オズモール　女性・OLのための情報サイト

私は、某外資系企業に入社して5年、今月いっぱいで退職をする予
定です。5年間頑張ってきた自分を誉め、晴れた気持ちで退社した
かったのですが、あまりにも悔しくて気持ちがおさまらないので、
ここに書き込ませていただくことしにしました。

私の会社の社員は欧州本社からの駐在員（外国人）と日本での現地
採用の外国人及び日本人からなりたっています。私の所属する部に
は、メンバー全員が日本人の国内課とメンバーの8割が外国人で2割
が日本人の国際課があり、私は国際課の2割の日本人の一人です。
国内課は日本人課長がマネジメントをしており、課のメンバーそれ
ぞれの知識・経験・能力・人格等をもとに平等な人事がなされてい
ますが、私のいる国際課は本社から派遣されている駐在員の外国人
が課長としてマネジメントをしており、知識・経験・能力・人格等
に関係なく駐在員、現地採用の外国人が優遇され、数少ない日本人
は優秀にもかかわらず冷遇されています。国内課の日本人課長は誰
からも認められ尊敬されている人ですが、国際課の外国人課長は全
ての日本人社員から疑問の目でみられています。（もちろん、うち
の課の外国人全てが日本人に仕事をおしつける人たちばかりではあ
りません。仕事もできて人格もよくて尊敬できる人もいます。た
だ、課の実権を握っている課長は誰が見ても仕事のできない人間で
す。）

国内課長と国際課長の上に、外国人の部長がいるのですが、この部
長が全ての元凶で、日本に派遣されたのをいいことに、本社の厳し
いマネジメントの目から離れ、高額な海外勤務手当てと月100万円
近くの家賃補助をもらいながら、同じ駐在員の外国人や現地採用の
外国人と夜な夜なパーティーに明け暮れ、自分は働きもせず、おと
なしく勤勉な日本人をうまく働かせ、本社にいい顔して着々と昇進
しながら何年も日本支社に居座っています。部下を守り育てるマネ
ジメントをしようなんてこれっぽっちも思っていないので、それぞ
れの課の内情がどうなっていようと全くおかまいなしなので、日本
人課長のおかげてまともなマネジメントがなされている国内課の隣
で、理不尽かつ不公平な待遇を受けてこき使われている国際課の日
本人（私を含めて）がとてもつらい思いをしています。（私の課で
は、私が入社してからの5年の間に、何人もの日本人が入社しては
内情を知るなり短期で辞めていってます。日本人の中では私が一番
の古株ですが、他にも何人か長く（といっても5年未満ですが）勤
めている人はいます。）

日本企業も海外でコストカットのために安いお給料で現地採用のロ
ーカルスタッフを雇い、日本人駐在員は高額なお給料・家賃補助・
海外勤務手当等、の待遇を受けて優雅な駐在員生活を送っているこ
とを考えると、私の会社のいやな駐在員と少なくとも同じように
海外に駐在している日本人も現地のローカルスタッフに対していや
な思いをさせているところもあるかもしれないからお互い様だとは
思います。それに、たまたま、私が上司に恵まれなかっただけで、
駐在員だからとか外国人だからとかそういうことが問題だったので
はなく、単にその上司の人間性及びマネジメントに問題があっただ
けで、そんな上司の下に入ってしまった私が運が悪かったとあきら
めるしかないんだとは思います。それでも、私が費やしてきた5年
という歳月を考えると、悔しくて悔しくて、本当に気持ちがおさま
りません。

日本に何年も住んでいるのに日本語の「に」も話せず、日本語の勉
強をしようとすら思っていない課長のかわりに、取引先や客との交
渉・社内のミーティング・プロジェクト等、日本語で行われる重要
な仕事は全て私が引き受けてきました。私よりも後に国内課に入社
した人たちが、ちゃんとしたマネジメントのもとに上司に守られ教
育を受け次々と昇給・昇格していくのを横目に、私の課に入社して
しまった日本人はは誰からも教育すら受けられない中、働かない駐
在員の仕事を肩代わりし仕事量・責任が増える一方にもかかわら
ず、入社したときの待遇・レベルで足踏み状態を続けています。そ
んな5年間を過ごしてきた私は、いったい何をしてたんでしょう。
何度となく、不公平な人事に対する疑問を上司に訴え続けたにも関
わらず、最後の最後まで何の対処もしてもらえませんでした。他部
署の部長に相談しても、「部が違うから何もしてあげられなくてご
めんね」と言われ、私の力では何の改善もできませんでした。

石の上にも3年と我慢してきた3年目の異動希望をとおしてもらえな
かった時点で、こんな会社に見切りをつけて転職すればよかったの
ですが、でも、頑張っていたらそのうちいつかは私も認められるん
じゃないかと、あきらめずに更に２年も費やしてしまいました。私
がバカだったのかもしれません。最後の最後まで報われなかっけ
ど、これ以上自分の時間を無駄にしたくないと思い、考えた結果、
辞める決心をしました。そして、今までの5年間を悔やむだけでは
なく、自分だけでも自分のことを誉めてあげよう、と気持ちの切り
替えをしなくちゃと、自分に言い聞かせていました。そんな私に追
い討ちをかけるように、今までの人生の中で一番ひどい「最後のと
どめ」を課長にくらってしまいました。

私の後任に、国内課から課長代理が異例の社内異動をすることにな
ったのです。私の課長が引っ張ってきました。入社から昇進・昇格
もなしに5年もの月日をかけ自力で苦労して覚えてきた仕事を、経
験も知識も何もないゼロからスタートの人に私は引継ぎをしなけれ
ばならないのです。しかも、私がしてきた仕事をそのまま引き継ぐ
のに、その人は最初から課長代理待遇を受けられるんです。その人
は業界未経験で3年前に入社し既に課長代理に昇進しているという
のに、私の今までの5年間の苦労は何だったのでしょうか。上司に
バカにされるにもほどがあります。それに、残される私の課の日本
人の同僚も気の毒です。それぞれ経験・知識・能力・人格と素晴ら
しい人ばかりなのに、運悪くこの課に入社してしまったばかりに誰
一人として役職をもらっているひとはいず、その中にいきなり未経
験の課長代理が入ってくるんですから。私も含めて私の課の日本人
みんなはその課長代理に対しては何も言いませんが（彼個人は人格
もよく仕事もできる人です）、課長の人事には憤慨しています。何
もわざわざ役職を持っている人を後任に選ばなくても・・・。何度
となく上司に訴えても何の対処もしてもらえない中を地道に頑張り
続けてきている日本人スタッフの気持ちを踏みにじるような人事だ
というのに、当の課長は後任が決まってホクホク顔でいるから更に
頭に来ます。社会ってこんなにも理不尽で不平等なものなんでしょ
うか。頑張れば報われるなんて、嘘なんでしょうか。

ごめんなさい。気持ちの整理がつかなくて、どうしたらいいかわか
らず、とりとめもなく書いてしまいました。もちろん、こんな会社
でも、この先ずっとつきあいを続けたい素晴らしい同僚にも出会え
たし、5年間が全く無駄だったとは思いません。でも、5年間の仕事
生活を考えると、こういう最後を迎えるのが無念で無念で、この悔
しさは言葉で言い表しようがありません。今までの人生で一番悔し
いです。この会社に就職してこの課に配属された自分の運が悪かっ
た、この環境から抜け出さず自ら残ることを選んできた自分がバカ
だったんだとあきらめて、これからの自分のための人生をどう生き
るか考えるべきなのはわかっていますが、あまりにも疲れ果てて、
ただただ途方にくれるだけです。どうしたら、この気持ちを自分の
中で消化して心機一転退職後の生活を楽しむことが出来るのでしょ
うか。社会の厳しさなんてこんなものじゃなく、私なんてまだまだ
甘いのかもしれませんが、この会社を退職するまでの残り少ない時
間で、まだ何か私にするべきことはあるでしょうか。