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私はクローン反対派です。
やまぶどうさんのおっしゃる

>でも、「子供がどうしても欲しくて欲しくてしょうがない夫婦
>の、夫が無精子症の場合、夫のクローンを生む」のはありじゃな
>いかな、と思うのです。私が実際そうなったら迷わず養子をとり
>ますが、世の中には実際産んだ子供でないと、夫の血がつながっ
>た子供でないと愛せない母親もいるのだと思います。だから、そ
>ういった夫婦の為だけであればクローンを作って欲しいと思いま
>す。

と言う意見も分からないわけではないのですが､それはあくまでも
その夫婦のためであって生まれてくる子供の気持ちが無視されてる
気がするんです。
私個人の考え方としては子供を産むのであれば生まれてくる子供の
事を第一に考えてあげて欲しいです。
子供を親のエゴのために小さい頃から受験戦争に巻き込んだり､お
人形みたいにブランド物着せてみたりってなんか違うんじゃないか
なって思うんです。
もし自分が子供が産めない立場だったらではなく､もし自分がクロ
ーン人間として生まれてきたことを知った時にどう思うかと言う事
を考えて欲しいです。
私だったらとてもつらいと思うから自分が欲しいと言う欲望だけで
むやみに作る事は出来ません。最近、子供を産むと言う事について
真剣に考えていたので口調がきつく感じたらスミマセン。あくまで
も私の意見です。

昨日は読み流していましたが、再び投稿されたのを読んで、一言
申し上げたくなりました。

おどるうさぎさんの主張を見ていると、「「自分の目の届く範囲
にある一般的に正しいとされているもの」を信じている自分」を
過信しているように見えます。

一言でいえば、青臭いまっすぐさ。
おどるうさぎさん、ご自分の日常生活でもそういう青臭さぶりを
発揮していません？
相手に伝わらない「こうあるべきだ」論をふりかざしたりして。

クローン人間誕生のニュースを聞いて「別にいいんじゃない」と
発言したあなたのカレ氏だって、カレの視線の範囲においては問
題なかった（というより興味がなかった）からそう言ったわけ
で、視野の狭さ、発想の自分勝手さというレベルにおいてお二人
はお似合いだと私は思います。
クローンについてはたまたまカレは何も考えたことがなかったと
いうだけで。

おどるうさぎさんがクローン研究に反対なことも、生命倫理につ
いて考えたいという意欲から、見知らぬ人の意見を聞いてみたい
と掲示板に書いてみる心情も理解できます。
できますが、あまりに単純かつ稚拙な論理で「すべての人がク
ローンに嫌悪感をもつべき」とアジテーションされるのは不愉快
だし、そもそもスジ違いじゃないですかね。
まずは、どうでもいいと思ってるカレ氏に一緒に勉強しようと言
うのがおどるうさぎさん自身が身近にできる建設的で前向きな一
歩じゃないでしょうか。

おどうさぎさんの心配している、オリジナルとクローンを見分ける
方法が必要になるのはもっと未来でしょうね。
きっとそのときのことをおっしゃっているのだとは思いますが、
今の技術だと、クローンとして同じ遺伝子を持っているコピーは
作れても、成長するまでには、普通の人間と同じ時間がかかるわけ
ですよね。
だから、臓器提供を求めてクローンを作っても、手術できる年齢に
なるまで成長するまでに、オリジナルが死んでしまう可能性もあり
ますし。
臓器提供を理由にクローンを作ることが許される時代になったら、
臓器を抜かれた後のクローンは廃棄処分なのか？とか
臓器提供が必要無くなって、オリジナルが死んだら、クローンは
生きていっていいのだろうか？とか疑問はたくさん残ります。

実は、クローンで作った生物に、一部異常をもって産まれて来る固
体がいるんですよね。今、クローンを作ることに踏み切っている
団体のひとつが「科学」を信仰する宗教団体だといわれていますが
彼等はＴＶの取材に「異常なクローンができることは知らなかった
けど、人間と動物は、なんだかよくわかんないけど違うんですよ」
とあほな顔でコメントしてました。
ただのおばかさんの集まりが、先端技術だからといって生命を操作
することには疑問を感じます。

臓器提供にしても、たとえば腎臓だけをクローンとして作れるので
あれば、良いことだと思います。
だけど、今の技術では、まるごと作るしかないわけですよね。
成長のスピードの問題・何のためにクローンをつくるのか？がはっ
きりしないうちは、人間で作るべきではないと思っています。

子供を求める人にクローンを、っていうのも、よくわかりません。
だって、二人の子供というよりは夫のコピーなんですから。育て方
によって性格が変わっても、顔は夫そのもの。子供としてずっと
愛して行かれるのか？が疑問です。夫自身、自分のコピーを愛して
行くことになるんですから。私には無理です。

＞「では、病気にかかった人間を治療するのは自然に逆らって
＞いないのか？」

この疑問には、私なら「医療は体が自然治癒しようとする力を手助
けするものに他ならないから、違うと思う」と答えます。
無理な延命は医療だけの問題ではないので別ですが。
堕胎は、そのままなら育つ命をつみとるものなので、医療とは違い
ますし。
もっと、どうしてクローンが必要なのか？という問に「それは○○
だからだ！」という議論がなされないうちは、「人間」を作り出す
べきではないと思います。技術自体は素晴らしいものですが、それ
をどう使うか、が大事ですよね。
一部だけ、クローンできたらいいのに。皮膚だけ・心臓だけとか。
難しいですね・・・。

>なんせ、相手は自分のコピーのクローンですから。
>自分と同じことを考えるはずですよね。

そうでしょうか？
同じ遺伝子を持っているというだけで育つ環境も年代も
違うのですから、全く別の人格に育つと思うのですが･･･。
おどるうさぎさんが最初に仰っている

>オリジナルと同じように存在するのがクローンだとするなら

という前提自体に疑問を感じます。
それは無理なのだと思います。ロボットならできるかもしれ
ないけれど、人間だったら同じように存在するのは無理なの
ではないでしょうか？

クローンの話題になったときに、必ずこういう考えのもとに
議論が進みますが、性格はその人の遺伝子のみで決まるもの
では無いですよね？性格が違うのなら全く別の人格だと思う
のですが･･･。

それに一人の人として公に誕生した以上、クローンだからと
言って臓器提供の為に命を奪われるなんてことが許される世
の中とは思えません。（これはあくまで希望的な意見ですが）
そういう良からぬ事を考える人が現実に存在するのでしょう
が、それは法整備の問題だと思います。
クローンがいけないという生命倫理の問題と、できてからの
法律の問題は別に考えるべきなのではないでしょうか？
（切っても切り離せない問題なのかもしれませんが･･･）

とは言えマトモにクローン問題について書物を読んだことも
議論したこともありませんので、全然的外れな意見かもしれ
ませんが･･･クローン＝まったく同じ人物という図式に疑問
があったので。