スイーツなかのさんに聞いた、おいしくて地球や人にもやさしいサステナブルスイーツ4選【サステナブルチャレンジ】
更新日:2021/04/01
オズモールとはじめるSDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? 今回はスイーツをこよなく愛すスイーツマニアのスイーツなかのさんに、生態系に配慮され作られるプリンや、食品ロスの観点から生まれたバームクーヘンの“耳”、買うことで生産者の暮らしとつながるフェアトレードなチョコなど、サステナブルなスイーツを教えてもらいました! ぜひ参考にして、エシカルな選択を取り入れてみて。
今回のサステナブルチャレンジは“おいしくて地球や人にもやさしい、エシカルなスイーツを選ぶこと”
最近よく耳にするようになった“SDGs(エスディージーズ)”という言葉。それに代表されるのが、「サステナブル」な暮らし方。直訳すると「持続可能な」という意味で、社会や暮らしから害のあるモノコトを排除し、ハッピーな未来につなげていこうという思想のこと。
スイーツ業界のなかでも、サステナブルな取り組みが今注目されていて、食品ロスや脱プラスチックの取り組みや、適正価格でやりとりされたフェアトレードのもの、生産者や産地に貢献できる商品など、生産・製造の過程から人や社会、環境に配慮されたエシカルな商品が密かに話題に! スイーツを食べるだけで誰かや社会に貢献できるなんて、素敵ですよね。
今回は日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、今までに巡ったスイーツショップは2000店以上にものぼる“スイーツ芸人”のスイーツなかのさんにサステナブルなスイーツをピックアップしてもらいました。
スイーツなかのさんが推薦!おいしくて地球や人にもやさしいサステナブルスイーツ4選
これまで販売することのなかったバームクーヘンの“耳”を販売!CLUB HARIE e-challengeの「MIMI」
バームクーヘンでお馴染み、滋賀県に本店をかまえる「クラブハリエ」。昨年、東京駅八重洲口に、エコをテーマにしたお店「CLUB HARIE e-challenge(クラブハリエ イーチャレンジ)」をオープンしました。
食品ロスや脱プラスチック化に配慮し、環境や資源を守るサステナブルな取り組みをされたお店です。例えば、バームクーヘンを紙製のバーガー袋で包むなど、今までなかった体験ができるのもおもしろいところ!
オススメなのが「MIMI」という商品で、バームクーヘンを製造する時にカットする、両端の「耳」の部分を商品化したもの。砂糖のシャリシャリ、生地のしっとり、ふっくらした味わいはそのまま。普段は食べられないところを食べられちゃうレア感も、うれスィーツ!
ぱっと見はドーナツみたいだけど、実はバームクーヘンっていうルックスも、どことなく愛おしい。パッケージもクラフト感あってオシャレだし、ちょっとした手土産にもぴったりです。
生態系保護のための養蜂から生まれたはちみつを使用。コロンバンの「原宿はちみつプリン」
1924年創業の老舗洋菓子店「コロンバン」。日本の洋菓子の歴史を語る上で欠かせないお店ですが、実は本格的な養蜂もしているのです。
近年、ミツバチは世界的に減少していることが問題になっていて、生物多様性の視点からも保護活動が増加。以前、コロンバンの養蜂を取材したことがあるのですが、コロンバンでは2010年から養蜂事業を開始し、養蜂専門のスタッフを育てたりと、昔からサステナブルな取り組みをしています。
「原宿はちみつ」と名付けられた百花蜜は、様々なスイーツに使われ、唯一無二のおいしさ。ぼくも大好きな「原宿はちみつプリン」は、プリンに別容器のはちみつをかけて食べるスタイル。まっすぐ伝わる卵の味わいに、華やかなはちみつの香りは、もう何度食べても毎回素晴らスィーツ!
ドイツのガラスメーカー「WECK」社の容器もステキですが、食べたあとは保存容器として再利用できるのもイイところですね。
おすすめアイテム
商品名:コロンバン「原宿はちみつプリン」
価格:1029円
販売店舗:東京駅 グランスタ店、羽田空港SMILE TOKYO店、コロンバンオンラインショップ(※2021/3/26時点では、東京駅 グランスタ店、羽田空港SMILE TOKYO店での販売は休止中)
フェアトレードや食品ロスに配慮。バニラビーンズ ベイサイドのチョコアイス「VANILLABEANS THE ICE」
横浜発の人気チョコレートブランド「バニラビーンズ」。昨年オープンした5店舗目となる「バニラビーンズ ベイサイド」は、サステナブルな取り組みを続けられることをコンセプトにしたお店です。
たとえば、フードロスを無くすために「訳あり商品」を、お客さんがお得に買えるというもの。さらに、その売り上げの一部を、カカオの原産国でもあるガーナの女性の自立をサポートする支援金にあてます。作り手、客、原産国、三者がよい関係を続けられる、すばらスィーツなサステナブルな仕組み。
そして、ここだけにしかない専用のアイス工房でつくる、限定のアイスはぜひ食べてほしい。すべてオリジナルのチョコレートを使っていて、種類に迷ったら「ロイヤルカカオ味」がオススメ。ガーナ産のカカオ豆を使ったチョコレートアイスに、濃厚な生チョコがごろごろっと入ったつくり。
この生チョコもフードロスになる切れ端を有効活用したもので、アイスとの相性は抜群! これからのサステナブルな取り組みにも注目です。
おすすめアイテム
商品名:バニラビーンズ ベイサイド「VANILLABEANS THE ICE(バニラビーンズ ジ アイス)」
価格:605円(カップorワッフルコーン)※テイクアウト594円 ※お好きなフレーバーを2種類まで選べます、自宅までのお持ち帰りは不可
販売店舗:バニラビーンズ ベイサイド店限定
プラントベースのパンケーキ!コメダ新業態カフェの「コメパンケーキ もっちり抹茶」
昨年、東京・東銀座にオープンした「KOMEDA is □」。コメダ珈琲店の新しいスタイルのカフェで、お店全体でサステナブルに向き合ったつくり。
一番の特徴は、プラントベースという植物由来のメニューを提供しているところ。肉や魚、牛乳やバターなど動物性の食品は一切使わず、牛や豚から発生する温室効果ガスを抑えようという取り組み。
スイーツで注目したいのは「コメパンケーキ」という、小麦粉と米粉で作ったパンケーキ! 生地に抹茶を練り込んで作られた「もっちり抹茶」は、外はこんがりカリッと香ばしく、なかはふっくらもっちもっちの心地よい弾力。コメダのパンケーキというだけでも魅力的なのに、味わいや食感も素晴らスィーツなクオリティ!
店内には、古材で作った大きな木のオブジェ、廃ガラスのペンダントライトなどが装飾され、空間作りにもサステナブルさを意識。環境にもやさしい、地球とくつろぐ喫茶店です。
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フードロス・食品ロスってなに?自宅&外食時にできることやロス削減に貢献できるサービスを専門家が解説
最近よく耳にするフードロス・食品ロスという言葉。日本では、年間600万トンもの食品が食べ残し、売れ残りや期限が近いなどの理由で、食べられる状態なのに廃棄されている。私たちができるのはそんな事実を知って、1人ひとりが行動や習慣を変えること。自宅&外食時にできることや、ロス削減に貢献できるサービスもご紹介。
スイーツを紹介してくれたのは
- スイーツ芸人・スイーツなかのさん
- 東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。コンビ解散後、自分が熱中できるものを探究しようと、子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強する。特注のパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二のスイーツ芸人として活動を開始。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を1万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いジャンルで活躍中。
(c)YOSHIMOTO KOGYO
【特集】OZとはじめる、#サステナブルチャレンジ
SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。ぜひ参考にして、できることから始めてみて。
※表示価格は税込み金額となります
WRITING/SWEETS NAKANO(商品紹介)、PHOTO/AYA MORIMOTO(CLUB HARIE e-challenge) KAZUHITO MIURA(コロンバン)