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では、ざっくり長文。

夜道を走るバスの中、若夫婦の子供達が
”あわてんぼうのサンタクロース”を唄っている。

「面白い歌を唄っているね～。おじさんにも教えて」
と目を細め、小さな姉妹に声をかける一人旅の老人(寺田濃)。
それを一括するように怒鳴るチンピラ風情の男(井原)。
そして気分が悪いのか眠たげな運転手…。
様々な人がバスに乗り合わせている。

そこで、バス横転の惨事。
子供を連れた家族は、星を観に行く約束だった。

怨みの門には、老人と親を見失い泣く姉妹とチンピラ風情の男。
死を信じきれない老人は、イズコの言葉を聞き入れず、
泣く姉妹を連れ、その親達を探しに行くが、どうしても
怨みの門に戻ってしまう。

現世では、若夫婦が悲観にくれ、老人と男は
引き取り手が無く、魂の無い肉体は死体安置所に横たわっていた。

泣きはらし、クリスマス会の為の絵を描き続ける姉妹達。
子供達の泣き声を嫌っていた男にも、似顔絵を渡す。

バスの運転席からは、数本のアルコールの缶が見つかる。
事情聴取中、反省の色が無い運転手は、
バスに寝泊りした時の物と言い張る。

魂の選択は、天国で魂の再生を待つか、現世で彷徨うか、
現世の人間を一人呪い殺すこと。

どちらが運転手を呪い殺すか迷う男と老人に、イズコは
「人を殺した人は、地獄に落ちるのよ。」と言う。

淋しそうにしている姉妹と悲しみと怒りに打ちひしがられた
若夫婦を思い、老人は考えを変えてゆく。

現世では、護送されるバス運転手にナイフを持って
掴み掛かる姉妹の父親(布川)。
取り押さえられた父親は、
「人を殺しているのに、子供は死んでいるのに、
　あいつは何年か後には、出てくるんだろう！？」
と、取り乱していた。

魂は、子供達を入れなければ二つある。

老人は、イズコに尋ねる。
「あの子達の親達が、もし運転手を殺したら地獄へ行くのか？」
子供達に会わせる為に、男と自分の魂を使うつもりだった。

男は…、つい最近刑務所から出所し、女の所に会いに行ったが、
もう幹部クラスの情婦になっていた。
組の玉となって出所したつもりの男だったが、
幹部にも居場所が無い事を言い渡されてしまった。
また、暴力沙汰…、逃走…そしてバスへ乗り合わせたのだった。

男は親達を殺して、家族を合わせる事に納得しなかった。

「遣り残した事がある。それには肉体も必要なんだ。」と
言う男にイズコは少ない時間をくれる。

老人のイズコへの打ち明け。
「昔、私は仕事仕事で家を省みなかった。
　私の妻は、自殺したんだよ。だから地獄に妻は居るんだ…」

二人の姉妹を欠いた幼稚園に、事故で子供を亡くした若夫婦が
やってくる。その姉妹が楽しみにしていたクリスマス会だ。

あわてんぼうのサンタクロースを演奏し唄う子供達。
そこへ予期せぬサンタクロース。一時、現世に戻された男だった。
男は、風呂敷を渡すといそいそと出て行ってしまった。
消えた廊下には、赤いサンタの服が脱ぎ捨てられていた。

姉妹達を男に託し、行くべき道と選んだ老人は、
運転手を呪い殺す。

予期せぬサンタの風呂敷を広げると、沢山の絵が入っていた。
姉妹が親の前では、描ききれなかった絵であった。

＞伊原ツヨシが保育園だか幼稚園にピエロだかなんだかの格好を
惜しかった！サンタでしたー。

めずらしく、スカイハイの原作そのままなので、
機会があったら原作もどうぞ。

http://www.shes.net/shes_a.cgi?file=drama2/drama.html

上のサイトはホントに詳しく掲載されてます。
見逃したときはいつもここを見てますよ。
他のドラマのもあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。