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母の日なので、
日ごろお世話になっている義母にお花を贈ろうと思いました。

いろいろなサイトをみて、
ずいぶんと悩んだ結果、楽○の、とあるお花屋さんの可愛いアレン
ジメントに決めました。
これならば、きっとお花好きな義母が喜んでくれるだろうと、楽し
みにしていました。

ところが。
昨日、義姉から連絡がありました。お花がどうやら届いたようで
す。

「ちょっと聞きたいんだけど、あのお花、わかってて母に贈った
の？」
わかってて、という意味がよくわからず、
「はい？カーネーションのアレンジメントで、色も種類も選んだの
ですが・・・。」

義姉は電話口で少しためらった後、言いました。
「母が非常識だって、ちょっと怒ってるの。でね、家族だから今回
はいいけど、よそのおうちにはこういうことはしない方がいいっ
て。」

もう何が何だかわからず、すっかり動転してしまい、電話を切った
後もおろおろするばかり。ちょうど夫がその後すぐに帰宅したの
で、事の顛末をつげると、

「よくわからないから僕が直接実家に行って聞いてくるよ。(車で1
時間ほどの場所です)何なら君もおいで。こういうことは早く解決
した方がいいから。」
夫は着替えもせずに私を車に乗せ、そのまま実家に向かいました。

玄関にあがるやいなや、夫は、
「かあさん、贈った花、まだあるなら見せて」と、リビングにずん
ずん歩いていきます。そしてテーブルの上に無造作に置かれていた
のは・・・・。

なんと、造花のカーネーションだったのです。

アレンジメントにはなってたんですが、
造花の、それも高級で生花と間違えそうなものではなく、
100円ショップなどに売っていそうな、見るからに安っぽいビニー
ル製の造花。

ようやく義母や義姉の言ってた意味がわかりました。
私も、このようなものが贈られてきたら、「どういうつもりなのか
しら」と思ってしまうかもしれない、そんなシロモノでした。

サイトには、
「水やり不要！」←当たり前ですね
「いつまでも綺麗な色が楽しめます。」←当たり前ですね
という宣伝文句でしたが、

造花です、との表示はどこにもありませんでした。
まして、生花を扱うお花屋さんで頼んだので、まさか造花だなんて
思ってもみなかったのです。

夫ともども、「生花のつもりだったんです。ごめんなさい。」とひ
たすら謝り、改めてお花を贈りに伺いますと言って辞してきまし
た。義母は、「そう？勘違いだったの？開けたときにびっくりしち
ゃって、返品しようかと思ったわ。」と言っていましたが・・・。

帰宅して、もう一度サイトを見てみました。
「母の日特集」と題したページに、たくさんのアレンジメントがあ
り、その中に私が送った花がありました。そのページのどこにも造
花ですとのコメントはありません。そして、私が送った花以外は生
花なのです。私が送った花の「詳細」という項目をクリックする
と、長い説明文の中に、一行だけ、
「アートフラワーですのでご注意ください」とありました。

アートフラワーという文字をつい読み飛ばしてしまったのか、
気にもとめていなかったのか・・・。
送金方法や発注方法ばかり一生懸命見ていたので見落としてしまっ
たようです。

思わぬ母の日の失敗でした。
みなさんも、サイトでお花を贈る際にはぜひとも気をつけてくださ
い。