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数年前まで大手英会話スクールで講師をしていました。参考になる
といいのですが・・・。

まず、英会話業界で求められるのは資格云々よりどちらかというと
実際にどれくらい話せるかだと思います。もちろん学校にもよると
は思いますが、私が働いていたところではそうでした。ちなみに大
手では日本人講師を採用している所とそうでない所があります。
NOVA、ベルリッツなどはその代表で、ネイティブしか採りません。
日本人を採用している所にはECC、GEOS、AEONなどがありますが、
採用の際に必要とされる条件はその学校によって違います。ただ、
ぴめさんの場合TOEIC８７０点持ってらっしゃるし留学経験もある
のでレジュメの時点で落とされるということはまずないと思いま
す。

で、実際どんな感じかというと、まず日本人が受け持つのは会話の
クラスだとビギナーが中心。中級以上の生徒はネイティブの講師が
担当します。それから日本人が受け持つクラスに資格クラスという
のがあります。これは主に英検、TOEIC、TOEFLのクラスで本人が
その資格を持っていなくても受け持つこともあります。例えば、私
の場合英検は受けたことが無かったのですがTOEFL６００点以上の
スコアを持っていたため準１級のクラスを持たされました。教え方
も各スクールが徹底した研修を行うので（始めに２週間、半年後に
３日間というようにフォローアップもしてくれます）そんなに心配
する必要はないと思います。

ただ、講師の待遇はそれほど良くないというのは知っておいた方が
いいと思います。実際社員扱いの講師はヘッドティ―チャ―くらい
でそれ以外の講師はみな非常勤です。自給は大手で大体どこも２２
００円から２３００円くらい。この中に準備時間も含まれるので決
して高い自給じゃありません。また、レッスン外でも生徒のケア、
フォロー、テストの添削やデモレッスンなどやらされるため拘束時
間の割に収入は少なめだと思います。ただ、自分が教えた生徒がど
んどん上達していく様を見れるのは喜びでもあり、充実感を得られ
るのも事実です。もし講師で食べていこうと思うのであれば非常勤
だと難しいかもしれません。ただ、常勤講師になると教えるだけで
はすまなくなり、営業的なこと（数字的なことですね）も考えなく
てはならなくなるのでその辺の兼ね合いが難しいかも・・・。

それから、どのスクールも生徒はみな一種外国にいるような空間を
求めて来ているので日本人講師にもそれが求められます。ロビーな
どでする会話も一切英語、日本人講師も雰囲気から何から外国人、
というかはっきり言うとアメリカンな雰囲気が求められるのです。
それが合わない人は続かないかもしれません。日本にある外国って
なわけですね。

長くなりましたが、参考になれば幸いです。