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ネックレスをお母様にプレゼントなんて、素敵ですね。
まず、石は何をご覧になったのでしょうか。
デザインや石の大きさにもよると思うのですが。
ダイヤモンドなど、透明度って言うか、光の反射を
大切にしようと思うと、「くりぬいた」様になると
思いますし、さんごなどは、しっかり留める意味もあって
「くりぬかない」。
しかしながら、最初に申しましたとおり、デザインと
大きさの問題が一番だと思います。
ちなみにわたしはダイヤの指輪とネックレスを
石だけ買ってオーダーで作りましたが、指輪はくりぬいた
状態のもので、ネックレスは一点留めと言われるデザインです。

せっかく高価なプレゼントをされるんですから、
信用あるお店でちゃんと納得して購入なさってくださいね。
きっと、お母様もお喜びになりますよっ。

こんにちわ。私、ジュエリーを制作してます。

くりぬいてある部分のことを、「裏抜き」（うらぬき）と業界用語
では呼びます。

「裏抜き」の目的はいろいろありますが
①あかり取りのため
②貴金属の比重は重いので、軽く仕上げるため
③使用する貴金属の目方を軽くして、コストを安くするため
④使用後に石の裏側などにたまる汚れを落ちやすいようにする
⑤枠の色が石に映らないように（プラチナだと黒っぽく、イエロー
ゴールドだと黄色っぽく見えます）石の裏側を抜いておく

が主な目的でしょうか。
石がはいるものについては留め方の種類によっても、裏抜きしたり
しなかったりします。
②の目的については一概に悪いとも言えず、たとえばブローチやペ
ンダントなどあまりにも重過ぎると、洋服の生地を傷めたり、肩が
こったりすることにもなります。
指輪については一般的に、裏抜きしていないほうがつけ心地はよい
はずです。

このように裏抜きについては一概によいとも悪いともいえないので
すが、重要なのはデザインと着け心地のよさです。
デザインは正面から見たときだけでなく、厚みがぺらぺらでないか
（お値段勝負の安物だと、ぺらぺらの厚みですぐに変形したりしま
す）とか、裏側のくりぬきの形もきれいかどうかとかも含めてで
す。

ペンダントであれば、正面だけでなくヨコや裏側なども見ていただ
いて、厚みがしっかりしているかとかチェーンが細すぎないかとか
もチェックしてみてください。
裏抜きがあればその裏の部分も見てみてくださいね。裏側もきれい
に磨いてあったり、荒らし模様がきれいにはいっていたりすれば、
かなり気をつかって作ってあるジュエリーだと言えると思います。

ちなみにご存知かもしれませんが、アレキサンドライトは変色効果
のある石で、蛍光灯下で青緑系→白熱灯下でワインレッドの色に見
えます。
この「色がどの程度がらっと変わって見えるか」（変わって見える
ほどお値段が高い）によってお値段がきまるようなものですので、
購入される場合は2種類の光の下でぜひ確認なさってくださいね。
ショップの店員さんにお願いすれはペンライト（白熱灯）で見せて
もらえるはずです。

お母様はお幸せですね。ステキなジュエリーが見つかりますよう
に。