オズモール　女性・OLのための情報サイト

劇場のＨＰにコメントが書いてありました。

http://www.uplink.co.jp/factory/

依然こちらの板で話題になっていたので気になっていまし
た。
「ただのアダルトビデオをこの社会的少年重犯罪を織り込ん
で興行収入を得ようとするイヤラシイ大人の魂胆で、どれほ
ど安っぽいＡＶ作品に仕上がっているのだろう」と思って見
たのですが公式サイトの予告編を見る限りでは、
なかなかどうして・・・普通に見れちゃいました、、、ね。

この事件そのものは風化させる事なく、もっと多くの人が関
心を寄せて人間の狂気と愚かさ、自分や家族がいつ被害者に
なるかわからない混沌としたこの時代。真摯に考える事も重
要だと思う。
（被害者どころか、加害者の可能性だって。。。自分の中に
潜んでいる狂気・冷酷さを時折知って落ち込む事もあります
けど。。。）
また、被害者、遺族の気持ちを重んじる機会として事件を知
るのは悪い事ではないと思います。

ただ、残念ながら映像としてこの事件を表現した場合、作り
手がどんなに高尚に作ろうとも(今回の作品は、興行的に狙っ
てる部分は強いと思います）見る側がＡＶ要素として見てし
まうであろう事に嫌悪感を懐きますけど。。。
興奮しながら見てしまうかも知れない、他人の、或いは自分
の精神が末恐ろしくって。。。ね。

私の基本的な考えは表現の自由、発言の自由は守られるべき
と思っています。
事件の本質を知りたいのなら｢活字｣をおススメします。

以前も投稿したびゅーりっぷです。

被害者の女子高生はわたしの友人の先輩です。

なんのためにこんな映画を作るのでしょうか？
くやしくて涙が出てきます。
なにが「風化させないために」なんだ！！
この映画に携わった人の神経が信じられません。

くやしいです、ものすごくくやしいです。

匿名の抗議などで公開前に上映中止になったことに対し、私
は驚きを感じています。上映予定の映画館に脅しがあり、
「自主規制」により中止するしかなかったとか・・・。はっ
きり言って、悲しいです。
私は７月に公開されたら観に行きます。あの事件を原作にし
た作品が如何なるモノになっているのか、自分自身で確認し
たいと思っています。日本は「表現の自由」が認められてい
る筈なのに、何故、このようなことが起きてしまったんでし
ょうか。いずれにせよ、私は自分で確認したいと思っていま
す。

上映するにあたってのコメント読んでみました。
キリストを題材にした「パッション」やカンヌで最優秀賞を獲得し
たブッシュが題材のマイケル・ムーア監督「華氏911」を取り上げ
て

＞ディズニー社がディズニー・ランドの税を優遇してくれているブ
ッシュに気づかってかどうか真相は知りませんが、配給しないとい
うのは、最低で腰抜けですが企業の見識です。

って、おいおいそんなきちんとメッセージを投げかけてる作品とＡ
Ｖ女優を起用したＡＶまがいの作品を一緒にするなと言いたいで
す。だいたい「パッション」だって宗教上の問題がからんでいて、
上映するかしないか問題になったぐらい話し合う焦点が今回の「コ
ンクリート」からしたら比べる次元じゃないですよ。
他にもかなり偉そうな事述べてますが様は「お金になりそうだか
ら、やりたいんだよ。」って事でしょ？
「自由」の前に「人としてのモラル」が大切だと思いますが。

この映画を上演することを決定したUPLINK FACTORY含めて擁護派
の方は「表現の自由はなにをおいても守られるべき」という主旨の
発言をされますが、私は守られるべきなのは人間の尊厳と基本的な
人権だと思うし、作品として成り立たせたいなら製作者サイドはも
っといろいろなことに慎重になるべきだったと思います。

今は流れが「ネットの誹謗中傷から表現の自由を守れ」みたになっ
ていて、騒げば騒ぐほどあの作品が注目されてしまう状況のようで
す。事件を風化させないことにはあの映画は役立ったかもしれませ
んが、青春映画としてフィクションをまじりの商業映画にしたてあ
げるには、あの事件は凄惨すぎたと思うし未解決の部分が大きいと
思います。逆にきちんと事実を伝えた社会派の映画だったら誰もこ
んなに騒がないと思うのに・・・残念でなりません。

思えば、かれこれ15年前の事件なんですね。衝撃的な犯罪でした。
この犯罪が、少年法改正の論議に火をつけたように思います。

私は人間として生きていく以上、「自由」は一定の制限がついてい
ると思います。同時に「自由」を主張する以上、「責任」もついて
回ると思います。
本当に「表現の自由が大事」というのなら、どうしてTVやマスコミ
は、事故や事件で亡くなった方の死体を放映しないのでしょうか。
そう考えたら、自由にも制限はあると分かりそうなものなのです
が。
表現するのはもちろん自由。でも性的描写に重点を置き、陰惨な場
面があまりなかったとしたら、「自分もやろう」と思った人がでる
とも限らないと予想されますが、そのあたりについての責任はどう
するつもりなのでしょうか。
配給会社は「華氏911」を引き合いに出すことこそ、恥ずべき事だ
と思います。明らかに次元の違う問題です。

もしも事件の詳細について知りたいということであれば、以下のサ
イトに記載されておりますのでご覧下さい。いずれも淡々と描写さ
れていますが、かなり残酷な内容も含まれているので、そういうの
が苦手な方は閲覧されない方が宜しいかと思います。

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/josikousei.htm

一番下の「綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件」をご覧下さい
http://www8.ocn.ne.jp/~moonston/lynch.htm

これをご覧になっても、それでもいわゆる「見識者」達は表現の自
由を盾にふりかざすつもりなのでしょうか。私には理解できませ
ん。

前のスレも読みましたし、大方のご意見に共感してます。
ただ、流れから見ると上映・発売はされるようですね。

ここからは、もう作品としての評価になります。

こんな所で引き合いに出して申し訳ないですが、かの円谷プ
ロの作品「ウルトラセブン」に欠番があるのをご存知でしょ
うか？
第１２話なんですが、この話は原爆の放射能に侵された怪獣
が「被爆星人」として出てきます。
「被爆者を怪獣扱いとは何事か！」と放送後から、原爆被害
者の会他から猛抗議を受け、ついにはお蔵入りとなるわけで
すが、裏ルートというものはあって、見たい人はお金と手段
があれば見る事は可能です。
円谷プロにもマスターは存在します。

という事で、もう見たい人は見て、買いたい人は買って下さ
い！というのが、今の私の気持ちです。
あの内容ですから、当然ＴＶではやらないでしょうし、出た
人・作った人への評価は「それなり」になると思います。