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　こんにちは。
　そんなに詳しいわけではないのですが、
元々、アンデルセンは子供用の童話を書いていたわけでは
無いので、原作は暖かい子供向けにはなってないようですよ。
残虐なシーンや、不条理な事も結構あったりします。
　それを童話用にソフトにしてあるだけと聞いたことがあります。

　マッチ売りの少女の解釈は・・・私的には
やはり社会の冷たさと夢を描きながらの死・・・。
　うーんちびっ子には説明しずらいですよね・・・。

　人魚姫も泡になってしまうし、童話で最後に亡くなってしまう
物って結構ありますよね・・・。　

マッチ売りの少女とフランダースの犬は子供に読んであげる
たびに泣けてきます。
うちの子はなんか冷めていて「フーン」って感じなんですが

で、家にある本の解説のによるとアンデルセンのお母さん子
供時代の話を思い出して物語を書いたそうです。
マッチ売りの少女＝物乞いだそうで、お母さんは小さい頃、
嫌がるのを無理に物乞いにたたき出されていたとの事。

ラストの解釈ですが、少女は唇にかすかな微笑を浮かべて幸
せの中で死んでいった（おばあさんと楽しいお正月を迎えら
れて）
この時代って宗教とかの関係で現世では不幸でもあの世では
幸せなら幸せって解釈ですかねぇ

読んだ人それぞれのとり方なんですよね。

もうレス遅いかもしれませんが・・・。
　小さな子どもさんに説明するのって難しいですよね。
お子さんにどう説明するかより前に、まずは、アンデルセン文学の
研究者の間での大まかな見解ですと、以下のような解釈です。

　アンデルセンは、弱者（子どもや貧乏な人々、障害者など）の目
から世界を描く方が、支配者階級の人々の目からよりも、より真実
を描くことができると考えて童話を書いていたんです。それに作品
には必ずアンデルセン自身が投影されているので、何気ない作品に
見えても、彼の人生やら色々な意味が隠されている文学作品なんで
す。
　マッチ売の少女についていいますと、最初マッチ売りの少女がマ
ッチをつけると、タベモノの幻影とか、物質的な幻影が見えますよ
ね。でも最後には亡くなった大好きなおばあさんの幻を見る。それ
はつまり、世俗の人々には見えない精神の世界を貧しいマッチ売り
の少女は見ることが出来、そちらの世界へ移行することができた。
物質の世界よりもより高みへと少女は上っていった。でも世俗の垢
にまみれた予断偏見を持った大人たちには、そうした世界は見えな
いし分からないだろう・・・といったアンデルセン独特の皮肉のこ
もった作品なんだそうです。
　でもこんなこと、子どもに説明するのは難しいですよね。私自身
は子供の頃、マッチをすることで、色々な楽しい幻を見ることがで
きたし、最後は、死んでしまうのは哀しいけれど、大好きなおばあ
さんの所へ行けて幸せだったんだーと、一応幸せ説？をとって納得
していたような・・・。うーん、難しい。私だったらやはり、「お
ばあさんのところへ行けて女の子は幸せになったのよ」って言うか
な？なんか遅い上に役立たずでごめんなさいーー。（汗）