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彼らが気の毒だとは思いますが、同時に何を考えているのか
わからず、複雑な心境です。

とりあえず、おかえりなさいと思うのと、日本の勇気と
分別ある行動に期待します。

やりきれなくなりますよね。ニュース見てて、なんとも言えない気
持ちになります。私達の想像を絶する苦しみだったでしょうね。

最初のうち、北朝鮮は拉致について「日本は騒ぎ過ぎだ」って言っ
てたと聞いて、この国と分かり合える日は本当に来るのだろうかっ
て思いました。

横田さんを始めとする向こうで家族が亡くなったと伝えられている
人たちが、今回の帰国を自分の家族のように喜んでいるのを見て、
本当にりっぱな方たちだなーって思いました。

今回帰国された方々が、本当に自分の言葉で思っていることを言え
る日がくればいいなと思います。
そして、他の行方不明の方々の消息がわかる日が来て欲しいと心か
ら願わずにはいられません。

北朝鮮に拉致されて、今回の帰国はなぜ一時帰国なんでしょう？
拉致された方の故郷は日本ですよ。
北朝鮮は事実を認めたのに、なぜ早急に日本に帰してあげないのか
私は不思議です。

帰郷のシーンは、見ていて、ほんとうにせつなくなりました。
拉致された方々にとっても、待ち続けた家族にとっても、
長い年月だったと思います。

5人の皆さんの様子に不自然さを感じる場面もありますが、北朝鮮
のお国柄などを考えると、やはり色々と複雑な事情があるんだろう
なと思います。
拉致問題の早急な解決を願う一方で、
今回の一時帰国だけで一度にすべて解決しようと急ぎすぎず、
次回帰国（今回の5人以外の日本人も）へつなげられるように、政
府にはがんばってもらいたいです。

帰郷のニュースで、地村さんのお宅で、ご親戚の方などが大勢でテ
ーブルを囲んでいる様子が映し出されていましたね。
以前、なにかのニュースで、地村さんのお父さんが一人ポツンとあ
の居間に座って、息子さんの帰りを待っている姿を観たことがあり
ました。まだ生存すら確認されていない時期でした。
それに比べて、今日は、賑やかな笑い声が響いていて、みんな幸せ
そうで・・・。本当によかったなあと思います。

他の拉致被害者の方々も、お元気な姿で戻っていらっしゃること
を、願わずにはいられません。

確かに彼らは日本人です。
でも、既に北朝鮮での生活のほうが長いのです。
私たちから見たら彼らの故郷は日本だ、彼らは日本人だ、
一時帰国ではなく永住を！と思いますが、
でも実際彼らの胸中はどうなのでしょうか。
彼らには北朝鮮に家族がいます。北朝鮮で生まれた子供は
日本人夫婦から生まれたから日本人かもしれないけれど
その子供たちの故郷は間違いなく北朝鮮だと思います。
拉致被害者は、日本の家族から見たら「子供」だけど
北朝鮮で生まれた子供から見たら「親」なのです。
日本で彼らの帰りを待っている家族と同様に
北朝鮮でも彼らの帰りを待っている家族がいるのです。

日本に永住したいかどうかは本人たちが決めること。
冷たいかもしれませんが、あちらに家族を持っている以上、
彼らにも住む場所を選ぶ権利があって当然だと思うのです。

日本に永住したいという意志があるのなら、
国を挙げて彼らの帰国（一時ではなく永住という意味で）を
援助しなければいけないと思います。帰国できれば
それでOKというのではなく、長期的なケアが必要ですし。
逆に、北朝鮮での生活を選択した場合でも、
北朝鮮での彼らの生活の安全などを強く北朝鮮に
求めるべきだし、気軽に日本に里帰り出来るシステムも
作る必要があると思います。

北朝鮮で生まれた家族も一緒に、皆が日本に帰国出来れば
それが一番いいのかもしれない。でもそれは第三者の
私たちの考えであって、本人達はそうでないかもしれない。
結局、本人たちの意志を尊重するしかないのだと思います。
どんな選択をした場合でも、日本は全面的に
支援しなければいけないのは、当然ですが・・・。

そんな不安感も感じていらっしゃるのでしょうね。懐かしさとともに・・・。
祖国ではあるけれども、四半世紀も離れていたのだもの。

しかも北朝鮮で生きていくためには、北朝鮮の国民になりきるしか道はなくて、
その中では祖国である日本を敵視するような報道や教育もあったかもしれず・・・。
ある意味でマインドコントロールされている今の心情としては、
すぐに日本に帰国して、そのまま日本人として暮らしていくという気持ちには、
なかなかなれないかもしれませんよね。

でも、いつか落ち着きを取り戻し、自分たちが奪われた時間と自由を思い、
改めて北朝鮮から受けた被害に強い憤りを感じることが出来たら、
北朝鮮から出国したいと心から思うのかもしれません。

四半世紀の日本や世界情勢の動きを操作されていない正確な情報で把握し、
傷ついてきた心や、国という体制への猜疑心をカウンセリングでほぐし、
その上で自分たちの日本人としての権利をもう一度再確認して、
それから今後のことを判断して欲しいものだと思います。

そのためにも、日本政府も、私達社会も、急かすことなく見守ることが大切でしょうね。

拉致のような非道なことをした北朝鮮も、
それをどこかで知りながら奪回する行動に出なかった日本政府も、
彼らに謝罪し、賠償金など支払うべきではないかと思います。
お金で解決することではありませんけれど・・・。