オズモールとはじめるSDGsアクション。日本の暮らしの知恵と地域文化で生まれたプロダクトから”サステナブルチャレンジ”に挑戦しませんか? 市場に流通できない規格外野菜を活用し、野菜のビン詰めを届けるファームキャニング代表・西村千恵さん。形や色が悪いだけで廃棄される野菜は、生産量のうち1/3もあると言われている。捨てる食材を減らし、自然の恵みを大切にするアイテムを教わった。
西村さんが推す、フードロスをおいしく減らすお役立ちアイテム2選
【神奈川県】地元の規格外野菜で作った”VEGGIE BAGNA”で捨てるを減らす
有機農法で育てる農家から規格外の野菜を購入し、バーニャカウダソースにしたのがこちら。形が悪いだけで市場に出せない規格外野菜は、生産量の1/3にも。西村さんの住む神奈川県でも2018年には年間約22万トンも食品ロスが出て、県も削減計画を発表するなど積極的に取り組んでいる。「規格外の野菜は、神奈川県以外にも、兵庫県や埼玉県など全国から集まります。捨てずにおいしく食べ切る工夫をすることで、廃棄にかかる環境負担やコストも減らせ、各地の農家さんや地域の助けにもなります」(西村さん)。
【愛知県】無水調理鍋”バーミキュラ”で、野菜を丸ごと食べてエネルギー節約も
愛知県の町工場の職人の高い技術の集積によって作られた、フタと本体の高い密閉性が評判の鋳物ホーロー鍋がこちら。無水調理ができ、野菜を丸ごと調理できる。火入れした後は余熱で味がしみこんで素材の味を活かすうえ、蓄熱性も高く水やガスの節約にも。「国産の鋳物ホーロー鍋なのでリペアサービスもあり、修繕しながら長く使えるのも嬉しい。なにより調理するとおいしさが凝縮されるので、余分な調味料も使わずシンプルな味付けで食べれるのです。また生産地の愛知を訪れたときは、日々お世話になっている親近感も感じて、購入したことで地域を少しだけ応援できている優しい気持ちにもなれます」(西村さん)。
【特集】OZとはじめる、#サステナブルチャレンジ
SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。早速実践して、一緒にサステナブルな暮らしをはじめてみませんか?
PHOTO/KYOKA MUNEMURA WRITING/HIROKO KUROKI