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　今までに列席した挙式や模擬挙式などでは全てフェイスアップありのものばかり
でしたが、自身はマリアベールだったため、フェイスアップなしでした。
　ベールの販売店からは「留め方を工夫すれば、フェイスアップ可能」とのことで
したが、それほどこだわりがなかったので「ベールの美しさを優先して、フェイス
アップはなしにしよう」と決めました。

　さて、実際の挙式の様子を表現すると・・・
　新婦父・新婦で立った時点で、末席にいた友人が「あ、緊張してる？」とコメン
トした程、花嫁の表情はハッキリ列席者に伝わります。（蛇足ですが、「緊張」で
はなく「眠い」が正解です。前夜寝付けずに夕方挙式だったので）
　後に写真で確認しましたが、ベールで顔が覆われていない分、花嫁の表情が刻一
刻と変化していく様子が手に取るようにわかります。
　
　列席者からの感想ですが、フェイスアップの有無についての質問は全くといって
いいほどありませんでした。むしろ、ベール自体がかなりめずらしかったらしく、
小さい女の子から友人、高齢の列席者までがベールそのものに興味を抱いていたよ
うです。挙式が終わってフラワーシャワーになっても、まだベールについて噂して
いるのが聞こえましたから。
　
　正直いって、「ベールが奇抜だと（新郎親戚に）いわれやしないか」とヒヤヒヤ
していましたが、拍子抜けするほど好評で、肩の荷が下りた気分です。

　今現在、フェイスアップなしに関してコメントするのは、新郎ただ一人。
　ドラマなどでフェイスアップのシーンが出ると、「これこれ！これ難しそう（と
いいつつ、やりたそうな表情）。でもあのベールなら、なしで正解だった」と語っ
ています。

　個人的感想としては「厳粛なお式にしたい」のなら、フェイスアップありをオス
スメします。逆に、「少しアットフォームに」ないし「列席者が堅めで、むしろ軟
らかい雰囲気を演出したい」のなら、フェイスアップなしはイチオシです。