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かの昔は見合いって「おとなしい人」がするもの、みたいな感じだったけど
今や、業者の見合いの勝ち組は

【紙に書ける条件のいい人】

だよ。
あきこＡ[ID:0001775]さんの書いている。

：長男ではない
：高収入
：高身長
これに
：高学歴
：大企業勤務（今は公務員なんかも売れスジ）
：たとえ長男でも親が超高資産

人柄なんてわかんないからね紙の上では
たいてい数字にできる事柄だよね。
そしてそんな奴は多いわけないわけ。
金にも余裕があるから美人でもいればな、って感じで入会しているタイプ
そういうのは年齢と写真だけで決めるしすぐ売れちゃうから
普通系の人はまず会えないと思っていい。
っていうか、いないぐらい少ないんだよ。
たいていは女ウケしないタイプなんだよね。

＞大昔の「アルトマンシステム事件」を知っているもので

これが最たるものだったそうだ。
ぜひ詳しく聞きたくなってしまった。
噂は聞いたことあるんだけどね。

もりもりさんに失礼だったらごめんなさい

私も噂でアルトマンシステムってきいたことがあるんで

つい聞きたいと思ってしまいました

よかったら詳しくお願いしたいです。

裁判になったとか聞いているんですけどね

参考として紹介します、
ただ、大長編になってしまったので
申し訳ありませんが、３つに分けますね。


２０年前ぐらいまで一世を風靡していた感のある「アルトマンシステム」
１０万人だったか２０万人だったか会員数最高を誇っていました。
雑誌という雑誌には巻末あたりに折り込み葉書が入っていましたね
色診断？だったか、何色が一番好きですかという簡単アンケートが最初の質問でした。

しかし、訴えられたんですよね

男性から「２年間の会員期間の間に１人の女性にも会えない！」
女性から「希望する男性の条件と違う人ばかり紹介状がくる！」

会社は【２週間に２人必ず紹介します】（写真はついてきません）と謳っているのに、会えない。
会えても希望と違う人ばかり。

この紹介に問題がありました。
送られてくる紹介状に男女両方が「ＯＫ」を出せば会えるのですが
片方が「ＮＯ」だと会えないのです。
女性は希望と違う人ばかりなのでＮＯばかり送り返しますと
もう男性は会えません。結果２年間にすべてＯＫ，と出したのに１人も会えなかったじゃないかー、となって。適当にマッチングと称して送っているだけで、会わせる気なんかないんじゃないか！？
その原因は会員の内容にあったようです。だいたいの数字ですが。

男性の７割以上が長男、１７０㎝以下
３割以上が親との同居希望、農林水産業、高卒以下

女性の希望はほとんど、長男以外、１７０㎝以上、親と同居不可、会社員、大卒、
さらに農林水産業の方との結婚を希望する人は１割以下でした。

これで２年間必ず２週間に２人紹介するということは、女性からすると希望と違う人の方が多いということです。単純に考えても。

会社側は「出会いを提供する会社である、結婚を確約する会社ではない」
と逃げましたが「出会いさえできないじゃないか」と突っ込まれます。
そして入会する前に男性の人気のない条件でも、これだけ会える人がいますよ
とセールストークが横行し、いざ入会したら、その人は昨日退会しましたみたいなことを言われた人がたくさんいたそうです。

お金を払って（入会時に２年間の総額を一括払いで２００万円ぐらい納める、）相手を探そうという人が
なかなか希望を下げてはくれません。１つだけの条件なら女性が１６５㎝ということだけがまんすれば他の部分は条件通りならＯＫをとりつけたということはあったそうです。
でも農林水産業の男性は９割以上の女性に避けれらているともう会えません。

２

そして社内成婚率というものにも数字のマジック？がありました。
一度でも入会経験のある人が退会した後結婚した場合は、相手が会員ではなくてもカウントする。（どうやって退会後がわかったか謎ですが）
極めつけは「会えた人達の中での成婚率」だったのです。
（今でもこの数字の出した方はあちこちで使われています）
会える人が多くはないのですから、会えない人からすると嘘っぱちに思える率でしょう。「会えた」ということはそれなりに条件の折り合いが事前についている人達です。
でも入会した人は一般世間でなかなか出会いが無いから入会して会いたいのです。

それで詐欺だ、と訴えられたのです。

もめた末、裁判はどうなったか存じませんが
期間の残っている会員に残金を返して（月会費など）会社は解散、ということになりました。

コンピューターお見合いの先駆けの会社でした。
登場した時はすごい勢いで会員を伸ばして破竹の勢いでした。
頭を下げたり、お節介なおばちゃんや上司に遠慮して、気兼ねのあるお見合いじゃない
というところが非常にウケたのです。自分からはっきり希望が言えるということが
そしてきっと希望の人が紹介されると誰もが思っていたのでしょう。
完全に希望ではなくても２週間に２人、と豪語しているのですからお見合いだけはできてもしかしたらその中で恋愛になる人もいるかもしれないと、希望的観測もしたことでしょう。

思うに会社側の思惑は

「結婚したい、と入会してくる人達なんだから、少々の条件の違いは目をつぶって結婚していくんじゃないか」

だったんだろうと思います。
でも特に女性は譲らなかった。
「私は農家が嫌で、男性の親との同居が嫌で申し込んだのに、そんなところ譲れるものか」だったのでしょう。
男性は自分がどうやら不利らしいけど、２年間５２回の紹介で１回２人計１０４人の紹介がくるならどうにかその中の１人と結婚できるのではないかと思ったでしょう。
まさか１人も会えないとは思っていないでしょう。

３

それなら、「あなたの条件ではなかなか会えません。必ず会えるなんて保証できません」と言う方が親切でしたし、事実でしたね。
コンピューターがいろいろマッチングして出た相性のいい２人に紹介状を出したと言いますが、その顔写真の無い紹介状の人は女性に人気の無い男性の条件のどこまでＯＫだったのか、ということも男性には明かしてはくれません。相手のプロフィールがくるだけですから。
「私は農家にも興味があって、親御さんとの同居も気にならない方で、身長なんて気にしません」なんて書いてはいないのです。女性自身のプロフィールだけですから。
女性からしたらプロフィールを見ただけで希望条件とぜんぜん違う！とわかるのも多かったのです。

男女とも相手への希望は書いていないのです。どこまでそれらが合っているのか男性は特にわからないのです。

１０万人１０万人の男女がいたとして
（実際は確か男性会員の方が多かったと思います）
男性の７割が女性の希望条件と違うということは
男性の残り３割に女性の９割以上が集中するということで
３万人　対　９万人強　の割合でマッチングはできないということでしょう。
そして７万人の男性は全く会えないとしたら、金返せと言いたいでしょーよ。ねぇ。
数字的な条件ではなく、アンケートにある「占いを信じるほうですか？」そのＹＥＳ，ＮＯの部分で合っているから、ってことで相性がいいと機械が判断するんでしょうけど。
そういうことを会員が多く望んでいるでしょうか？
どんな会員が多いかということを入会前に提示することこそ、入会しようかな？という人には重要なことですよね。
でもそれを事前に話すとその時点で、こりゃだめだと辞める人も増えます。
商売なんですよね会社には。大変不誠実ですが一般人には。


今でもこの条件の食い違いは続いています。
業者の中には「会社員の方々の出会いを応援します」と称して
農林水産業の方を受け付けない所もあります。
「年収３５０万円以下」の男性は受け付けないという所もあります。
そして「必ず会えます」の項目はたぶん全部の会社がはずしたでしょうね。
そんなこと言い切れませんから。
必ず会えるけど、サクラ疑惑のところもあるそうです。


このように大手相談所にいろいろ問題を提示して事件？だったようです
大長編失礼しました

あきこＡさん詳細ありがとうございます

会員数が多い所だったんですねー。
でも数が多くてもウケナイタイプが多かったら
意味が無いってことですかね

思い出しましたけど
当時「コンピューターお見合い」
と呼ばれたんですよね
アンケートや性格診断を「マッチング」と表現して
コンピューターで合う人を探すとかで

思うに商業ベースに走っていて
人間を駒のように動かせると思っていた
会社の姿勢が問題だったんじゃないかな
でもそれって今も変わってないですよね