オズモールとはじめるSDGsアクション。日本の暮らしの知恵と地域文化で生まれたプロダクトから”サステナブルチャレンジ”に挑戦しませんか? ロスフラワー(廃棄される花)の活用や認知拡大のため、フラワーサイクルアンバサダーとして活躍中の宮川南奈さん。廃棄されるものに新たなアイデアや価値感で別のものへと進化させる、アップサイクル品に注目。宮川さんに奈良県と神奈川県の地域文化が詰まった2選を教えてもらった。
宮川さんが推す、地域の歴史や文化を継承するアップサイクルアイテム2選
【奈良県】”HAREGI”のアップサイクルな服で、ハギレが晴れ着に生まれ変わる!
洋服の生産過程で出る残布のハギレを捨てずに、T シャツのデザインの一部に活用したアップサイクル商品。この”HAREGI”は、環境負荷の少ない持続可能な服作りを目指す日本のブランド。インド刺繍のハギレのほか、広島県、岐阜県、奈良県など日本中から集め、それを使ってデザイナーの伊達文香さんが奈良県でデザイン・制作。「本来廃棄されるものから新しい価値が生まれるのが素敵です。賛同した複数のブランドが提供したハギレを使うから、世界にひとつの特別な1枚に。家族も友人も愛用中です」(宮川さん)。
【神奈川県】プラスチックを活用して、海洋ごみから”buoy”の美しい工芸品に
海を訪れるのが好きな宮川さんのお気に入りは「海のプラスチックごみから雑貨を作るブランド”buoy”のプレート。カギやこまごました小物の収納として愛用中です」。神奈川県では平成27年には5000トン近くも海洋ごみが漂着したそう。なかでもプラスチックは微生物が分解しないため、環境にかける負荷が大きい。そこで神奈川県のメーカー”buoy”が海岸で回収したプラスチックを雑貨に生まれ変わらせることに成功。この回収活動は全国のボランティア団体へと広がり、”buoy”以外にも集めた海洋ごみから日々美しい小物が産まれている。「私は個人的にビーチクリーンを地元でしているのですが、商品にはごみを収集した地域の情報も記載されていて、海を守ろうという意識も高まると思います」(宮川さん)。
【特集】OZとはじめる、#サステナブルチャレンジ
SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。早速実践して、一緒にサステナブルな暮らしをはじめてみませんか?
PHOTO/KYOKA MUNEMURA WRITING/HIROKO KUROKI