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月次決算と一言でいうのは簡単だが、その会社の規模や内容
によって大きく異なってくる。何個か上げると以下かな。

①財務会計と管理会計のどちらを月次採用しているか。
　 管理会計であれば標準人件費もある場合がある。
　 配賦を行っていたりもする。
②原価計算の有無（メーカーなのかそれ以外か）
②引当金（賞与・退職　他）計上の有無
③減価償却や長期前払費用の償却
④部門別会計やプロジェクト会計の有無


他にもたくさんあるんだが。年次を税理士にとは言ってもそ
れはあくまで税務の話。会計で言えば年次も月次も大差はな
い。ただ、年度末特有の仕訳は存在するからそれは別だが。

基本的に月次決算をしっかりと行っている会社は、月次でも
かなり正確な数字を計上する。従って月次は年度末の縮小版
と考えておいた方がいい。即ち、年度末の税務を除けば他は
大丈夫ですということ。

もちろん会社の規模にもよるから、そこまで求めていない会
社もあるとは思うが。通常どおり伝票を入力して、月末にそ
れをチェックしておしまいという会社もある。会社規模や経
理の人数を確認するといい。またその応募がどういった背景
なのかを確認すること。事業拡大による増員とかどのポジシ
ョンかもだ。月次責任者ということであれば、かなりのスキ
ルを求められてくる。簿記で言えば2級かそれ以上の知識がい
る。

だから一概にこうとは言えないのが現状。それは逆に面接の
際に、今はどういった月次を行っているのか。また今後はど
うなっていくのか。また会社の今後はどういう計画で動いて
いくのか。経理は会社の内情が分かる部署だ。だからＢＳ・
ＰＬを見たらすぐにその会社の特徴を把握することができな
いと厳しい部分もあるぞ。

そういったことを確認するために面接はある。企業が求職者
を面接するだけでなく、求職者が会社を面接する場でもある
んだ。それを忘れないで欲しい。

いい転職ができることを願う。


　　　愛斗