薄くておしゃれなのに、環境にもやさしい!老舗刃物メーカー・貝印から生まれた紙カミソリ【サステナブルチャレンジ】
【サステナブルチャレンジ】楽しく始めるSDGsアクション!エコな暮らしやフードロスレシピ、エシカルグッズや話題のスポットまで

薄くておしゃれなのに、環境にもやさしい!老舗刃物メーカー・貝印から生まれた紙カミソリ【サステナブルチャレンジ】

更新日:2021/07/22

オズモールとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? 今回ご紹介するのは、脱プラスチックを実現した貝印の「紙カミソリ」。「毎日使うものだから環境にやさしいものを選びたい」「おしゃれなデザインのもので日々のケアを楽しみたい」。そんな思いを叶えてくれるスグレモノについて、貝印株式会社 マーケティング本部 広報宣伝部 古井涼子さんにお話を聞いてきました。

サステナブルチャレンジとは?

今回のサステナブルチャレンジは、“脱プラスチックの紙カミソリで、環境にもやさしいボディケア”

プラスチックを使わない「紙で作った紙カミソリ」

使い捨てカミソリ国内シェアNo.1の老舗刃物メーカー・貝印。創業110周年を迎えた2018年に、社内の有志が集まり「カミソリで新しい価値を提供する商品を作る」という目標を掲げ新しいプロジェクトがスタート。そこで生まれたのが、1Dayコンタクトレンズのように清潔・快適に使用できる「1Dayカミソリ」というコンセプト。さらに、環境への負荷をなるべく低くするため、「紙と金属で作った紙カミソリ」というアイデアが誕生。ハンドルに紙、刃体(ヘッド部含む)に金属を使用し、“脱プラスチック(※)”を実現するまではさまざまな苦労があったと話す古井さん。

構造は丈夫な紙スプーンや牛乳パックから着想を得て、単にプラスチックを紙に置き換えるのではなく、プラスチック製のカミソリと遜色ないハンドルの持ちやすさや、切れ味にこだわって設計。その開発の過程で苦労したのが、紙の選定だったと古井さん。紙でハンドルを作るというのが初めての試みだったため、十分な耐久性を持つ紙を選ぶためにさまざまな種類の紙でテストを繰り返したそう。

※従来の3枚刃カミソリとの比較で98%のプラスチック部分を削減

自分で組み立てて使う「紙カミソリ」
紙に書かれた指示に従って組み立てる

そして、このカミソリは買ってから自分で組み立てて使うスタイルのため、カミソリの形に紙を折る際の折り方にも試行錯誤。複雑な折り方をすれば強度は上がるけれど、組み立てるのが大変に。そのため、シンプルな折り方と強度を両立させる構造を見出すために、なんと100パターン近くの試作を行ったのだとか。そうして生まれた貝印の「紙カミソリ」は、わずか3mm・重さ約4gと、薄くて軽いパッケージで持ち運びやすいなど、機能面でのメリットも。

そんな貝印の「紙カミソリ」は、おしゃれな全5色展開で、日々のお手入れが楽しくなるデザイン。細菌の繁殖やサビの心配がなく、常に清潔に使用できる。耐水性に優れた仕様のため、水やお湯(約40度)に濡れてもOK。「日々使うものだからこそ環境に配慮した製品を使いたい」「カミソリもその日の気分で好きなデザインを選びたい」。紙カミソリがそんなお客様の思いを叶える新しい選択肢になればと話す古井さん。貝印では、今後も環境やジェンダーの壁など、社会課題に注目してもらうきっかけとなるような選択肢を提案していきたい、とのこと。

おしゃれで環境にもやさしいボディケア、気になった人は始めてみて。

アイテムDATA

商品名:紙カミソリ
価格:5色セット1100円(送料込み)
主な販売場所:公式オンラインストア「KAIストア」※現在売り切れ中(次回入荷予定未定)

【特集】OZとはじめる、#サステナブルチャレンジ

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SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。早速実践して、一緒にサステナブルな暮らしをはじめてみませんか?

WRITING/SHINO KAWASAKI、PHOTO/MANABU SANO(OZmall)

※記事は2021年7月22日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります