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彼は、明らかにネフェルビトーさんに好意を持っています
ね。しかし、その気持が１００％自分の思っている「好き」
の感情、と同じものかどうかには疑問を感じているでしょ
う。
それだからこそ、その気持を貴女に対し表す行動を起こすに
は、年の差は貴女の考えている以上に大きなものです。
それは貴女のことを真面目に考えている証拠でもあります。
考えても見てください、２０才も年下の女性から告白される
のです。それだけで夢のような話しじゃありませんか。そう
言うことを、自ら求めている男なら、何も考えず「ラッキ
ー！」てなもんです。後先考えずになるようになれ！と思う
でしょう。彼は、そう言う人では無いようです。
それが現実と知った時、男は色々なことを考えるものです。
まず、彼は独身ですから、貴女と交際する事に「仕事上」と
「世間」を抜きにすれば問題はないわけです。しかし長く仕
事をしていれば、「仕事上」の問題は、決して小さいことで
はありません。交際が周りに知れた上で、「結婚」に至らな
かった時、会社での「彼の立場」はまずい事になる可能性も
あります。法的にも倫理上も問題はないはずなのに、周りは
そうは取ってはくれないものです。私企業にはそういう理不
尽な考えが存在するのも事実です。それは決して貴女への愛
情と比べられるべき性質のものではありません。「愛してい
るなら、そんなことは関係ないじゃない！」という当たり前
の論理を彼に押しつけるのは無理ですし、お気の毒です。
一歩進んで、次に男が考えるのは、生物学的に自分が先に死
を迎え、貴女を単純に考えれば、自分の死後、２０年残す恐
怖です。勿論、寿命は誰にも分かりませんから、この考え方
自体本来は意味のないものかも知れません。しかし、２０才
の年の差は否応なくこの事を考えざるを得ません。
もう一つは、自分が年老いて、貴女に捨てられる恐怖です。
例えば、「優しく、信頼できる上司」として好きになってく
れたのではないか・・・。それは夫となったときには、自分
の見方変わってしまい、自分に対する愛情が冷めるのではな
いか、という恐怖です。彼にとって貴女の年齢は、５年後で
もやり直しのきく年齢なのです。
もともと、男は２０才の年の差は「劣等感」というか、「負
い目」と思っていますから、貴女の心変わりを止めることに
「躊躇」を感じると思います。つまり、貴女の将来を考えれ
ば、「私が身をひくべき」と考えてしまう自分を想像するの
です。その事も「貴女に対する愛情の大きさ」と単純に比較
することは出来ない性質のものです。（むしろ愛情が大きけ
れば、そうなるかも知れないのです）
私としては貴女の好きになった上司が、貴女との刹那的な恋
愛を楽しむ、という考え方の出来ない人、であることを祝福
したい気持です。
さて、貴女はどうすればよいか・・・ですが・・・
彼との接近を急がないことです。彼が今までに上げたような
問題点を彼自身の決断で結論を出すまでは、貴女が気持を押
しつけ、様々な要求をしないようにした方が良いと思いま
す。彼が誠実であればあるほど、時間がかかるかも知れませ
ん。そうはいっても、同時に貴女は貴女の気持ちを、彼に伝
え続ける必用はあります。時には甘えることも必用です。し
かし彼の気持ちへの負担は、常に考えなければならないでし
ょう。
それでも「年の差」は乗り越えられる事だとは思います。た
だ、少しだけ考えたり、気を配る事は多くなる事、を覚悟し
てください。
個人的には応援しています！