【 国産を食べよう】おいしくSDGs!日本の四季を楽しむサステナブルレストラン
日本は“食料自給率”が低い、世界一の農産物輸入国。このまま輸入に頼ってばかりいると未来は大変なことに・・・!? そこで今回は「国産食材×SDGs」に注目。国産食材を選ぶことがSDGsにつながる理由を学び、日本の“旬”な食材を味わってみませんか。地産地消の東京産ビーフやオーガニック野菜など、生産者の想いがダイレクトに伝わるシェフこだわりの国産コースをご紹介。おいしく食べて、サステナブルチャレンジ!
更新日:2022/07/07
「国産食材を食べる」ことがSDGsにつながる理由を学ぼう
食料自給率のアップにつながる
日本は先進国の中で「食料自給率」が一番低い、世界一の農産物輸入国 。このまま輸入に頼ってばかりいると、世界の人口が増えて生産が追い付かなくなったり、異常気象で収穫量が減ってしまったり、外国の経済事情や輸送障害で輸入ができなくなった時などに、自国の食料が足りずに困ることに・・・。
この先も安全でおいしいものを食べ続けるためには、食料自給率のアップが必須。私たちが国産の食材を選ぶことは、日本の農家を応援することにつながり、生産力向上にも貢献できる。
また、「旬」の農作物は、もっとも適した時期に無理なく作られるので、余分な手間や燃料などを必要とせず、栄養もたっぷり。
四季のある日本ならではの「旬」の野菜や魚を食べることから、SDGsアクションを始めてみよう。
輸送にかかるCO2排出量の削減にも
「フードマイレージ」という言葉を知っていますか? 直訳すると「食材の輸送距離」で、食料の生産地から消費者の食卓に並ぶまでの輸送にかかった「重さ×距離」を表した数値のこと。日本はこのフードマイレージの数値が圧倒的に高く、輸送時にかかる燃料やCO2排出量が問題に 。
国産や地元産の食べ物を選ぶことは、おいしくて安全なだけでなく、CO2排出量の削減にも貢献できる。
最近では、地元で生産した物を地元で消費する「地産地消」を意識したレストランも増えてきているので、ぜひ注目してみて。
SDGsに挑戦するレストラン
おいしい料理、おしゃれな空間、一流のおもてなしに加えて、食の未来を想いながら地球にやさしい取り組みをしているレストランに足を運んでみませんか? 地産地消の東京産ビーフやオーガニック野菜など、サステナブルな食材にこだわりを持つレストランをご紹介。
【六本木】鉄板焼 けやき坂/グランド ハイアット 東京
ダイナミックなシェフパフォーマンスとともに、国産食材をふんだんに使用した鉄板焼コースを楽しめる、グランド ハイアット 東京4階の鉄板焼「けやき坂」。注目は、東京都唯一の黒毛和牛を料理長考案フードで飼育した、ここでしか食べられない「けやき坂ビーフ」 。ほかにも、カウンター越しにずらりと並んだ全国各地から取り寄せた旬食材など、楽しみは尽きない。シンプルモダンの上質な空間で、極上の食材が目の前で調理される音と香り、忘れえぬ味わいを体験しよう。
【四ツ谷】ab restaurant
新進気鋭のシェフが料理でSDGsに挑戦! 「シェ・松尾」などで研鑽を積み、若干30歳で独立した大村シェフが2019年にOPENさせた「ab restaurant」は、扱う食材すべてがサステナブル 。「料理って楽しい!」と熱く語るシェフが創り出す料理は、食材を無駄なく使用しており、見た目もアーティスティック。鴨調理専門資格「メートル・カナルディエ」を世界最年少で取得した大村シェフのスペシャリテ「青森県産 銀の鴨のロースト」は絶品。アートが散りばめられた空間で、記憶に残るひとときを過ごして。
【外苑前】槇村野菜食堂
八百屋歴20年を誇り、星付きレストランなどにも野菜を卸す“野菜のスペシャリスト”が営む、南青山のレストラン「槇村野菜食堂」。野菜やフルーツが美しく並べられたガラス張りの大きな“ベジセラー”は圧巻。季節によって全国各地から旬の食材を仕入れており、素材の味を最大限に活かした料理に挑戦し続けている。わずか9席のプライベート空間で、店主との会話も楽しみながら、四季を感じるおまかせコースをいただこう。
国産食材のみを使ったサステナブルなコースが登場!
前菜からメイン、デザートまで、すべて“国産食材”にこだわった、とっておきのサステナブルプランをご紹介! 瀬戸内海の海の幸を堪能できるビストロから、各地の郷土料理を味わえるアンテナショップレストランまで、日本の四季を楽しむサステナブルな国産コースを召し上がれ。