追いかける事が出来ませんでした。
そこは公園と言っても工業地帯の中で回りに住宅街もなく昼間でも
人通りはない所か、主人曰く、ダンボールがその場所にあると気づ
くことはほぼありえないそうです。

とても悲しかったです。
なぜそんな事をするのか・・・と。まだ目も開いていない小さな子
猫をダンボールにいれ放置するなんて。（上からフタがしてありガ
ムテープで止められていました）

以前、シベリアンハスキーが流行ったあと、飼いきれなくなったハ
スキーで保健所が溢れている。というニュースもありましたよね？
捨ててしまうのなら何故初めから飼うのでしょうか？
その後にどんな事情があったかは分かりません。
でも、どんな理由にせよ命です。人間の勝手な都合を動物に押し付
けるなんて・・・。

動物の命だって大切な命だという事、一生懸命生きているんだとい
う事、改めて考えさせられる出来事でした。
２匹の子猫は一命を取り留め今、我が家で眠っています。

長々と読んでくださりありがとうございました。ｍ（－－）ｍ