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先日両親と姉妹と旅行に行きました。

３人姉妹なのですが、それぞれ家を出て行き生活をしていま
す。

母親は結構押し付けがましい性格で、一生懸命なのは分かり
ますが
あまりみんなから好かれてないのです。

それでも一生懸命なのです。
普段でも美味しい物を買ってきては電話がかかってきて
○○買ってあるから取りにいらっしゃい。ってしょっちゅう
かかってきます。

でも、私たちは「取りにいらっしゃい」じゃなく、買ってき
たなら
何で持ってこないんだろう？って思ってしまっていつも取り
に行きません。
（気が向いた時だけ取りに行く）

今回旅行に行って、母親と私だけ別行動しました。
そのときに、母親は私にどうしても連れて行きたい喫茶店が
あったらしく、
道に迷いながら車で３０分くらいで辿り着く所を２時間も迷
い続けました。

私は心で「もう喫茶店なんていいから宿に帰ろうよ」って思
いました。

でも母親は車を降りて人に聞いてやっと喫茶店に辿り着いて
私に「ごめんね。こんなに時間経っちゃって。でもどうして
も連れて来たかったの」
「お茶１杯だけ付き合って」っていいました。

まぁ付き合うか。って思ってコーヒー１杯とスコーンを食べ
ました。
そのスコーンがとびきり美味しくて母親に言うと
「そうなのよ。これを食べさせたかったの」というのです。

この一生懸命さをいつも馬鹿にしていた私は少し可哀想な事
をしていたなぁ
って思いました。

翌日帰る時に○○インターに寄ってね。って言うと、みんな
に大反対されたのです。

でもボソっと「あそこの杏子をどうしてもみんなに買ってあ
げたいのよね」
って言うのです。

いつも自分の為ではなく、みんなの為に一生懸命動き、考え
ている母親を
私はもう少し大切にしようと思いました。